2010年07月28日

PARA-SOL

PARA-SOL
PARA-SOL
メーカー ROOT発売日 2010/07/23
シナリオライター 宙形安久里、片桐由摩、玉城未悠 原画 天宮ぽらん、CARNELIAN
PARA-SOL

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2点 4点 4点 4点 1点 5点 1点
総評 C 60

一言で締めるのコーナー
「脳内設定だけは神ゲー」


以下詳細レビュー
シナリオ 2点


 管理人「やっべ、超面白れー!! 圧倒的世界観と、家族計画という名のカタルシス、
伏線と用語も大量にあるし、これは 名 作 の 予感wktk
おぉ、ついに『一章』終了まで来たぜ、ここまで10時間くらいかかったなぁ……
全然解決してないから、多分半分も読破してないよな。
『二章』からの回収がスゲえ楽しみだぜ!!」













共通ルートしかなく、EDもこれ一つ……だと……

↑今ここ

閑話休題

 演出・OPと、劇的な登場を果たし、私を作品にのめり込ませた、PARA-SOL
そのシナリオを、『簡単に』説明しましょう。

 主人公、藤田小次郎は、ヘルメスの一つ、RS/アールエスことロイヤルスタンダートから独立した、
RSジャパン、後のS社/シャムロックシャことシャムロックに所属する、ソルジャー・ガイノイドである。PARA-SOLではない。
彼は、S社のSKS/エスケーエスことシャムロック・ナイツ・システムの裏の計画、しあわせかぞくさくせんの命を受け、谷田部姉妹と、
また、SBことシルバーブリッジ経由での、オロイネス昇華作戦、
S社側のO・S・P/オーエスピーことオロイネスUプロジェクトのためにシャムと、
谷田部家で生活することとなり、家族と成ることを目的とする。
彼は時折、ME/エムイーことメルキュール・アントブリーズに所属する、
方舟ことアークと呼ばれる生命の樹を所有する研究所に所属する、OPでハダリス・ジーン・カッパーゲートを殺した、
ファースト・パラソル・エイジスことアリョーシャに間違われる。 しかし、そのおかげか谷田部妹の池沼に好かれる。
後に、谷田部家にファースト・パラソル・マゲイアことミーシャが訪れ、
SSS/スリーエスことシャムロック・セキュリティ・サービスやTDFを混乱させた。
さらに、ファースト・パラソル・ケラウノスことマージャこと藤田のどかが住み着き、小次郎を困惑させた。
そんな中、彼は、しあわせかぞくさくせんを完遂することができるのか!?

 皆さん、分かりましたか? 作中の会話はこんなに優しくありませんにょ? 略式説明ないですから。
私は、用語集逐一調べてやっと理解しました。
パルスのファルシがルシでワロスなんて目じゃありません。
ファーストでパラソルでソルジャーなMEの方舟ののどかはケラウノスでマージャです。
強化兵の呼び名が、ソルジャー、パラサイト・ソルジャー、ガイノイド、バイオノイド、パラソルとか盛りだくさんです。
会社名なんかが特に顕著で、MEをエムイーとか読むのに、S社はシャムロックと読んで、
HSHなんて作中じゃ一切何の略式か説明されません。

 そんな感じのPARA-SOLだけど、「しあわせかぞくさくせん」の描き方が卓越していて、ぐいぐい引き込まれました。
パラソルという異能を根幹においた世界観や、ヘルメス(企業の総称)の対立図式も面白かった。
じゃぁ、なぜ2点かと言われたら、設定止まり乙だったからです。
一本道、共通99.99%、手記は音声・背景・CGなしのブラックアウトに文字だけ仕様。
例えるなら、fate/stay nightのセイバー編でバーサーカー倒したぐらいの進行度で終わります。
ざ け て ん じゃ ね え

