2008年05月29日

夏空カナタ

夏空カナタ
夏空カナタ
メーカー ゆずソフト発売日 2008/05/23
シナリオライター 玉沢円、天宮リツ 原画 むりりん、こぶいち
夏空カナタ

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
3 4 4 3 4 3 4
総評 C 69

一言で締めるのコーナー
「気落ちしたい時にどうぞ」


以下詳細レビュー
シナリオ 3点
 『常夏』の島、塔弦島。
主人公、朝倉壮太は、『冬休み』を利用して、叔母の経営するペンションの手伝いをしにくる所から物語りは始まる。
のだが、OHPでかなりネタバレしていらっしゃいます。プレイの際は見ないことを推奨します。
以降の文章はOHPで公開されている内容までのネタバレを含みます。

 共通ルートは短く、ほとんどが個別ルートで構成されています。
攻略キャラクターは3人。
閉鎖的な空間でのお話で、毎年『冬休みだけ』ペンションの手伝いをしにくる主人公の、滞在の瞬間を描いたものです。
そのため、主人公は出戻り的な立ち位置で、交友関係も少ないし、若干閑古な印象を受けます。
その代わり、ペンションでの姉妹との会話や親友との会話は明るさ満点です。

 さて、個別シナリオが大半を占めているため、ここからが本題に入りますが、
従兄弟兼幼馴染の『由比子』、世間知らずの箱入り謎少女『沙々羅』については語ることはありません。
マジギャザやめてよね、とか、そんなこ(ry
メインヒロインの上坂(こうさか)さんに焦点を当てて話していきます。

 上坂 茅羽耶(こうさか ちはや)

実に惜しいシナリオだった!

 そう、物語の構成上、主人公は『冬休み』だけの滞在なので、非常に急ぎ足な展開。
かつ、刹那的な大恋愛を描くには、やはり物足りなかったです。
ただ、はっきりいって、原案だけなら名作級です。
某『消しゴム』じゃないですけど、『三日』という限定条件を上手く使えなかったが、前進する物語。
私は、『恋はデジャブ』という映画の、恋の最善を模索するものが大好きなのですが、
コレは、最初が最善なわけですよ。 分かりますか? これ以降に待っているものが?
私は、更なる最善か、同じ最善が、発狂するまで続くのかと思っていましたが、
時間の都合上か、プロット通りだったのか分かりませんが、全然違う方向へ・・・・(汗

 しかしながら、プレイ中の悲槍シンクロ度はかなりのもので、
緩衝材のギャグが一切無いので、主人公を眺めてるだけで時折逃げ出したくなります。
上坂さんが良い人すぎるし、魅力抜群なので・・・・
こんな、刹那だけど、人生を豹変させてくれる大恋愛、待ってました。
ただ・・・・・もっと全力で全てをかなぐり捨てた感じを出すための構成と、
主人公の(渇望の)思い切りが足りなかったですかね。
ストーリーの長さも。

グラフィック 4点
 ゆずソフト所属、こぶいち氏とむりりん氏が毎度の原画さんです。
今回も、ゆずソフト特有の、ロリ半分・少女半分の絶妙な美少女絵。
EXEよりかは、ぶらばん寄りで、照り返しが顕著になって煌びやかです。
CGチームにむりりん氏が参加しているためかかなり安定しています。

 OPやアニメ、ムービーは、ディクターの、ろど氏ですが、
アニメは及第点、OPムービーはシステムで後述、ゲーム中ムービーは明日キミに似た感じです。

 途中、ツ、ツインテールが!? ぷじゃけるな!!!な展開があって絶望しましたが、
設定に助けられました。良かった良かった(ぁ

音楽 4点
 Famishin氏とAngel Note合作。
BGM自体は作品に非常にマッチしている上、管弦チームとピアノが郷愁の念を誘う出来栄え。

 ボーカルと曲が素晴らしく、ガストで有名な霜月はるかさんと、おなじみ榊原さん

文章(力) 3点
 全体的に質量不足、そして下調べ不足、何より設定が軽すぎます。
奇跡は奇跡でいいでしょうでけど、明確な奇跡の形態をもたせたなら、伝奇のような形で伝えるべきでした。
最後の最後までお茶を濁して説明しないので、描く力がなかったのかと疑ってしまいます。

 上坂さんシナリオ以外は、ところどころでギャグ会話が入り、雰囲気がぶち壊しでス。
由比子シナリオではバカップル囃されルートなので問題ありませんでしたが。

 お二人のうちどちらが描かれていらっしゃるか分かりませんが、上坂さんシナリオだけは序盤〜中盤まで4点です。
気落ちをありがとうございます。
しかもこの手の作品には珍しく、苗字固定という代名詞の拘りっぷり。感嘆。

システム 4点
 基本、吉里吉里ですが、ショートカットキーが使いやすく、ジャンプ機能付属で満足です。
ムービーにはレイヤームービー(?)が使われているため、描画でPCが全く重くならない!!
ぶっちゃけ、うちのLet's noteはムービー再生だけでかなり重い弱小パソコンですが、
止まらないムービーを久々に見ました(笑

 ゲーム中の小波ムービーはなく、演出も弱い印象ですが、背景自体が綺麗なので問題ありません。

熱中度 3点

 上坂さんシナリオ以外の高速読みが異常でした(笑
あのシナリオをプレイしたあとで、他のギャグやら、寸劇シナリオなんてやってられません。
上坂さんだけなら4点。

 また、みるさんですか(汗
伊藤さんはいつもどおりですが、野原ひろし参戦中。
白井さん良い仕事しすぎです。

余韻度 4点
 終わった後、10秒放心して、良かったと思える作品でした。
欲を言えばもっと長く落ち込んでいたかったですね(笑

総評 C
 音楽・絵ともに良好。
シナリオは、根本の設定と超展開を除けば、萌える所か良い意味で痛いです。
その設定の浮遊感を許せるなら、刹那だけど大切で、全てを賭ける意味を持つ―――切実な物語。

 全体が短いわけではありませんが、上坂さんシナリオだけ他の二人の体感時間3倍あります。
それでもやはり上坂さんシナリオの掘り下げも、構成も、物足りないです。

 純粋な萌えゲーではないので、落ち込みたい方、寂寞感や郷愁感を味わいたい方推奨です。
それほど痛烈ではありませんが、静かな痛みを受けることになるでしょう。
個人的には、ここ最近ではプレイしておいて損はない作品だと思います。



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2008年05月24日

CHAOS;HEAD

CHAOS;HEAD
CHAOS;HEAD
メーカー Nitro+発売日 2008/04/25
シナリオライター 林直孝 原画 松尾ゆきひろ
CHAOS;HEAD

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2 5 3 3 1 3 3
総評 D 58

一言で締めるのコーナー
「ふひひww耳が痛いやwサーセンwww」
※ささきむつみ氏の大ファンだから自重しませんwwww


以下詳細レビュー
シナリオ 2点

 DQNとキモオタの目撃!DQNな展開www
何を言ってるか分からねぇと思うが、実際に起こったことをそのまま話したぜ。
マジ、リアルでやられると引くから・・・・・。

 妄想トリガー以外はほぼ一本道って、つ、釣られ・・・クマー(ry

グラフィック 5点

 さすがNitro。チーム力が凄いよね。
KIDなんて目じゃない、というか、原画の松尾氏、全部Nitroチームに描かせてるだろwwww。
まんま、ささきむつみ氏のキャラデザのまま完成されてるじゃねーか(怒`Д´)

 3D技術が極端に上がってるじゃん!? あのポリゴンマッチョ隊はどこにwwww?
部屋の中とかNitroCM自重汁wwww、あと協同製作だからってFateもwwww。 3Dは凄いけど。

 ちょっ!?、ツンデレのセナたんの足コキ(未遂)画像とか、18禁じゃないんだからモチツケwwww。
胸元はだけるなwwww、グロ画像自重wwww

音楽 3点
 OPは神曲だよ、他はダークすぎだけど。
杭を〜打て♪杭を〜打て♪、は、まぁ頑張ってた、キャラに全く恵まれなかったけどwwww

文章(力) 3点
 引きこもりニートを完全模倣した、現代リアルオタクの忌憚ない世界観。を、本気で描きやがったwwww
ただその一点だけは神がかっているといっても過言ではない。

システム 1点
 エロ妄想とネガティヴ妄想の二択が随所にあるのに、スキップするとスルーされる
マジ死ねよNitro、氏ねじゃなくて、死ねwwww。全然楽しめーよ。

 演出とかその他は全部グラフィックに点数まわしてるっつーことで。

熱中度 3点

 七海テラやばすwwww、リア妹キモイとか、マジ氏ねよ主人公wwww
宮崎羽衣さん萌え〜。
マナケミアのアンナとか、ネリコ2のジャクリの収録音量の小ささとか、作品に恵まれてなかったんだねwwww

 主人公役の吉野さんのキモいっぷりは最高っす。
他の奴らは大体メンヘラかスイーツだろwwww

余韻度 4点
 妄想戦士(釘さま)じゃないが、全体的にやりたかったことが分からない。
「剣」である必要性とか、作中作の小説とかなんだよwwww、もっと伏線しろよwwww
Nitroの会社力を無駄なトコに注ぎすぎてるというに。

総評 D
 良くも悪くも、「ふひひwwwサーセンwww」で片付けられてしまう作品です。
非18禁なのを見越した妄想トリガーや、卓越したキモオタ描写は面白かったです。
しかし、ささきむつみ氏のキャラデザをフル活用できるNitroの力が加わっているのに、
物語の方向性が悪く、キモオタな主人公に共感できても楽しめません。
ギャルゲならギャルゲらしくマルチ攻略にしておくとか、キモオタ起死回生ならもっと構成を考えるべきでした。

 キャラクター自体は造詣が浅いので好みが分かれる上、パッシブ主人公と邂逅する機会があるのは、妹の七海とピンクぐらいなもので、
本当に数合わせにしか感じられませんでした。

 コンシューマー声優チームの中で浮いてる(演技を敢えてしていらっしゃった)青山さんでしたが、(いや、生天目+榊原は別として)
本当に浮きまくってて、必要性がキモヲタを特徴付けるための、都合アイテムというだけで、
ユーザーに白い目で見られるのではないのか、本当に心配です。

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2008年05月14日

魔法先生ネギま! 2時間目 戦う乙女たち! 麻帆良大運動会SP!

魔法先生ネギま! 2時間目 戦う乙女たち! 麻帆良大運動会SP!
魔法先生ネギま! 2時間目 戦う乙女たち! 麻帆良大運動会SP!
メーカー コナミ発売日 2005/07/28
シナリオライター たくさん 原画 それなりに多い
魔法先生ネギま! 2時間目 戦う乙女たち! 麻帆良大運動会SP!

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2 4 3 3 5 5 4
総評 C 69

一言で締めるのコーナー
「至高の麻帆良学園シミュレーター2作目」
※管理人、それなりにファンです


以下詳細レビュー
シナリオ 2点

 普通に書くこともないので、ゲーム上のキャラ考察。飛ばして結構です。
ゲームやらないと分かりませんが、自動的にキャラ名と顔が脳内にインプットされる仕様です。

01 相坂さよ…若干の出番はあるばマップ上に出現しないため空気。
02 明石裕奈…木村まどかさんの声が、個人的に合ってないように思う。 運動五人組の一員のため出番は多い。
能力は平均的。毎日イベントこなさないと一周目は話しかけられないため敬遠されやすい。
03 朝倉和美…お馴染みNo.4w。信頼度が下がりやすくイベントも少ないが、数少ない要領良しのため好きなキャラ。
能力は上位に食い込む。瞬発力が高く、リレー選手にデフォで選ばれているパパラッチ。
04 綾瀬夕映…前作バカブラック。運動でも汚名返上できず、今回もつきっきりになる。好きなキャラなのでおk。
初期配置が『ホール』と間近のため非常に関わりやすい。 やっぱりマイナス属性は初期装備。
05 和泉亜子…運動部五人衆が一人。でもマネなので能力は最低ランク。
野中さんの木乃香のぴったりっぷりから、関西弁のキレが異様に悪く聞こえ、影が薄い。保健室ハプニングは今回も有り。
06 大河内アキラ…運動部五人衆が一人、水泳部。無口属性だったが、ゲームではよくしゃべる。
07 柿崎美砂…チア3+1の一人。伊藤静さんという数少ないベテラン声優キャラ。能力は低め。
08 神楽坂明日菜…メインヒロイン、マジックキャンセラー、ヘテロクロミア、ツインテール。
前作バカレッドだが、漫画やアニメのような、私生活や修行でのバカっぷりは一切無く、
勉強が苦手なツンデレお姉さん。いい感じで落ち着きがあり、テレテレ。

運動会では汚名返上、能力高し、初期位置目の前。ただし魔術戦闘に参加しないため、マジックキャンセルの意味がない。
CG枚数がエピソードのおかげで圧倒的に多く、非常に魅力的に仕上がっている。
09 春日美空…運動五人衆が一人、陸上部。アスナと短距離を争う仲。設定が漫画と全く違っているため、見なかったことにしよう。
10 絡繰茶々丸…エヴァの相方。エヴァに付属する形のイベント出演で、今回は空気。能力はオールマイティ。
11 釘宮円…チアの一人。エピはあるが、やはり一番影が薄い。
12 古菲…前作バカイエロー。初期能力が高いため放置されやすい。戦闘のチュートリアル役。それだけ。
13 近衛木乃香…エピが二つもあり、かなり優遇。初期配置も目の前という贔屓っぷり。信頼度は上がりやすいが、能力が最低クラス。
14 早乙女ハルナ…パル。属性か、キャラ特性かは知らないが、信頼度が上がりやすく邪魔臭い(ぁ。
15 桜咲刹那…3〜4巻の時期をゲームにしたという不遇により、木乃香と仲たがいを解くまでにいかない、が奮闘中。
四天王の一人のため能力はかなり高いが、デフォの割り振りが意味不明。
初期配置も遠く敬遠されがちだが、エピがあるので近づきやすい。
16 佐々木まき絵…運動部五人衆、新体操部。運動部エピの中では目の前に配置されており話しかけやすい。
運動部の中では唯一部活能力が高いが、通常のステータスにはさほど加味されていない。新体操に強いだけ。
17 椎名桜子…チアの一人。ラッキー桜子。出番なし、でも一番エロいと思います。
18 龍宮真名…トゥーハンド、浅黒、184cm、四天王、トップ4、たつみー隊長。
『屋上』配置が微妙に届きにくい。まほら祭までは完全にナリを潜めているという設定のため空気。
19 超鈴音…ちゃっかり設定どおりの最強キャラ。文武ともに文句なしのトップ。たつみーすら届かない。
エピでもしっかり伏線張っており、ゲーム・漫画と一番リンクしてくれちゃう。 でも育てる必要が無いので話しかけもしない。
20 長瀬楓…前作バカブルー、汚名返上。『クラブ棟』初期配置のため放置されやすい。
21 那波千鶴…コタ君がいないとトコトン微妙。肩が凝りやすいのかストレスが溜まりやすいように思える。
22 鳴滝風香…ツインの方。瞬発高し。ねばりなし。やっぱり初期位置が遠い。能力がそこそこなので放置。
23 鳴滝史伽…お団子の方。協力高し。マイナス属性が痛く、全く信頼度が上がらない。魅了しまくるしかない。
24 葉加瀬聡美…エピはあるが、やはり空気。
25 長谷川千雨…ネットアイドル。アンケ人気は高くないが、漫画同様優遇されすぎ。イベントも豊富。声の使い分け巧すぎ。
26 エヴァンジェリン…今回は味方。大きくなりません。能力が最低ランク、べったり張り付けます。
単独エピソードを持ち、イイハナシダナー、となるが、原作では性格や属性が多様化してよく分からないキャラに。
27 宮崎のどか…能登さん。能力が最低ランクなのでよく出会うが、夕映に出番を取られる。原作通り。
ゲームの都合上、未だ仮契約の仲ではないため、基本的に空気。 エピでは、パルと夕映という選択肢が他に用意され霞んで見える。
28 村上夏美今回の主人公といっても過言ではないほどのエピソードを持つ、ダークホース。
能力は普通以下だが、運動会準備を全くといっていいほどしないため干渉しやすい。
29 雪広あやか…マイナス属性『お嬢様』が枷となっており、外すと最強クラスの能力。アスナタッグは健在、出番も豊富。
魅了したときの台詞がかなりキワドイ(笑
30 四葉五月…空気。
31 ザジ…能力は高い方、でも空気。

グラフィック 4点

 前作流用が目立つが、
モロパン、モロブラを、2Dと3D両方で完備した問題作。
マップ上では、エクサルマティオー(武装解除)でひん剥けるし、2Dで雨に濡れたら・・・とか、騎馬戦で脱げた・・・とか。

 キャラによって大きく数が異なるが、立ち絵の数が豊富で見ていてあきない。
3Dモーションや造詣もかなり作りこまれており、のめり込める事間違いなし。

 2D画像は、最近発売のDSソフト等のアニメ二期系ではなく、原作に沿ったフルカラー。漫画を読んでいるような感じ、か。
赤松さんが描いていらっしゃるわけではないが、十二分のクオリティと総数。
というか、アスナさんの髪の色・・・・を使ったモブキャラ達が可愛すぎる(笑。 あの色は魔力だ。
運動会当日の名無しキャラ達のデザインが良すぎます。

 
音楽 3点

 魔法じかけは恋のライバルという主題歌が強烈。
しかし、OPではinstrumenlだけで、歌詞有りの、スッキ♪好き♪アイーシテルわっ♪、のフレーズがEDしか聞けず無念。
さすがにハピマに勝る勢いとは言わないが・・・・二人だし。

文章(力) 3点

 春日の分を抜けば及第点といったところ。
ただ、アスナさんはこっちのキャラの方が安心してテレテレできるのは確か。

 今回の主役級エピソードだった村上夏美は、ぜひ漫画でも取り上げてほしいと思いましたね。演劇部のネタってなかったように思うし。
ほら、あれじゃん、トップ4はあれとしても、風香みたいな名台詞残せるから。

システム 5点

 誰だよ!? 完全AIシステムでネギまのゲーム企画立てたの!?
天才です、どうもありがとうございました。

 周回プレイ前提で、クラス全員の『属性』『能力値』『信頼度』を休み時間と放課後に変えまくって遊ぶ3D+2DアクションなのにシミレーションADV。
今作はクラスの運動能力を強化しまくって、高等部のドッヂ部に運動会で勝つことが目標。
エロイ属性つけまくったり、運動能力上昇属性つけまくったり、信頼度カンストさせたり、コスプレさせたり、更衣室監禁とかやりたいほうだい。
タックル後、押し倒して土下座ポーズでのしかかったり、そのまま他の女性との足元を這い蹲りまくったりと、
とても10歳の少年がやるような・・・・いや、10歳だから許される原作に忠実なCERO崩壊ゲー。
もはやパンチラは日常化しています(笑

 戦闘・・・というか魔法入力と移動がかなり困難で、最終戦の難易度はそれなり。
今回はパートナーがいないのでソロプレイ。きっびしー。

 能力上げシミュレーションがかなり楽しく、クラス全体の底上げ、運動不得意キャラをがっつり鍛えたり、と数値の変動に喜びを感じる方には最高の品。

 ただ、マップ移動のロード時間やら、一週目日曜の無駄なエキシビジョンやら、Lボタンのスキップの遅さといった、ユーザーズビリティの脆弱さが目立ちます。
もう少し快適にプレイできたら神ゲーになりえたわけです。