 まず、足りなかった部分は、美海という、メインヒロイン枠の掘り下げです。
手記読めば、半分くらい分かりますが、アリョーシャ編がないし、3年の空白が埋められていないので全く感情移入できません。
これでネク君みたいな描写あったらよかったのに、これじゃ、ただの池沼状態。
次は、トゥルーに絶対すべきだった、オロイネス関連の話
ED詐欺と言ってもいい、シャムのアレとか、O・S・PとO・M・Pは完結させるべきでした。
次に、足りなかったのは、ファースト・パラソル達のシナリオ。
ミーシャやリョーダは重要な位置にいたはずなのに、特に何も語られません。
メインヒロイン枠のマージャも、生命の樹抗争編がないため、全く感情移入できず。
次に、ハダリス関係。
作中、ハダリスは3人出てきますが、掘り下げられたのは、一番いらない、ノーラ・ゴールドタワーというオチ。

 普通に考えたら、
小次郎編(2027)

アリョーシャ編(???〜2015〜2024)

東吾編(2007〜2024)

真・小次郎編(オロイネス完結編)
が妥当だと思われます。

以下完結していない点
・小次郎という存在
・アリョーシャw
・リョーダ
・流星病
・ME
・HSH
・RS
・マージャ
・ミーシャ
・優芽
・オロイネス
・O・S・P
・O・M・P
・シャム
・幽谷
・ジュリアン
・美海
・兵武
・虎次郎
・東吾
・ジーン・カッパーゲート
・ジーン・カッパーゲートの夫
・MEのセカンド・パラソル達
・早樹
・竜の鱗

ていうか、桃太郎と乃愛以外全部www

 
グラフィック 4点
 Point PicturesのOPムービーは、予算のなさを上手くごまかした作り。
アルトネリコ3はアレで結構がんばってたんだね……

 原画のキャラクターはあまり安定しない感じがしますが、
背景と演出の効果彩色が美麗で、洗練された出来上がりになっています。
動かさないからこそのこの良さは、ゴスデリが見習うべき点。

音楽 4点
 俺様KIM's soundroomなのはROOTなので当たり前なのですが、
楽曲数の割に出し惜しみしたオペレイション・アルゴリズムといった、
テクノな打ち込みが多く、作品の雰囲気と合っていて◎。

 しかし、OP曲のOctove Rainが個人的に、今年一番の名曲だったのは、作品に恵まれなかった罠。
永久ループで。
きしめんで有名な佐倉紗織さんです。

 環境音が良く効いており、ADVゲームを後押ししてくれています。

文章(力) 4点
 とりあえず、映写機の所の文章と、略式全開の文章は直してください。

 序盤から中盤までの、「俺」描写の小次郎が非常によく書けており、いい感じのホームコメディになっていました。
家族に成ろうとする彼の、朴訥な愛情表現は、乃愛の反発の対象となって、最下部から傾斜する丁寧な家族を形成してゆきました。
また、学園編に比重がかかりすぎていましたが、桃太郎や兵武のおかげで飽きさせないつくりに。

 シリアスシーンは、ほんの触り程度の挿入になっており、大量の伏線を投下しつつスパイスに。

 そうして向かえた、俺に成った小次郎はダメダメで、台詞のほとんどが「……」という、乃愛の独白状態が多々あります。
後半の桃太郎や兵武の会話中も、どんどん口数が少なくなってゆき空気な存在に……
序盤の超倫理無視の小次郎が好きだったのに……
というより、その頃の小次郎は役立たずになっており、戦闘シーンが極少なPARA-SOLでは、OP『だけ』強かったというオチに。

 結局、ライターさんは、広げた風呂敷をたためきれず、
OPの真実はこうでした! という事をいいたかっただけというのが透けて見えました。
用語についても脳内設定全開で、ユーザーは全くついていけません(作中の説明がほとんどない)

システム 1点
 クソフローチャート。
シンセミアのせいで、こちらが完全劣化版に。
その地点へ飛べず、二重構造で話の位置を混乱させ、ページ移動の三重構造で、さらに隠しチャートを内包する見にくさ。

 アップデートしていないと、超大まかなチャートしか選べず、用語も半分、手記もなし?