 キャラ登場時に、キャラ画像上に、出席番号と名前が毎回表示されるためネギま初心者にかなりお勧め。
ADVシステムとしては悪いほうだが、フェードイン・アウトと同時登場数の能力が高いため、画面は映えている。

熱中度 5点

 これはいい意味で酷い。
寝不足間違いなしなゲーム速度。 一周目20時間、二周目も属性やらあれこれやると20時間。
今回は全員分のEDがあるので二周目からやろうとすると、全休み時間スキップでもプレイ時間が酷い。
能力値以外は積み上げゲーなので、どこまで積み上げて楽しめるかがミソ。
運動会優勝するまで楽しめるのは確か。 好きなキャラ2〜3人クリアして終わるのが吉。 やりすぎると死ねます。

 ちなみ私ぁ、木乃香(偶然)→アスナ→夕映→エヴァ

余韻度 4点
 とてもPS2のソフトとは思えないほどのネギまゲー。
ガンパレを髣髴とさせるAIシステムと、原作に忠実な画が肝か。 クラス一丸となって全力で挑む勇士には感動すら覚える。

 発売時期が不遇というか、後作に受け継がれない幻のシステムを乗せているせいか、知名度も微妙で、シナリオも薄い。
キャラも完全に立ってはいない。非常に惜しい作品。
ゲーム自体はファンでもファンでなくてもかなり楽しめるのだが・・・・・・・。ゲーマーとしてはプレイすべき作品。
ぜひ現段階の漫画進行度を受け継いでこの企画してください。

総評 C
 Bに今一歩及ばず。
でも十分楽しめたので大満足。

 中古だと1000円ぐらいで買えるうえ、ベスト入りしているので入手は容易。
前作未プレイの方は手にとってみると新しい境地が見えるでしょう。
漫画より先にプレイしても、キャラクターが掴める便利品。でもその際は前作を推奨。
三巻まで読んであるなら2時間目からで大丈夫。

 キャラ的にはやっぱりアスナさんが一番かなぁ。漫画ではそうでもないですが、このゲームだと、しっとりとした優しさがあるので。
ゲーム中じゃ、たつみーの3Dキャラがデカく(184cm)て引いてしまったりと、キャラ毎の格差が激しいのは否めませんが。

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2008年04月29日

11eyes -罪と罰と贖いの少女-

11eyes -罪と罰と贖いの少女-
11eyes -罪と罰と贖いの少女-
メーカー Lass発売日 2008/04/25
シナリオライター LEGIOん、剣技マナ、獅子雰麓 原画 萩原音泉、ちこたむ、小沢悠、鳴海ゆう、KENGOU、ぞうあざらし
11eyes

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
4 3 3 5 2 5 4
総評 A 80

一言で締めるのコーナー
牡籥かぎかけとざ総光そうこうの門―――」
※皆も一緒に、両指開いて眼前で前後に交わそう


以下詳細レビュー
シナリオ 4点

 大絶賛。

 主人公と幼なじみは、突如、現世から切り離された『赤い夜』に取り込まれる。
そこには異形の化け物が跋扈し、血肉を喰らおうと襲ってくる。
死を覚悟した瞬間、彼らは現世へと帰還する。
『現世』と『赤い夜』を交互に過ごすことに主人公らの命運やいかに・・・・・。

 と、最初の2時間程度プレイしてみると、突拍子も無い設定で、「ありえねぇよ」と一蹴してしまいそうだし、
いい感じで主人公が厨二病で屋上で浸っているので嫌になってきますが、
メインヒロイン、草壁 美鈴の登場から劇的に面白くなります。

 やはり今作のポイントは、著者の見識、下調べによる、卓越したユーザー導入にあると思います。
『赤い夜』に違和感絶大でも、美鈴先輩が懇切丁寧に呪術・魔術解説を展開してくれると、それだけで物語にゾッコン。
世界観を容認できる人だけに楽しめる、ではなく、世界観を容認させてくれた上で楽しめる物語。

 全体のシナリオは、共通シーンが95%を占め、キャラシナリオは空気。
クロスビジョンというシステムで、他者視点を楽しめるが、分岐がほとんどなく、EDの各語りがないためこれも空気。
サブキャラや、非攻略キャラの後日談やら色々と見たかった。ファンディスクに期待?
ちなみに非18禁でいけそうなくらいに、Hシーンがとってつけたような感じです。

 この作品、主人公が猛烈に厨二病で気持ち悪いのですが、
シナリオ構成が上手く、某武器とのえにしが強く、その伏線もちょこちょこ入ってくるため、
ユーザー共々盛り上がり、「走れ○○!」とか言いたくなります(ぁ
その某武器自身も絵受け・ユーザー受けが非常に良く、決して最強ではないものの、描き方が無二の相棒刀。
美鈴先輩自身の造詣と関係性が深いため、主人公とあわせてベストカップル。

 一周目は美鈴先輩ルートを強くお勧めします。

※以下キャラ(シナリオ)別レビュー。(Trueがないので個別は任意で終了可能)

草壁 美鈴(CV:はるか)
真ヒロイン。 正義レッド。 美しくもカッコいい。 名(難読)台詞多数。
若干ツンデレの気があるが、ただの潔癖症か。 常に(シナリオ)優遇されてるが、活躍ありきなので納得の人。

なんとかゆか(CV:安玖深 音)
足手まとい→知能障害→邪魔→○○デレ→存在の価値なし、という進化をとげる。
幼馴染だが、いてもいなくても関係ない最低の人。シナリオも完全に空気。

広原 雪子(CV:みる)
同社のマスコットキャラ「広原一族」の一人。 マシンガントークと雑学ネタは劣化月子。
絵が酷く、四肢のバランスに目も当てられない。感動の挿入歌も だ い な し だ ぁ。
シナリオも、キャラクターの個性も、空気となっているため、いらないキャラ二号。

なんとか菊理(CV:???)
なぜか普通の学校に通っている、エロゲ設定な緘黙のお姉さん。
彼女だけ設定が完全に無視されてて、理由付けも一切なく、しかも○○ネタなので好き嫌いが分かれるかと。

百野 栞(CV:井村屋 ほのか)
シナリオは存在しないが、(一番濃い)Hシーンがあるお方。 とことん空気。
本当にシナリオがないので、彼女を攻略する場合は菊理先輩と同時攻略推奨。

田島 賢久(CV:森久保 祥太郎)
どこをどう聞いても森久保さん。キャラは非常に良い。不良な良い人。
のに、一番不遇なキャラシナリオ。

リゼット(CV:RINA)
水晶の中の人。 キャラデザが非常にエロ萌えだがシナリオは存在しない。
デモベのアル・アジフと何とか党を足したように見えるのは私だけ?

グラフィック 3点

 まず最初に思ったのが、『黒騎士』のデザインが、金子 一馬じゃね?、ということ。
某デザは、ぞうあざらし、という方で全くの別人だそうです。
中の発言でも『ペルソナ』発言ありましたが、ちょっちメガテン、DDS寄りなのには違和感有り。
いや、カッコイイですけどね。でもアワリフィア様の空気っぷりは凄い。

   他のキャラクター原画ですが、まぁ、うん、五人いらっしゃって受け持ちがバラバラなわけですが、
雪子が圧倒的というのが。 某感動シーンの影絵も最凶です。
全体的に立ち絵が丁寧に違和感を抑えた仕様な分、一枚絵で各原画さんの癖が大きくでてしまっています。
しかも、一枚絵の方が上手かったりするのだから実に惜しい。
戦闘は一枚絵の拡大、回転、振動、エフェクト合わせと、多彩に魅せてくれます。

 凝った演出、ということでしたが、立ち絵の総数が多い、というだけに感じました。
さすがにFateのようにブンブン動いたりはしません。

 
音楽 3点
 坂元昌一郎さんソロ製作ということですが、
BGMとSEの同時作製は厳しかったのか、剣戟、鍔迫り合い等のSEが少なく聞いててガックリします。
BGMにこれといった名曲はないが、赤き死のワルツを始めとするバックコーラス曲が奇曲な雰囲気で良い。

 OPのLunatic Tears…は聞く分には名曲ですが、(例のひぐらし、彩音さんですし)
他で一切使われません、挿入歌も絵で盛り下がり。

 全体的に曲の使い方が悪いと感じました。instrmentalでも、OP曲でも、ガンガンいこうぜ!!だと良かったです。

文章(力) 5点
 語彙力に脱帽。 熟語しかり、当て字しかり、詠唱しかり。
日本人に生まれてよかったと思える一時というのは、日本刀の解釈に憧れ聞ける所でしょうねぇ。
その他、天地開闢説から記紀神話、プラトーンの説から五行思想、さらには名刀解説まで。
大きく区分けするなら、西洋魔術から東洋陰陽術までガッツリ網羅。
自力と地力と実力じつりきを見せられては感服するほかありません。

 また、多分に才能がもれ出ている、日常のウィットのきいた会話を素晴らしい。
オナニーの起源を(悪友が)語りつつ、誤謬だと真説を説くとか、どんだけですか。
バカっぽい匡・森久保さん・主人公も存分に知識人ネタを披露してくれます。

 戦闘描写は、うん、これで良かった感情的背景描写。
下手に剣筋やら流派太刀ネタをいれたらアリスマチックの二の舞ですから。
語彙十分のおかげで迫力と過熱さ満点。

 意外にもパロネタが入っており、ひぐらし・ロミオ・ガンダム・マチコ先生などなど
笑いもとれて十二分に楽しめます。
やはり、日常と非日常のメリハリの効いた舞台を仕上げたのが素晴らしかった。

 Hシーンは他の方が書いていらっしゃるのか、LEGIOん氏にはありえないほどのミスがあった。

システム 2点
2008/05/06改訂

 他者視点を楽しめるクロスビジョンは使い勝手が悪く、解禁場所が把握しにくいです。
また、主人公視点もクロスビジョン可能ですが、その地点にジャンプできるわけではないのが惜しい。

 前後選択肢にジャンプ可能。
・・・・・2点は通常スキップ使用時なので、これだと総合点あがっちゃうんですけど。
元々総合高いので、他の項目に分散加算して極限までに収まったということで。

 セーブ箇所は非常に多く安心。
ただ、二択BADENDがほとんどで、3daysみたいに痛い描写が意図的に削られたのも勿体無い。

熱中度 5点

 長さが気にならないほど熱中できます。
恐らく、普通にプレイする場合、一周20時間〜30時間かかるでしょうが、飽きることなく全力疾走できます。
幼馴染にムカついても、美鈴先輩と森久保さんが癒してくれます。

 ちょっちどころか、恋愛要素がばっさり切り取られて、最後にくっつけられている感じなので、
それを是とするか、非とするか・・・・・・。

余韻度 4点
 ラストがとっても、あちゃぁー、な感じですが、やはりそこまでの道筋が良すぎましたか。
失速するのではなく、途端に墜落したままENDになりますが、一瞬ですので気になりません。
精神的に痛かったりは全くしないので安心。

   全体が非常に濃い"楽しさ"を提供してくれ、シナリオも十分、傑作といわずして何と言おう。
キャラシナリオが空気ですが、そこらへんは美鈴先輩シナリオだけクリアして、菊理先輩で(一応)補完でおkです。
中盤から終盤にかけての美鈴先輩と某武器との縁は、ユーザーの心を鷲づかみにしてくれるでしょう。
友と明日のために駆け上がれ――――這い上がれ―――

総評 A
 おめでとうのA評価。
意外にもギャルゲー要素が皆無で、移植を狙ったかのような付属的Hシーン。
その代わり、熱狂のバトルシーンと、識度MAXでお送りする、友情熱血逆転ADV。
潤沢な筆力により、シーンの描写が鮮烈・洗練されており、どのシーンでもガツガツ読めます。

 私自身、主人公の某武器に(某文献の影響で)妙な思い入れがあったので1.2倍楽しめました。
ただ・・・・・・このゲームをプレイすると、伝記ADVやファンタジー系ゲームの文章の敷居が高くなって、
他のゲームが楽しめなくなるという弊害が起きます(笑
同時期アルトネリコ2消化してましたが、ゴミすぎてやめたくなりました。

 プレイ後、千鳥や千鳥――伊勢の赤松を、とか、十五雷正法二直じゅうごらいせいほうにちょく――禁!、と言いたくなるのはご愛嬌。

 ファンディスクは、スペルビア恋路坂や、リゼット睦言語録、とかお願いします(死

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2008年04月22日

Routes Portable

Routes Portable
Routes Portable
メーカー leaf発売日 2007/01/25
シナリオライター 永田和久、まるいたけし 原画 カワタヒサシ
Routes PORTABLE Routes PE

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
3 3 5 4 4 4 3
総評 B 71

一言で締めるのコーナー
「釘さまメイン、現行最高峰のゲーム」
※原作かなり昔にプレイ済み。
※メインヒロインは、湯浅 皐月(VC:釘宮理恵)、ツインテール、ノリ暴虐デレデレ

以下詳細レビュー
シナリオ 3点

釘さまが下ネタを連発して下さいます。

「ツッコムのはあんたの役目でしょ!?」

グラフィック 3点

釘さまが罵倒して下さいます。

「あんたがあまりにも変態丸出しだから引いてんの!」

音楽 5点

釘さまがデレデレです。

「・・・・・・だっこ・・・・・・」

文章(力) 4点

釘さま、素でノリノリです。

「あ、いやいやいやいやいやww、グッっと来たよ、グッとw。  もうね、メロメロwww。抱きついちゃったりしてもいいw?」

システム 4点

釘さまがバカップルです。

「じゃ・・・・・・今日の夜も言ってくれる?」
公衆の面前

熱中度 4点

釘さま、今日もやりたい放題です。

「この絵はきっとまわりから見てカッコ悪いと思うよ〜」

余韻度 3点

釘さまがエロいです。

「だって宗一ってば、いっつもこうやってお馬さんごっこすると喜ぶんだもーん!」

総評 B
 とりあえず、何を言ってるのかワカラネェ、という方は、
googleで「釘宮日野」とか「釘宮 日野 まとめ」でどうぞ。ラジオ聞けば一発ですが。

 重要な事なのでもう一度いいますが、現行の販売ゲーム中で、最も釘宮理恵さまが輝いているゲームです。
シャナ? ルイズ? アリーゼ? アル? ティオ? 遥? 伊織? ネーナ? 神楽? エリカ? マルタ?
りせちー? ナギ? 大河? キーア? だじぇ? アスタロッテ? 風穴? 幸村?
そんな奴ら目じゃねえよ!!
釘さま、キャラ造詣に恵まれていらっしゃいますが、シナリオやキャラの待遇に恵まれておらず、
りせちーの放置感や、シャナ・ルイズのテンプレ感、そして、ツインテールキャラが悉く(私の)趣味に合わず、
三千院ナギぐらいしか魅力的ではありません。
そんな中、ツインテールでツンデレな皐月が攻略できるのです!!
しかも、キャラ造詣、キャラシナリオも抜群で、PC版なら脳内変換で☆※(自主規制)できちゃうんです!!
結論から言えば、釘さまキャラを選ぶなら、私は、湯浅皐月、だと言うことです。

 ごめんね、あまりに前のデータだったからDランクになってたRoutes。
釘さま抜きにしても、PSPADVとして完成度は高く、総合30時間は遊べる優れもの。PS2版も同様。
ノリで突っ走る情動型、熱血ラブコメ漫画風の表、永田和久氏のシナリオと、
思考型、見識で支える裏とTrue、まるいたけし氏のシナリオのギャップに耐えれればA+。
私は裏に耐えられませんでした。

 新規、松岡由貴さんシナリオは、内容が非常に薄い。
が、釘さま裏ルートといっても過言でないほど、デレない釘さまにデレデレルート。
表のイチャイチャっぷりにさらに加点となる内容。

 唯一五点を獲得している音楽項目、原作OPRoutesに代わり、Remote Viewingが使用されているのは減点だが、
あなたを想いたい君をのせての名曲っぷりは健在。instrumentalは頭から離れない。
石川真也さん、下川直哉社長ペア恐るべし。

 問題はセーブデータが三つおき表示で、スクロールに連続ロードが入るため非常に使いにくい点か。
PSPのセーブデータ管理で十分なのに、わざわざインターフェース作られてて余計なお世話です。

 ていうかこの作品も釘×間島、釘×伊藤静だよね。
主人公まで完全フルボイス仕様。 メモオフ1プレイ済みでも、先入観拭い去ってくれる演技力、間島さん。
プリニーっす!!

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2008年04月21日

英雄伝説「空の軌跡SC」PSP版

英雄伝説「空の軌跡SC」PSP版
英雄伝説「空の軌跡SC」PSP版
メーカー 日本ファルコム発売日 2007/09/27
シナリオライター 竹入久喜、佐藤広隆、他 原画 長尾一樹、他多数
空の軌跡SC

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
3 3 5 2 2 3 3
総評 C 60

一言で締めるのコーナー
「ヨシュアを墜とすゲームだと思っていた」
※FCプレイ必須。FCプレイ後前提のレビューですがFCのネタバレは控えめ

以下詳細レビュー
シナリオ 3点
 全然、「完」、になってないので内容は置いておいて余談から入りますが、
何故RPGなのにここでレビューしているかというと、
私はこのゲームに、これ↓の瞬間を期待していたわけです。

空の軌跡SC ←これ

 さて、さらにスルーして内容に入りますが、
執行者登場後の展開がいまいち、の一言。
もうさながら、四天王顔見せ→まだ決着の時じゃない→ここは退いておいてやる、のループ集。
またあの人が良いトコ取りですよ、勘弁してください。

 世界観自体は非常に良くできており、リベールと帝国間のお話、
特に、帝国は一枚岩ではない+オリビエの魅せ方はSCの中でも随一であると思うが、
帝国編は含まれておりません。ご了承ください。

 SCのストーリー路線としては、正遊撃士となった主人公が力をつけてゆき、
国を巡回して情報を集めて、《身喰らう蛇》を倒して、
「ヨシュアを、どう攻略するか」のはずだったのだが、
・・・・・・・・・・・・・アレ?