 アップデートすると既存フローチャート抹消。

 さらに、このフローチャート、妙に曲がりくねっていますが、作品は一本道。
これは、未完成品で出した証拠でしょう
どう考えても、他のルートがあったようにしか思えません。 シナリオも補完すべき点がいっぱいあったし。
第一、手記の手抜き具合からしても、発売に間に合わなかったか、ライターと会社があきらめたかどっちかとしか考えられません。
これで、本当にこのEDしか最初から構想していませんでした、って言われたら言われたでクソゲーなんですけど。
結局どっちに転んでも、未完成品ということです。

 基本システムは軽いですし、スキップが神速なのですが、
スクロールで演出がスキップできず、シンセミア劣化はほぼ確定。 ゲーム速度が妙に遅く感じます。
また、通常、最も使うはずの、セーブ・ロード・コンフィグがウィンドウ上部のプルダウン方式に内包されており、アホかと思いました。
下に表示されてるのは、クイック関連と前の選択肢へ戻る。 これのどこがアホかというと。
このゲームの選択肢は、章の合間の特殊なイベントに占められており、
1イベントにつき10回ほど回答して、選択肢の全くない本章へ続きます。
何より、選択肢によって物語りは変わりません。 全部共通ルートです。
つまり、前の選択肢へ戻るを選択した瞬間、章の始めに戻るトラップが発動します。
この仕様のため、クイック関連も使うはずがありません。

   
熱中度 5点
 最初に書きましたが、私は、凄い熱中しました。
他のゲーム積んで、ラストまで突っ走りました。
OPのシーンなんて、ゴスデリのCGを美麗にした具合で、コストパフォーマンスの良さが出ており、ゾクゾクしたし、
ムービーのセンスの良さに脱帽しました。

 中の人が、別キャラクターを演じている場面があり、同じ声に落胆しました。
風音さんが、レイチェルとノーラ・ゴールドタワーの二役(同一キャラという伏線かと思った)
稲田さんが、ギュスターブと虎次郎の二役(これも伏線かと思った)
特に、ノーラ・ゴールドタワーは声を変えて欲しかったです。

余韻度 1点
 まぁ、共通ルートしかなくて、シナリオも裏設定のみの詐欺仕様では、どうしようもありません。
終わってみて、良かった点は、乃愛の家族に成る様と、桃太郎の告白の所ぐらいです。

総評 C
 プレイ中は、必死に用語理解して、神ゲー認定進めていましたが、
終わったらただの凡作でした。 序盤〜中盤で楽しめなかった人は多分クソゲーです。 どんでん返しも、伏線回収もありません。
最初にいいましたが、fateのバーサーカ編までとか、マブラヴのアンリミテッド編まで、とかそういうレベルで終わります。
聖杯戦争終わってないし……BETA倒せてないし……
それで、「俺達の戦いはこれからだ」なら救いはあったのに、これで終わりですEDじゃ怒りも頂点に達しますよ。
EDテロップ中のシャムのCGも詐欺なので注意。

 キャラクターの中で一番好きだったのは、
慇懃な態度で毎回話しかけてくれる、RO・Iの中のSSSの人たち。
上司があんなだし、パラソルと敵対してるから嫌悪感あらわにされるかと思ったら、
暴れても優しく取り押さえてくれるし、逐一丁寧だし、いい人たちだわ。

 プレイする際は、真っ先にアップデートパッチを当てること。
あと、用語で、ME、RS、S社、ヘルメス、方舟、SSSを押さえておくこと。
これだけでずいぶん楽になります。
PARA-SOLとか流星病とかオロイネスとか、解決しませんので、読む必要とかはありません。

 結局、ROOTは、顔のない月以外は、未完成品しか出していないわけで。
もう、二度とこの会社のソフト買いませんから。
設定だけなら厨学生でも考えられますから、ユーザーを満足させるエンターテイメントか文章にしなきゃね。



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2010年06月28日

bitter smile.

bitter smile.
bitter smile.
メーカー 戯画発売日 2010/06/25
シナリオライター ねこにゃん、陸奥竜介 原画 ねこにゃん、marui
bitter smile.