 なんか、この設定勝ちゲー・語らないゲー、って、ガンパレを彷彿とさせますね

グラフィック 3点
 椎名さんが書いているのはパッケージイラストだけです。
個人的に言えば、椎名さんは巧すぎて、ゲーム内画像とのギャップに苦しまされます(ユーザーが)
特に(旧作)パケ絵の、エステルが両手を広げて回ってる(?)が、あまりにゲーム内画像とかけ離れていて、
困惑した方も多いはず。
実際のゲーム内画像は、結構萌え寄りで、萌エステル化(幼少時)してたり。

 2Dキャラ画は前作の流用が多く、原画のデキのバラつきが激しいです。
3Dは、流用されてるの前作まんまですが、テクスチャがデフォルメ化しすぎです。
とにかく、キャラクターが、八方向に動けるドラクエYレベルで、
視点回転を取り入れたがために、背景一様のクオリティには遠く及びません。
キャラの二頭身に合わせた世界観になってしまっているのもマイナスか。
非常にこじんまりとした印象を受けてしまう。

音楽 5点

語ることはございません

文章(力) 2点
 「あんですって〜〜!!」
と、関西弁や外来語を抑えるだけで、ファンタジーとして及第点になったと思います。
これらのおかげで(ツインテール)エステルの魅力が7割減です。

 本当にこの点だけはライターを責めざるおえなく、ファンタジーRPGなのに、
日本特有の方言やカナ文字外来語を並べ立てるんです。
私個人の価値観なのかもしれませんが、「なんちゃって」感を主題に盛り込んだ、
脚色異色RPGなら分かりますよ。 「遊び心」だと分かりますから。
でもね、空の奇跡は、正統派RPGで、設定も凝っているし、「本気」が感じられるんです。
そこで、この出鼻を挫く気満々の文章……。
キャラ立てしたいのは分かりますが、そこをライターの語彙力で徹底して欲しかったです。

システム 2点
 簡単に言うと、アーク2のギルドシステムと、FFZのマテリアシステムを足したようなもの。
マテリア=クオーツ、ギルド=遊撃士協会。
アーク2ほどではないが、サブシナリオとしての遊撃士の仕事が面倒くさい。
クオーツは、キャラ毎にスロット性能に優劣があり、明らかにオリビエの(アーツとスピード)が強い。

 戦闘は、アクションタイムバトル。
ゼノサーガ1のシステムに非常に近い、ターンボーナス+割り込みバトル。
SCでは協力割り込みが可能になって、CPが有効に使えるようになった。

 戦闘バランスはあまりよくないと思います、ね。
まず、敵のほとんどが、全ての状態異常無効付き。
前作で猛威を振るった100%混乱技が、4倍消費+詠唱時間増大にもかかわらず無効化される始末。
味方は、一撃必殺や石化、睡眠、混乱、とやられ放題。
ただ、SCではスピードダウン耐性の敵が少なく、ずっと俺のターンができるのが救い。

 また、今作も前作同様、固定メンバーが後半につれて多くなる。
レベル上げとクオーツ集めが容易になったものの、やはり器用貧乏が固定メンバーだと厳しい・・・、ヨシュアは別格だが。
特に、八章のやり込み時に、オリビエが離脱中というのが一番痛い。

 ディスク二枚化により、最低三回の交換が必要。
その他、「空の軌跡」なのに前作同様歩いて周る章があったりと、移動手段が際どい。
しかし、歩行移動スピードはそれなりだし、敵接触無効も容易に手に入る、フィールド音楽も良い。

 全体の印象としては、
非常に古臭く感じてしまうシステム。
もう少しユーザービリティを優先して欲しかったです。

熱中度 3点
 私は四章終盤で投げたあと、『空を見上げて』購入。
表紙にウキウキしながら終章まで。

 後半、四天王のテンプレート的な行動や、ボクっ子の邪魔っぷりや、
メインテーマのアレンジばかりでかなりマンネリ化しましたが、
シャインニングポム(はぐれメタル)のランダム出現化のおかげ、遊撃の仕事、全スルーでいけました。

ストーリーだけを追って、およそ30時間。

余韻度 3点
 とりあえず、求めていたシーンは見れたので良しとしましょう。
関西弁のアイツや父親はどうでもいいや。

 空の軌跡自体は完結したのか、してないのか、良く分からないまま了。
3rdは外伝らしいですし。

総評 C
 隠し感想として、何故このゲームは18禁じゃなかったのだろうか、というのがありますね。
というか、過去ストーリー、ほとんど18禁仕様なんですが(汗

 王道系のストーリーというより、あえて曲げて作った準王道系(未完)
今作でも、前作でも、非常に印象的に使われる、エステル代名詞。「お日様みたいに眩しかった君」
このクサさを感じてテレテレ(エステルと同調)するだけでもプレイの価値有り。
アスナさんとか言わないように。

 私事:  英雄伝説は空の軌跡が初めて。 檻歌は途中で投げましたし。
FCをプレイした人間は、SCをやらずにいられない、そんなFCのラストに感化されてのSCプレイです、もちろん。
バトルボイスしかないので、斎賀ヨシュアや子安オリビエ、緑川レーヴェに稲田ジンが全然楽しめません。
あの容量なんですからフルボイス化して欲しかったです。
巷でも好評のfalcom音楽、歴史に残る名曲が収録されているのでFCだけでもプレイ有。
サントラ買うならスーパーアレンジバージョンがお勧め。OSTならSC版を。
3rdは確かにCry for meが良すぎるが。
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2008年04月17日

かみぱに!

かみぱに!
かみぱに!
メーカー Chochette発売日 2008/03/28
シナリオライター しんたろー 原画 ヤマグチノボル、秋史恭、北川晴、Hatsu
かみぱに!

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2 4 4 2 3 1 2
総評 E 46

一言で締めるのコーナー
「艶やかな果実の中身は、空洞でした」

以下詳細レビュー
シナリオ 2点
 神様パニック(?)、略して『かみぱに』
現代に顕現した神、古依(VC:安玖深 音)を居候させることから始まる物語。

 前半は若干軽いノリの日常から、妹に罵られる日々を淡々と描く。
中盤はゆったりと加速する恋愛を描く。 後半は各々の問題についてのシリアス。

 シナリオ自体に特にギミックはないが、『謎』が提起されており、それを解決することがTrueへ繋がって行く。
  が、キャラ攻略が解禁制になっており、初期攻略メンバーでは謎は残る仕様。
まぁ、特に語ることはないのでキャラシナリオ毎にどうぞ。

 片瀬 恵(VC:風音)
幼馴染。 一枚絵で隠れツインテールだと気づかせてくれる。
どう考えても真ヒロイン、二番目にお勧めです。

 香春 瑞希(VC:佐本二厘)
妹。 血筋関係は完全にスルーされている・・・・・。
そのため、妹特有の背徳感が一切なく設定を殺しています。 ただのツンデレ。
でもデレデレなのでお勧め。

 霧島 及々香(VC:椿鈴音)
お惚けお姉さん。 この天然具合は大好きです。 でも(シナリオ的に)スルーされました。
実は作中の○○キャラという設定でした。本人のシナリオではやっぱりスルーされましたが。

 九条 天音(VC:桜川未央)
青ツインテール(極大)。 兼親友役なのだが・・・・(シナリオ的に)恵まれていませんでした。

 神(VC:安玖深音)
「〜〜じゃ!」が、ナントモ・・・。 あぐみさん普通だと可愛いのに・・・。
恵にシナリオを取られた感が強い。
True要員のため、この(ロリ)神を好きになれなければ恐らく−20点。

グラフィック 4点
 チームが変わったからか、彩色時の虹彩の光が抑えられており、
表情が(悪い意味で)落ち着いてしまったように感じました。
また、立ち絵が全体的に癖が大きく、一枚絵とのギャップに違和感を覚えます。

 それを抜きにしても、しんたろー氏の原画は美しいですが。

 印象に残った絵、というのが、天音が手をアゴに当てている立ち絵で、
こう、何ていうか、両脇で胸を強調する感じ+胸の隙間に腕が入る感じで、胸の形が変わっているのが、
細かい所ながらいいなぁと思いましたね。 服装が違ってもしっかり表現してましたし。

 主人公の髪型が、最強の弟子ケンイチに見えなくもない(笑

音楽 4点
 マッツミュージックスタジオ製作。
―――存外素晴らしかったです。

 Ritaさんの歌うこれからmemoriesから始まり、
郷愁のピアノ曲おわりのはじまりや、起死回生の記憶の欠片
快活な印象を与えてくれるピアノ+打ち込みのHappy EverydayGo Shopping!
さらにジングルの切り方も非常に気持ちいい。

 楽曲数は少ないものの、ADVの音楽としては完成形だと思います。
喜怒哀楽がよく表現されており、メインの旋律もメロ〜サビと美しい。ボーカル曲もいい感じ。

文章(力) 2点
 はぁ・・・・・。
そうですねぇ、キーワードを挙げるとするなら、
冗長、平坦、鈍感、中身なし。

システム 3点
 キャラルート選択シーンのプログラムや、シーン合間のカット画像とか、全体の装飾とか、
システム周りは美しいものが多いが、機能的には普通です。

 キャラクリアをすると、そのキャラは無条件にルート選択可能となり、
全クリ後はスタート直後から、どのキャラルートにでも入れるという親切具合でした。

熱中度 1点
 久々にスキップ全開でいきました。
ctrl押しながらでも、内容の把握には困らないというのも困りもの。
しかし、ここまでスキップしても10時間は軽くかかったように思います。
よく途中で投げ出さなかったものだ・・・と書こうと思いましたが、1時間毎に投げて拾ってました。

 どうでもいいですが、一色さん、こういうキャラの方がいい仕事してます(笑

余韻度 2点
 別に、ゆきうた、とか、アキハバラ学園、とか、暁の護衛、とか、と較べ(れ)るわけじゃないですけど、
ここまで長くて実がないのならば、潔く小ネタ特集で笑わせていただけたほうが良かったですよ。

 ctrlを駆使してもツラク、真面目に読むのにも時間がかかりすぎます。
何か途中途中で投げて、カービィやWAXFのサントラ聞いてた私はさらに時間がかかりました。

総評 E
 ものっそい時間がある場合でのプレイしかお勧めできません。
通常のシーンが、笑いなく、シリアスなく、ラヴなく、ユーモアなく、雑学なく、のため億劫。

 絵はキレイだが、キャラデザと立ち絵が好みでない私は厳しかったです。

 点数的に悪いですが、それはラストまでプレイした場合。
瑞希ルートだけならCの下でしょう。恵はルート解禁に時間がかかります。
『謎』にやきもきさせられますが、たいしたことはないので最終ルートまでプレイする必要はありません。
好きなキャラクターをクリアして終了しておくべきです。

 正直な話、この作品は私にとってレビューするべき作品ではなく、切っておくべき作品だったのでしょう。
プレイ途中薄々感じてはいたのですが・・・・・・哀れ自分。

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2008年04月15日

Princess Frontier

Princess Frontier
Princess Frontier
メーカー AXL発売日 2008/03/28
シナリオライター 北側寒囲 原画 瀬之本久史
Princess Frontier