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2点 4点 3点 4点 5点 4点 2点
総評 C 61

一言で締めるのコーナー
「廉価」


以下詳細レビュー
シナリオ 2点
 脚本は簡素なもので、帰郷(出戻り)主人公の、受験間近の4ヶ月間の高校生活。
幼馴染・イメチェンキャラ・妹役・お姉さんの4人が攻略キャラで、内3人が姉妹なので、イベント大半が幼馴染の実家。
高3のこの時期をギャルゲーにするのは珍しく、奇を衒った印象があります。
学園イベントが皆無なため、脚本設定に振り回された感じがありますが、小イベントの組み合わせが本編なので問題はなかったか。

 実際の内容は薄く、特に何をするでもなく、日常を謳歌し個別へ。
共通の中に、(ユーザーと主人公の同期に必要な)主人公の一貫した目標がないため、酷く曖昧なストーリーになりました。
(戯画系いうなら、さかハリは学園変革?、パルフェなら店再興)
受験という目標がストーリーに加味できていなかったという事ですが、テーマがないのがテーマっていうので駄作でなかったのが新鮮。

 小イベント集っていう感じは、に似通っていますが、あっちは脚本無法な分、こちらが丁寧な印象です。
ただ、ビタスマは、日付表示機能必須だったと思います。 それくらいのぶっ飛びなのに細かな日付イベント。

 個別の長さは正味1、2時間だが、くっついて終わりな感じがあり、問題提起が非常に限定的でした。
桜子ルート以外は、他キャラクターの関係が排他的になるため、かなり寂しい印象。
桜子ルートは大団円のように見せかけた○○○ENDなので、収まりが悪い。

 攻略対象キャラクター全てが主人公にとって既知の存在で、ミーツガールが楽しめなかった。
宮津橋 勇樹のみ、その手の楽しみを残したかのような伏線が入ったが、彼女の性格自体意味が不明でした。
サブキャラクターの有河が圧倒的にそれでしたが、非攻略キャラクターです。
どうして彼女が攻略できなかった……

グラフィック 4点
 だか以下略
3姉妹が全然姉妹に見えない件。

 
音楽 3点
 近年の戯画作品同様、TGZ SOUNDs
21曲と総じて少なく、専ら廉価版といった印象。
BaldrSkyのようなKOTOKOマンセーできるわけでもなし、楽曲数も明らかに負けている感も廉価臭が漂います。

文章(力) 4点


 はっきりいって、凄えよねこにゃんさん。

 筆力というか、ギャルゲームとしての脚本力は想像以上で、テンポも良く、絡みもキャッチボールも巧い。
どうしても目がいく欠点というのは、丸戸リスペクターな点だが、ここまで丁寧なリスペクトされて、娯楽としても楽しめるなら、
そりゃもう認めるしかないでしょう。
真似して書けるかっていうと、そうでもないので、こういう才能は貴重です。

 劣化パルフェや劣化こんにゃくっていうのではく、廉価パルフェ・廉価こんにゃくっていう具合には良く書けています。

 -1点なのは、素材が巧くまとまっていないという点でしょう。
キャラクター造詣は、設定だけみれば程良いですし、作中の表現も好意的です。
ただ、如何せん、掘り下げや整合性、サブエピソードが不足しており、ちぐはぐに見えました。
3姉妹が、絵的にも、桜子だけハーフ強調的にも、姉妹らしくなかったり。
主人公こと優にしてみれば、妹に執着する理由があれば良かったし、有河が桜子LOVEな理由も欲しかった。
桜子の荒れていた時期の話や、その当時の要の話も必要だったでしょう。
主人公は、リスペクター宜しく、隠し設定がありますが、桜子以外を攻略したときの周りの反応があまりに質素。
その隠し設定が引越し直前に行われているのだが、引越しの時が3年前ということなのに、回想では小学生低学年?なのも整合性が取れていない

 リスペクターな掛け合いは、一人称の把握間を使った、他者の行動原理が伏線に成る描き方だったが、
回収されないのに違和感がありまくりました。
宮津橋 勇樹関連なんて、主人公を排他した会話が所々で展開されるし、桜子の引っ込めたお守りの件とか、
思わせぶりなイベントはちょくちょく回収してユーザーを納得させる配慮が必要だったでしょう。