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2 3 3 3 4 4 3
総評 D 59

一言で締めるのコーナー
「岸尾さんゲー」

以下詳細レビュー
シナリオ 2点
 丁寧であるが故に、構成・展開が読めてしまい予定調和に。

文章(力) 3点
 同時期に二作を手がけたからかどうかは分かりませんが、明らかに現代編、予習不足。
『空の軌跡』の文章崩壊に絶望してた私としては、ファンタジー作として到底許せません。
ドラクエのライアン辺りが「マジで!? ちょーラッキーですな☆」と言ってる感じ。
まぁ、作風が岸尾さんのためのパロ文になっているので分かる気もしないでもないですが・・・・・

熱中度 4点
 伊藤健太郎さんはもうあのノリで押し切る方ですからいつも通りですが、
岸尾さんが、パロディ尽くしネタ尽くしの狂演。 素晴らしすぎる。

総評 D
 プレイして感じることは、
「あー、ここで村人の信頼を勝ち得るのねー」
「あー、ここで主人公のことを意識しちゃうのねー」
「あー、ここでヒロインのルートに突入なのねー」
「あー、ここで告白なのねー」
という一寸先は光明の下な感覚です。

 ファンタジーとしては失敗しているが、声目当てなら、演出共に優良なギャルゲー。
シーンカットも可能なため一周目以外はスルスルいけます。
ただ、ちょっち立ち絵が独特で、一枚絵やSD画に負けっぱに感じました。

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2008年04月14日

戦乙女ヴァルキリー2「主よ、淫らな私をお許しください…」

戦乙女ヴァルキリー2「主よ、淫らな私をお許しください…」
戦乙女ヴァルキリー2「主よ、淫らな私をお許しください…」
メーカー ルネ発売日 2008/03/28
シナリオライター K-TOK、大神キリン、そのだまさき 原画 田丸まこと
戦乙女ヴァルキリー2「主よ、淫らな私をお許しください…」

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2 3 3 4 3 3 2
総評 D 54

一言で締めるのコーナー
「構成負け」
※前作はプレイしていません

以下詳細レビュー
シナリオ 2点
 ランスの方向に転ぶと思っていのだが・・・・・・

文章(力) 4点
 パロ・エロ・北欧神話ともに充実。

システム 3点
 シーン回想を自由に組み合わせてプレイ可能。

熱中度 3点
 声優さん、熱演しすぎ(笑。
ただ・・・一色さんがメインなのは(個人的に)先入観と違和感を拭えなかった。

総評 D
 どういう用途でプレイするか(?)で評価は大きく変わってくるでしょうが、
CGチームに統一性がなく、絵崩れが激しかったりするのでびめお。
立ち絵も前作の使いまわし(?)なリオレイアが浮きだって見えます。

 シナリオは、まぁ、サテライトキャノンだろうが、ヤムチャだろうが、それはいいんですよ。
問題は、唐突に、何の脈絡もなくEDに入ってしまい、整合性が完全にスルーされてしまう点。
初回プレイなんて、レイアLv5、ワルキュLv5、アリーヤLv3、だったのに、
何故か、Trueエンド+孕ませスナイパー獲得という意味不明な展開に。
「はぁ? 完全に堕ちてたのに正気取り戻してるし、アリーヤなんて嫌われたままですよ?」

 あとは、二作目だからか、主人公の目的意識というか、ゲーム(シナリオ)の目指す方向が全く分かりません。
リーザスはまだか・シィルを取り戻す、とかが全くないし、ハーフの逆襲意識とかもないですし。

 三馬鹿はいい味出してるのに、出番が全くありません。1シーンのみ。
ワルキューレが好みでしたが、絵が足りません。オーディンが日和見しすぎです、出陣してください。

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2008年04月12日

機神飛翔デモンベイン

機神飛翔デモンベイン
機神飛翔デモンベイン
メーカー NitroPlus発売日 2006/05/26
シナリオライター 鋼屋ジン 原画 NiΘ
機神飛翔デモンベイン 機神飛翔デモンベイン DX版

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2 5 5 4 5 5 5
総評 A 83

一言で締めるのコーナー
「縦横無尽! デモンベイン!!」

以下詳細レビュー
グラフィック 5点
 VS.シリーズも吃驚です。

音楽 5点

最強すぎる

熱中度 5点
 フルボイス&コンシューマ有名声優&燃え滾るセリフ集。

総評 A

プレイしてないなんてトンでもない!

 前作とはうって変わり、オールキャスト再編成、夢の熱血バトル!!
フルボイス化により、台詞に厚みと熱みが出てユーザー共々ノリノリである。
3D戦闘により『縦横無尽デモンベイン』が視覚化。
鋼屋ジン氏はその見識の深さ(元ネタの多さ)から、ギャルゲー書いてるに可笑しいほどの天才な方ですが、
前作にネタが全て充てられているので、今作は作品単品を楽しめるノリになっている。

 ストーリーは予定調和的で王道、何でもありのIFシナリオ。
それを抜きにしても全ての点において高評価。
特に今作は音楽が素晴らしく、two swordやメインテーマボーカルVer.等、おかしな程に盛り上がります。

 斬魔大聖プレイ必須・・・・とまではいかないように個人的には思うが、世間一般では必須な模様。
これ一本でも、ぜひ手にとって欲しいと、勧めてしまうほどの傑作。

汝! 無垢なる刃―――デモンベイン!

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2008年04月06日

暁の護衛

暁の護衛
暁の護衛
メーカー しゃんぐりら発売日 2008/03/27
シナリオライター 衣笠彰梧 原画 トモセシュンサク
暁の護衛

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
1 5 3 3 3 5 3
総評 C 61

一言で締めるのコーナー
「素材は最高級品」

以下詳細レビュー
シナリオ 1点


(苦笑)


グラフィック 5点
 『密室』『year』の頃から原画の美しさは秀でていた上、共にアニメーション完備で素晴らしかったです。
ただ、彩色が若干弱く、キャラデザも"ウケル"斉一さを持っていませんでした。
それに比べ、今回は会社の尽力によって彩色が強化され、何より陰影の強弱がふつくしすぎる。
キャラデザも美少女王道学園系、宣伝効果により一気に注目株に。

 正直、レベルが高すぎて笑ってしまうほどにイイです。

 個人的には、ささきむつみ氏や鈴平ひろ氏に並ぶ鮮烈さを持っていると思います。
似ている系統に、(現在の)枕チームや七尾氏がいますが、トモセ氏の絵のほうが好みですねぇ。
なんか、「ギャルゲーやってるぜ!」という気持ちになりますね(笑

音楽 3点
 日常シーンのBGMは至って普通。
ロマンスというピアノ曲が常時流れているように感じはしますが。

 タイアップではあるものの、榊原ゆいさんのTogetherパーソナルスペースが非常にいい曲です。
問題はOPとEDにしか使われないので盛り上がりにかける点ですか。
特に、Together Ver.instrumentalはタイトル画面で垂れ流す事でしか聞けないので勿体無い。
ぜひ一度はタイトル画面で一分ぐらい聞きましょう。

文章(力) 3点
 極端な話、衣笠彰梧氏はこの手の主人公、この手の内容が持ち味を最大限に活かせるが、
逆にこれ以外のバリエーションは来ないと見ていいのではないでしょうか。
こん僕の時から何一つ変化も進化もありません。
設定が違うが、中でやっていることは同じ。
学園を主な舞台とし、主人公の暴虐な態度で周りとギャグトーク。
主人公の性格・過去云々も全て付属的であり、日常では触れないので意味がありません。
厨二なのは設定だけ。 これで節々の一人称心情描写がルルみたいなら表裏がはっきりしたろうに。

 しかし普通に面白い。中の人の演技力もあるでしょうが、小ネタイジリトークは見ていて楽しいです。

システム 3点
 インターフェース自体は美麗に仕上がっているが、実用性を考えると、
『前の選択肢に戻る』以外、これといった使いやすさは挙がらない。

 スキップ能力は普通だが、八方美人の選択肢を選べば、全員を一気に攻略可能。

熱中度 5点
 話の構成自体はブツ切り、小ネタイベントが9割を占めるため、
シナリオを読もうとせず小ネタ劇場と考えれば非常に熱中できる。
キャラの良さ、原画の美しさ、会話のテンポの良さ、内容の薄さ。どれをとっても一級品。

 中の人が、現存キャラクターに結合しない演技をしてくださる方ばかりだったのが大きいです。
『あんですと〜』の人だとは気づきもしなかったですし、大波こなみさんは声量が絶妙だし、
榊原さん、成瀬さんともに癖がないし、如月葵さんを意識できたのは近作が初めてでしたので。

余韻度 3点
 楽しめた量/プレイ時間だと、短さも相まって相応の3点です。
素材が素晴らしいだけに何ともユーザーが悔しすぎる作品でした。

 シナリオがないこともさることながら、構成もハチャメチャで、ヒロインの掘り下げも一切ないため、
原画と中の人の演技、小ネタ集で楽しみきるしかありません。
・・・・・・十分楽しめましたけどね。

総評 C
 原画と声がなければ恐らくE評価になったでしょうが、やっぱり仮定の話。
明らかに軽めの内容、護衛ネタ・硝煙ネタ等が完全スルーですが、
キャラ萌えだけで十分に元が取れてしまう、量産型なのに角付き話題作。
個人的には、微妙な作品を買うよりは、絵買いで万事オーケーな作品です。

 モンハンと同日発売という愚考を犯したが、購入層が違うから問題ないか・・・・
媚肉の香りとPrincessFronterやりましたが、特にレビューすることはないですわ。

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2008年03月23日

TIME HOLLOW -奪われた過去を求めて-

TIME HOLLOW -奪われた過去を求めて-
TIME HOLLOW -奪われた過去を求めて-
メーカー コナミ発売日 2008/03/19
シナリオライター 河野純子×秦建日子 原画 内山紳介
time hollow

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2 4 4 3 4 5 3
総評 C 66

一言で締めるのコーナー
「クオリティ=(鑑賞数/プレイ時間)」

以下詳細レビュー
シナリオ 2点
 間違いなく脚本は河野さん。
『シャドウ・オブ・メモリーズ』なんてマイナーゲームをやった事がある方がいらっしゃるかどうか分かりませんが、
前者は"過去を変えて自分を救うゲー"、今作は"過去を変えて他の皆を救うゲー"。

 極端な話、さっくり死にすぎです(ぁ
シャドウでもそうでしたが、死が蔓延してワゴンセール状態。
もちろん過去改変における、動機の強さとインパクトに特化しますが、
その分新鮮さが急激に減っていき、作業的な感覚に陥ります。
全年齢対象+DSソフトであるためか、『不幸』のバリエーションが少ないのも問題か。

 『ホロウペンなるもので過去に干渉し、過去を改変することができるが回数制限有りな主人公』
という設定を許せるならばとりあえず楽しめます。
何故過去に干渉できるのか、とか、ホロウペンはどういう存在なのか、とか、そんな設定は一切ありません。
ただ、そこにあるべくしてあって、科学的論拠も説明も一切ない。
12RIVENプレイ後だからそう感じるわけですがね・・・。
魔法のブリザド打つのに理由なんて考えないのがゲーム体系ですし。

 シナリオのボリューム不足が問題です。約5時間で終わります。
そのため、キャラクターは特に立っていなく、伏線ありありなキャラも結構スルー気味で終わります。
逆鬼師匠そっくりなおじさんだけはカッコいいです。

グラフィック 4点
 
全速力で駆け抜けた超クオリティ。

 ほぼ全てのシーンがCG一枚絵書き下ろしで、立ち絵、というよりかはバストアップで話が進む事が少ない。
逆裁のようにアニメちっくな動作がない代わり、書き下ろしている数が圧倒的。
また、フルアニメーションによるOPやイベントシーン多数。
これまたAIC A.S.T.AとAIC+によるハイクオリティアニメ。
DSでここまでやりますか(汗。

 問題は、ボリューム不足であったからできた全速力、といった所か。
プレイ時間内に見れたグラフィック数が類を見ない量であったのは、総プレイ時間が少なかったからである。
それでも積み込みばんざーい、なクオリティでしたが。

音楽 4点
 CUBEチームによるBGM、OPのmouse&海外バンドオーケストラ、EDの伊藤由奈。
既にOPのシーンで盛り上がり絶頂。

文章(力) 3点
 普通です。・・・おじさんカッコ良いです。

 キャラネームが数字を含む苗字で分かりやすさを狙ったのか、ネタなのか・・・・
逆裁をパロッたような描写はないので、本質的なネタだったのか・・・。

 ボリューム不足に伴い、キャラの掘り下げがないのが問題です。
友人らは粗だけが目立ち、敵は徹底して悪党ですし、他の人は事件要員。
画が良すぎたために彼らに何かしらの期待をしてしまいました。

システム 4点
 ユーザーインターフェースとレスポンスの良いシステム。
タッチペン操作もワンタッチで任意のデータを閲覧でき、ボタン操作も完備。
文章送り速度は変更できないものの、右利きは↓ボタンで送りができるのでプレイしやすい。

 ゲーム性はどうということはなく、 YU-NOやEVE的な全選択型をタッチペンで。
集めた情報を元に過去に干渉して閉じる。それだけ。
ただ、全選択型のような面倒くささはほとんどなく、いける場所も調べる場所も少なく、ストーリーに沿ってサクサク進める。
難易度とプレイ時間はYU-NOの1/20ぐらい。

 ホロウペンによる、タッチ操作が売りというわけでもないので、ただ丸を描いて穴をあけるだけ。
回数制限はあるが失敗することはほとんどありません。

熱中度 5点
 いやいや、熱中度はかなりのものです。
ハイクオリティな画像・過去改変による人間関係の変化・所々フラッシュバックする次章への伏線・予定調和な目指すべき未来。
最期まで一気に突っ走りたくなる魅力、いや、魅せ方が満載です。

 ただ、突っ走っている途中でいきなりゴールテープを切っちゃった・・・的に終わりますが。
その分、充実して楽しめたということで良いですかね。

余韻度 3点
 いやはや、DSはこういうゲームをボリューム追加で出すべきでしょうね。
2Dの演出・クオリティの高さを保持できる解像度とハードポテンシャル。
無理に3Dに頼ったり、2画面タッチフルにしなくても。

 逆裁しかりですが、ADVだけど子供向け、逆転劇ありの盛り上がり。
大衆向けのエンターテイメントにうってつけです。

総評 C
 そのクオリティの高さとボリュームのなさ、アニメちっくな表紙に、ADVというジャンル。
正直に言えば、このゲーム、販売数が伸びることはないでしょう。
マイナーゲー確定、ワゴン行きを買うのが良策です。
制作費は物凄いかかってそうなんですがね・・・・・・。

 私だって、公式HPで河野さんが脚本やってると見なければ店頭で見向きもしませんでした。
バンガイオーと二択な雰囲気でしたが、シューティングをあまりやらない私はこちらで正解か。

 タイムホロウ2に期待大

posted by PP at 14:57 | Comment(4) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月22日

12RIVEN -the Ψcliminal of integral-

12RIVEN -the Ψcliminal of integral-
12RIVEN -the Ψcliminal of integral-
メーカー KID発売日 2008/03/13
シナリオライター 打越鋼太郎、髪ノ毛座、林直孝、松川しゅうさく、若林健 原画 立ち絵は滝川裕&bomi
12RIVEN

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2 1 3 3 4 3 1
総評 E 41

一言で締めるのコーナー
「( Д ) ゜ ゜」

以下詳細レビュー
シナリオ 2点
 共通ルート。

仕事しろよスネーク!!

 錬丸編。

頑張れよSAT。

 鳴海編。

スネーク「腹が減っているようだな。」

 トゥルー編。

石破!ら(ry

 24も吃驚の濃縮率。
君は、人のいなくなった世界で24時間を生き延びることができるのか!?
今、サバイバル超大作が始まらない!
掛け声は「ふわぁっ!!」だ!

 チサトさん、空気女王の称号、おめでとうございます。

グラフィック 1点


(; ゜∇゜)ノ

音楽 3点

 いつもの阿保さんです、安心安心。

 Repressorが多様されます。特に回想。
無論悪くはないですし、ピアノバージョンもあるわけですが・・・・・・・・・
映ってる映像が(; ゜∇゜)ノ

 メインテーマのintegralのイントロがドロドロしすぎて、初見で斬られてしまいそうです。
サビの部分は非常に盛り上がるのですが・・・。
アレンジバージョンが複数ほしかったですね。

 
文章(力) 3点
 いきなり余談から入りますが、
こんな所でひまわりに繋がりが・・・。
使い方はかなり違うのですが、先にひまわりをプレイしてしまうと面白さ5厘減といった所でしょう。

 脚本は・・・・うーん・・・打越氏だけかと思っていましたが、他に四人衆いらっしゃったようです。
凄い勢いで例題を出してくるのが打越氏なのかな? 物語が進みません(汗。
いや、数学・心理学の雑学とかはいいのですが、それが物語に収束しない上にユーモアがないので、読んでいて楽しくないのです。
アカイイト(雑学は任意)みたいに、二八そばとか葱ネタで、へぇ〜と思うのは心に充足感が得られるのですが、
ゼノ3(これも任意)の辞書の内容を延々と垂れ流されているようなもので、
「だから何なんですか、ハイ?」というような感じで、最終シナリオのプール近辺から説明を受けた方が気が楽です。

 理由として挙げられるのは、キャラクターに全く感情移入できないという所でしょう。
情報、それら全てを解説してくれるのは皆登場キャラクターなのだ。
いきなり四次元的に反射すればいいんだよと言い出すミュウや、(L/t)理論を説明しだす錬丸。
CPS(一度見たものは全て記憶してしまう)である鳴海ならまだ分かるが、彼女がどちらかというと被説明役になっていることが意味不明です。
特にメインヒロインであるはずのミュウが可愛さあまって憎さ百倍。
合わせてチサトも憎いだけに飽き足らず、肝心なときには空気。

 数学が大嫌いになるでしょう。

 いや、私って理屈っぽいの好きですし、世界を説明しつくし、物語を構築しているので素晴らしいはずなのですが、
『面白くない』のです。テンポも悪いです。
無論、ストーリーをよりよく理解するためのアイテムとして、例を懇切丁寧にユーザーに届けたことは分かります。
ただ、その分一気にゲームからリアルへ乖離させられて、もうキャラとストーリーを物にしか見れなくなってしまいました。
「彼らは12RIVENを説明するために巣くっているんだ・・・・・」みたいな。

 ちなみに、細かい伏線や説明がつきそうにないものは全部投げっぱでした(汗

システム 4点
 KIDさん、何故に一進一退なのですか・・・・。

 まず間違いなく文字が読みにくい。影なしにしようが、縁有にしようが、ウィンドウ濃さMAXにしようが。
『それから』の明朝体はどこいったんですか?