 完全劣化だったのは主人公だけで、
1回目の板挟み相殺奥義は格好良かったが、2、3回と続くと、描写の手抜きという意図が伝わって好感度だだ下がりになりました。
(でも意外に好感の持てるキャラで、3枚目的な立ち位置もリスペクト感たっぷり)

システム 5点
 進化し続ける戯画システム。 ポップアップ環境設定等追加。
着信音がユミナなのは何故?
あとは立ち絵エフェクト強化とワイド画面対応とSE追加が望まれます。
(その分、文章エフェクトが強度ですが)

   
熱中度 4点
 さすがに廉価という代名詞な分、短く、でもテンポ良しのため、熱中できます。
共通ルート1周目の、パルフェ再来の高揚感はただものではありません。

 イマジンさんは今回もイマジンさんだけど、北都さんが最近、山越えておいしく聴けるようになりました。

余韻度 2点
 終わってみれば何の事はなく、リスペクターな点を除けば凡作です。
しかし、戯画システムやねんにゃんさん文章って外堀を鑑みれば及第点だったと感じて終わります。
個別の排他感やぶつ切り具合、相関、一人称の伏線回収方法などに惜しい点が多々ありました。

総評 C
 いや、普通に面白かった……よ?
ただ、値段はミドルプライスが正解でした。
本当に容量的に、CG・楽曲数・攻略キャラ数・イベント数的に廉価版でした。
なのに定価が高すぎた罠。

 今回、とにもかくにも注目点はねこにゃんさんのダブルワークですが、
体験版で失速せず、そのままの筆力で最後まで通していたのは、本当に感服しました。
リスペクターな点を差し引いても。 今後、脚本家としての技術が培われた完成度の高い作品に期待が持てました。
(というより、脚本別で、文章だけねこにゃんさんだったらAクラスじゃない?)

 全体的に、BaldrSkyの後発、資金回収のためのコスト削減が見て取れて、ねこにゃんさんへの加担が激しいのが伺えます。
むしろ、BaldrSkyに力入れすぎましたね。 あれは瞬間最大風速と見るべきでしょう。

タグ: bitter smile.
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2010年06月04日

エヴォリミット

エヴォリミット
エヴォリミット
メーカー propeller発売日 2010/05/28
シナリオライター 東出祐一郎 原画 中央東口、mozy
エヴォリミット

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
3点 4点 3点 4点 4点 3点 4点
総評 B 70

一言で締めるのコーナー
「正当進化」


以下詳細レビュー
シナリオ 3点
 限界進化エヴォリミットである必要はなかったのでは?
災害の猿たちカラミティモンキーズで良かったと思うワタクシ。

 公式HPを見て、エヴォリミットに期待したそれは、
とある科学の超電磁砲的な、学園都市超能力バトルだったわけです。
超人的少年少女学園都市バトルADVって書いてあるしね!!

 ところが、エヴォリミットは、何のことはない、逆向性健忘性によるパッチの容認から始まります。
スロースターターな物語は、求めていた学園都市と違うものでしたし、
共通ルートは、ほぼ世界観導入で、戦闘は1回という具合です。
つまり、学園・学生の意味が薄く、世界を許容する道具としての役割しか果たしていません。(学園イベントがない)

 そうして共通ルートを乗り越えたあとの、パッチバトルは、ルートで、各々3回ほど。
ゲームシナリオらしい今回の描写のせいで、こざっぱりとした印象です。(後述)
また、パッチバトルの根幹が限界進化エヴォリミットに集約していたため、(製作者の)勝利への怠慢が生まれました。
パターン化されたその軌跡は、心理描写を除けば、払拭できず、盛り下がります。
(パッチ能力によるドッキリや、戦術方面の描写がないという意味です。)

 【リーティアルート】
他二つに比べて明らかに短く、どっちかというとFD的なサービスシナリオでした。
空気キャラクターが多数生まれる。 唯一、不知火義一の補完ルート。
置き場がないに見習ってほしいロボットルート。

 【カズナルート】
みんな大好きカズナさん(ルート)。 萌えます笑えます。
リーティアルートより王道で、サブキャラの活躍も顕著。 Trueの雫ルートより盛り上がる。
でも最後の辺、失速していてもったいなかった。
最も楽しめたルート。

 【雫ルート】
最大の敗因は、上記二つのルートをクリアした場合のみ入れるTrue担当であったことでしょう。
これに意味が見出せなさそうで、見出せて拍手を送りたかった要素が、ファントムキラー関連のみというのが実に残念です。
(3周目のファントムキラーが予定調和じゃなかったという点においてだけね)
チャペック関連なんて単純にぶった切られたし、最大の伏線であった、冒頭の戦闘が語られず、
カラミティモンキーズ瓦解の描写もブツ切れ無念
という、3周目の意味合いが薄すぎました。
忍者はもちろん、背景の足りないシャノン&アースクェイク&ヴォルケイノ、
(公式HPでアビリティAなのに)全ルートで空気なアクア。
大団円とは程遠く、カズナルート程団結力が感じられず、サブキャラ全員突き放されて、終末は遥かかなたへ……

   そんなこんなで苦しい展開のエヴォリミットでしたが、
この作品の心引かれた設定は、超能力(パッチ)ではなく、
サイエンスフィクション……つまり、宇宙開発のそれである。


 PSアーカイブでポリスノーツをプレイし、ひまわりPSPも購入していた昨今、
開拓者のスペースストーリーは心躍る路線であり、
各国選出の宇宙飛行士たちは、一種の"天才”であり、それを内包した上でのウィットに富んだ会話の数々は、
カラミティモンキーズを魅力的なキャラクターに押し上げました。(現代編の不知火と雫を含む)

 シナリオ的にも、カラミティモンキーズ関連の、背景・記憶・人物・事象すべてにカタルシスがあり、
それがユーザーのプレイ意欲を繋ぎ止めていたと言っても過言ではないでしょう。(雫・ツナミ・チャペック含む)

 はっきりいえば、宇宙開発・国家間闘争・ロボットに感情はあるか
の3つだけで描いていれば神作品だったと思います。
まったくもってエヴォリミットは必要ありませんでした。

グラフィック 4点

 雫の眼が怖い。

 最大の不満です。 いやホント。
Bullet Butlersより格段にアゴがしゃくれなくなっており、
違和感バリバリだった線の細さも修正されました。(主に立ち絵)

 塗りが強化されて、デザイン・陰影・肉付きがNitro並に。

 また、Bullet Butlersで問題だった集団戦闘も、メカデザインがmozy氏になって何とかなるように。
でも立ち絵ないんだ……

 途中、ポチ先生の活躍シーンで、銀牙な集団CGが見れると思ったらそんなことはなかった……

 
音楽 3点
 挿入歌が一曲かつ、熱唱系でないのが非常に問題です。
戦闘シーンの、起死回生の音楽は、マキシマム・フレアココロの二曲に頼りきりであり、
ほぼ同展開かつ、テンプレート使用なので、雫ルートでは確実に『聞き覚えがあるなぁ……』になります。

 マーズライフのようなバックボーカル曲は、目黒将司さんを髣髴とさせるポップさだった。

文章(力) 4点
 今回のエヴォリミットで感じられたことは、
究極的にADVゲームシナリオに成っている、ということでしょう。

 たとえば服装、たとえば情景、そういう描写がまったく存在せず、一人称の心情と台詞だけで構成されています。
それは、いわゆる、映像と文章のコラボレーションが成せる業であるが、これを意識して描くのは非常に難しい。
なぜなら、ライターとしてだけでなく、監督・ディレクターとして製作に携わり、文章に意図した映像を載せる必要があるからです。
まぁ、お抱え(所属)だったら無理ではないでしょうし、敏腕監督なら外注でも巧くこなせるでしょうが、
ここまで(描写を)、意図して削ぎ落とした作品は稀でしょう。 明らかに東出祐一郎氏が創ってます。