 スキップ中影絵の廃止。

 意味のない選択肢の強要。というか暗算ですか?円周率どこまで覚えてますか?
フラグ管理はもう少し簡単にして下さい、リロード上等とか勘弁してください。

 従来どおりクイックデータはすぐ抹消。

 選択肢選択率、既読文章率、シーン別データ詳細などの廃止。
簡素なつくりになってしまいました。

 ショートカットたったの四つ。

熱中度 3点
 まず、ミュウの声を聞いて絶望したのが私。
次に遊々の声を聞いて絶望したのも私。
いや、初めて聞く方は大丈夫でしょう、問題は演技の幅なわけですから。

 このゲームの熱中度を保つ要素は、『期待』ですね。
きっと大どんでん返しがある、そんな期待が全てを繋ぎとめてくれるでしょう。

 ICUでの画像や、逃亡中の画像や、泣いている所の画像を見て、巨人の星を思い浮かべたら終わりです。

 総プレイ時間は12時間。

余韻度 1点
 圧倒的な文筆力で送る、超能力サスペンス12RIVEN(解決編)。
バーロー(コナry)が知識だけ披露して、何故か実力行使に出るが手も足も出なかったようなお話でした。

 頑張れ諏訪部!頑張れスネーク!と声援を送りながら、絵を直視できる方にお勧めです。

総評 E
 まさかのE評価、プレイ中もE評価、プレイ後もE評価。
だからどうした視点のギミック。ギミックに大きく荷担する絵があれでは気落ちするには十分です。
ほっしー武ぴょんがどれほど強かったか思い知らされました。

 とりあえず、学術講義を10時間ぐらい連続で受けても大丈夫で、キャラに依存しないなら楽しめるかも。
例題部分はスキップしても構わないと個人的に思います。

 どっちかというと苦笑する作品。
トラックをパイルドライバーできるんだぜ!リアル的にな!

posted by PP at 17:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月21日

ひまわり

ひまわり
ひまわり
メーカー ぶらんくのーと発売日 2007/12/31
シナリオライター ごぉ 原画 たつきち


ひまわり


レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
4 2 5 4 4 5 4
総評 A 80

一言で締めるのコーナー
「納得の高評価、名作」

以下詳細レビュー
シナリオ 4点
 ファーストプレイであきらめるな!
本編はsecond のアクアからだ!


 実に練られたスペース(宇宙)物語。論理で伏させる・紐解く充実の作品。
ここで語るにはネタバレが多くなってしまうので割愛させていただきます。

 この作品、何が素晴らしかったかといえば、内容もさることながら構成であると感じました。
ファーストプレイでさっぱりぴーな内容ですが、secondで一気に引き込み、以降は伏線を逆開放。
謎は多少残りましたが、その展開は圧巻の一言でした。

 アクア、キャラランクインおめでとう!!

 問題があるとすれば、初期に印象付けられる、『主人公は被害者である』という観念でしょうか・・・。
終盤にいくほど忘れていくこの盲点・・・真面目に考えると・・・・・

グラフィック 2点
 キャラデザは洗練されています。 特にアクアは最高ですねぇ。

 ルート解禁・突入にあたり、そのキャラの立ち絵が一種解禁になって目新しさを感じる演出もGOOD。

音楽 5点

 稀代の名曲集

 涙腺ブレイカー

 聞くと元気になる

 打ち込み+ピアノさいこー

 ぶっちゃけた話、音楽項目の点数が(内実)一番高いといっても間違いではありません。
メインの旋律があまりにカッコ良く、そして美しいステレオ合奏。

 全70曲という圧倒的総数、9人のクリエイターによるフリー素材集。
特にお勧めなのが、Romance Player、天空に舞い上がる想い、最期に君がいた、桜が降る街、
桃色の風、英雄あらわる、白銀の天空、想いを彼方へ、咲けない花、piano2_004、piano2_007、piano2_020、piano_011


 表編と裏編で作風ががらりと変わる。 裏編のメインメロディなしのループテンポは若干評価が下がりそうだが、
作品に非常に合っており、特にpiano2_007は大好きな部類でした。

 ぜひヘッドフォン、もしくはカナルイヤホンでプレイして欲しい作品です

 理性的に考えれば―(ダッシュ)点です、外部流用なわけですから。
それでも良い音楽には変わりありません。 提供元の皆さんサイコーです。

 
文章(力) 4点
 上げて落とす、しかして周回プレイは伏線をばっちり逆展開。
ひぐらしもびっくりな構築。 2周が苦にならず、伏線を読んでいけるのは手腕に他なりません。

 雑学的には考古学系から宇宙開発まで、浅く若干広く、ユーザーにはちょうどいい敷居。

 この作品において非常に良かった点は、一人称の主人公はかくこうあるべきだ、と思えたことです。
そう・・・・、視点が一人称である限り、主人公には一切裏がないのだ、裏切らないのだ。
陽一に関しては(擬似逆向性健忘)記憶喪失というギミックが入っているものの、全てをさらけ出した状態でユーザーと対面する。
彼は物語上、ユーザーにとって"安全な存在"なのだ。 元より主人公に安全性を感じてもたいした感触は得られないのだが、
この作品には第二主人公としてアクアが存在する。
彼女は主人公と同時にヒロインも兼ねているため、まさしく オ ア シ ス。

 唯一もったいなかった点は、明を主人公にして描く物語が欲しかったという所でしょうか。ちょっち消化不良でした。

システム 4点
 スキップ神速。

 EDリスト、スタッフリスト、BGM鑑賞のし易さ、TIPS、選択逆行。
意義があるものが揃っています。非常に使いやすいです。

熱中度 5点
 初回プレイの終盤までは3点といったところですが、secondから急上昇。
アクア編終了後、若干下降するもののキープできるレベルです。
あまりにアクア編が(ユーザー的に)素晴らしすぎました。

 ボイスは一切なし、しかしBGMが素晴らしいため、むしろない方が音楽に集中できて良かったですね。

余韻度 4点
 TIPS追加によるラストシナリオと、続編ありそうな予感で締まりがちょっと・・・・。

 ただ、感動を、名作を、ありがとうと告げたくなる作品であることは確かでした。

総評 A
 グレイトゥ!!! 80点のA評価。
去年の12月末のコミケ公開作品ということで2008年度評価に反映されないのが実に惜しいです。

 同人作品はさほどプレイしませんが、サークル作品の領域を鑑みれば最高級品。
1300円という安価も魅力の一つ。
音楽・シナリオ・構成、どれも素晴らしく、久々にガッツーンと来たギャルゲー。
当ブログのヒロインランキングにランクインしたアクア
作品の評価に大貢献しているのは言うまでもありません。

posted by PP at 00:16 | Comment(1) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月09日

さくらシュトラッセ

さくらシュトラッセ
さくらシュトラッセ
メーカー ぱれっと発売日 2008/01/25
シナリオライター NYAON 原画 くすくす
さくらシュトラッセ

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2 4 4 3 4 3 2
総評 D 56

一言で締めるのコーナー
「撲殺天使マリーちゃん^^」

以下詳細レビュー
シナリオ 2点
 期待していたのは、某喫茶ゲーのような、経営困難から起死回生であったわけだが・・・・
重点は萌えと恋愛模様でした。

 ファンタジー要素がメインヒロインへの好感度を極小させる要素になっていて残念に思った。
グラフィック 4点
 従来どおり高品質なくすくす氏のキャラ絵。

 後姿完備、デフォルメ画多数、「無駄にムービー」と総じても高レベル。
音楽 4点
 メロディラインより、ピアノの旋律が美しいものが多くメリハリがある。
戦闘区域が意外にもいい戦闘メロディーだが、こんな壮大なRPGバトル曲を使えるシーンがないというのが惜しい。

 ボーカル曲は全4曲。
(毎回だが)WHITE-LIPSの唄うLittle Riddleが個人的に○。
しかしゆずれない願いのサビに聞こえる。

   
文章(力) 3点
 全編ギャグ風味。ユーザーが画面前にいること前提のネタが多い。

 料理店の知識具合は、本人がゲーム内で明言しているように、そういった要素は(このゲームを)楽しむためには必要ない事、だそうです。

 心の機微を捉える描写が減り、キャラクターの属性が各々顕著になった印象を受ける。
また、ギャグで流してしまっているので痛々しく見えないが、主人公の扱いが本当に酷いので注意が必要。
マリーは(ネタバレ自粛)、家族は主人公を(無条件に)信頼していなく、幼馴染には簡単に見放されます。
座右の銘すら皮肉に使われる始末。
その要因を作りしメインヒロインことマリーを好きになれるかどうかが勝負の分かれ目。
システム 4点
 一番最初に使いやすそうで使いにくいと思ったのがクイックセーブ&ロード。
クイックロード欄が多いが実際は一番上しか使われていない? 通常のセーブデータと混同しやすい。
一撃セーブはクイックしかできなく、通常セーブは右クリック後しかできないのが良く分からない。

 特筆すべきはBGM鑑賞のシステムであり、プレイリストを自分で作って再生が可能。
リストループも自由自在。Shiftクリックで複数選択可能と使いやすかったです。

 システムボイスはオールキャスト。初期設定はランダムなのだが、ヒカルさんしか出ないのですが(笑

 スキップ能力は普通だが、キャライベ選択型のため、最初の選択肢でセーブしておけばスキップはほとんど使用しない。
しかしフラグ管理は煩雑。
イベント選択での分岐は共通シーンが少なくなって(ユーザーにとって)良いこと尽くめだが、開発側はシナリオの通しが難しい。
それをやってのけたのが戯画だったわけだが。
熱中度 3点
 キャラに萌えればそれで良し。

 共通シーンがほとんどないためある程度のやる気は保たれるが、主人公が不憫でしょうがない。
メインヒロインのマリーを、私はとてもではないが許せませんでした。
余韻度 2点
 う〜ん・・・・・見所は、キャラクターの特徴が強く見ていて面白かったといった所です。
キャラクター自体は性格が一貫しているし可愛らしいのですが・・・・
おかげ現実味が完全にぶっとび、ギャグ要素強めのためシリアスシーンに入り込めないのがマイナス。
総評D
 あれ? おかしいな・・・そんなに不味くはなかったのにD評価?

 NYAON&くすくすコンビが著明になったせいか、幅広い層にウケるようキャラ重視になりました。
ギャルゲーとして必要な要素は抑えられている王道萌えゲー。
音楽も画もいいのでお勧め・・・・・・できませんねぇ。  
posted by PP at 23:58 | Comment(1) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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