 しかし、そうして完成された分、読んでいるユーザーは、まるで『あらすじモード』を読んでいる気分になります。
必要にして十分な描写しかない、というのは、極めて短いという事になりますが、
それを補う心情描写とコメディは、ライターの手腕が発揮された結果となります。
しかし、この作品に最も期待されていたであろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・戦闘描写がコンパクトになってしまいました。
また、一定パターンの勝利法則もそれに拍車をかけました。
創りこめば創りこむほど、受け手の配分も考慮せざる負えないというのは、創作者の苦悩でしょう。

 また、『あらすじモード』に感じられるのに、実プレイ時間は膨大という奇異な体感を得ます。
コメディ部分が大量に投下されているのに、天才達の狂言集といった把握感は、スパイスとして絶大でしたし、
非戦闘時のキャラクター相関も卓越しており、ラブコメも十二分でしたが……
それらを担う、小イベントの全体像は一瞬で分かるのに、件が非常に長いのです。
台詞と心情しかないのに長いと感じられるのは、『心情が状況を語ってしまった』という点でしょう。

 まぁ、それでも、ADVゲームなのに、無駄な描写を含むゲームより感覚的に楽しめるのは確かですし、
真逆の、描写を放棄した副産物でできてしまったゲームなんかと比べると月とスッポンでしょう。

 毎度ながらキャラクター造形は素晴らしく、愛されキャラ多数。
その分、今回は空気キャラや意味不明キャラがいたのが残念。
忍者とかいりませんでした、本当にありがとうございました。
また、掘り下げれたであろうカラミティモンキーズのキャラの放置もいただけなかった。

システム 4点
 立ち絵を動かさない分、カットインとエフェクトで魅せてくれたpropeller。
クオリティが相応に高く、前二作で培ってきた全てを投入し、さらに正当進化を遂げました。
これで立ち絵動くようになって、戦闘シーンが増えていたら、と思うと残念でなりません。
(立ち絵はかなり自由表示できているが、戦闘シーンで動かしたりはしない)

 今作もジャンプ機能を搭載しており、既読ルートならワンクリックで選択肢へ。
既読文章なのにプロットイベント判定なので跳べなかったりと惜しい部分もあるが、
他のギャルゲもジャンプ機能を基本システムに入れてほしいと思いますね、propeller作品やると。

 超絶問題だったのが、EDテロップがルート初見で飛ばせないのに、
最後のCGのネタばれをする事!!

   
熱中度 3点
 序盤のパッチ導入編を抜けるまでは個人的に不満でした。
先入観的に、学園都市の、いわゆるDクラス主人公のサクセスストーリーだったので(汗

 しかし、リーティアルートとカズナルートは、非常にロボロボしてて(ぇ)、
チャペックがしゃべるたび、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!! ってなってました。
ラブになるまでの描写が若干足りませんでしたが、
友人らに囃されることが全ルートにあったのでおいしかったです。

 足りなかったのはハードボイルド。
そして戦闘の総合数。

 今回も主人公がフルボイス、近藤隆氏なので、裏声十八番。
コメディ部分のセクシャル要素に大貢献。 変態だーーー!!

余韻度 4点
 はっきりいって、雫ルートはノリきれなく、惰性でクリアしましたし、不可避な最終ルートなのでマイナス1点です。
雫のキャラ設定は大好きだったが、雫自体に魅力が感じられなかったのが不満大。(眼が理由じゃないよ!!)
選抜試験〜カラミティ崩壊までを細かく描写できていれば、雫に惚れたでしょう。
というか、彼女に並びたいと思う描写の堀り下げができた不知火には、共感できてしまった不運。
雫ルートは、むしろ不知火&ファントムキラールートでした。

 ただ、超絶に萌えたキャラクターがいたのでプラス1点。

それはブラザー・チャペックだ

彼に大いに萌えた。
人間に近しい存在であろうとしたチャペックが最愛キャラだったのは、
せっかく女性であったリーティア的にも、、
ストーリーの関係上、友人を傷つけられた際の明確な怨嗟描写があったり、
ムッツリと言われつつ公然猥褻主人公の片棒を担げたので、親友・悪友役の座が奪われた雫的にも、
エヴォリミットという、人間をやめることを題材にした作品的にも、
人間でないという属性を持たせてみて、『やっと』ヒロインだった置き場がないのシャノン的にも、
エースキラーでありダークホースでありました。

総評 B
 これまた、エヴォリミットの作中作に惚れた、的な感想になってしまいました。
実際、一番読み応えがあったのは、開拓時代の話とチャペック関連の話です。(あとラブコメ)
限界進化とパッチ戦闘は全く楽しめませんでした。 カズナさん技名自重w。
ただし、今作は、戦闘の割合が2割にも満たないと思うので、8割楽しめたということになります。

 しかし、作品的には、クオリティが文章に追いつき、propellerの看板作品の名に恥じない。
発売月の他ソフトとは一線をなしています。(というか他作品がただのギャルゲ)
5月に買うならこれ一択か?

 FDでカラミティモンキーズ編でないかなぁ……と期待してしまうほどの愛され先人達。
ツナミ・ココロ・チャペック(女体化)・ヘカトンケイル(女体化)希望wwwww。

 同時期プレイしていた置き場がない、というかあかべぇは、これを模範にすべきでしょう。
一人称における不必要な描写の削減や、CGの使い方、ロボット描写、
シリアスシナリオへのコメディの梱包の仕方……見習うべき点が多すぎます。

 公式HPの情報は混乱の要因なので、見る必要はないと思います。
特に世界観とかキャラコメントとかミニストーリーとか。

 エヴォリミットのシャノンは、シャノン・ワードワーズ(堀内賢雄)だからねっ!!

 
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置き場がない!

置き場がない!
置き場がない!
メーカー あかべぇそふとつぅ発売日 2010/05/27
シナリオライター 健速 原画 有葉、ikki(
置き場がない!

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2点 3点 4点 2点 2点 3点 2点
総評 D 50

一言で締めるのコーナー
「予算もない!」


以下詳細レビュー
シナリオ 2点
 一言でいってしまえば、【C〜B級ロボット物】で落ち着いてしまう作品でした。

 昨今の著名なロボット物といえば、装甲悪鬼村正やオルタとなりますが、
きがないがC級なら、村正がA級、オルタがS級と称せるでしょう。
ロボット系は演出面に荷担する部分が大きいので、Nitroやageとあかべぇを較べることなかれ、とは確かに思うのですが、
きがないは、シナリオ面で“も”、後者二つに大きく遅れをとっていました。

 【ストーリー】
隕石との衝突事故で地球へ墜落したヤルセナイザー(頭身20m)。
墜落のダメージで宇宙へ帰れないヤルセナイザーを家で匿うことにした主人公。
敵は住宅事情! 様々な近隣苦情が主人公らに押し寄せる。
そんな中、ヤルセナイザーの中から、彼を兄と呼ぶ、生体コンピュ−ター、シャノンが現れる。
以降、彼女とヤルセナイザーを巡る珍騒動へと発展する。

 ストーリー的には概ね上記の通りなんですが、
共通ルートが、【住宅事情】→【生徒会事情&地域事情】→【先生事情】の三つの事件で、
ヤルセナイザーの所有権を巡る争いが描かれるわけです。
(ここで倫理感に憤慨した場合は無理だが)シャノン登場後は、それなりに面白い部分があります。
ヤルセナイザー視点とか、アポロの中の人の熱演とか。
今後の展開に期待できるような内容が盛り込まれており……三つ目の事件では、ラストバトルでまさか……
と期待するようなシチュエーションだったが……ほとんど意味を成しませんでした、ね!!

 個別シャノンルートは贔屓版で、通常個別の約3倍。 皆が求めていたヤルセナイザー編でもあります。
ところがどっこい、予定調和なお話・反戦意識・クオリティ不足がハーモニーを奏でます。
隠しキャラクターが2名&1名出ますが、攻略できず……立ち絵ないキャラも。 また、お約束のシーンもありません。
キャラへの感情移入度も低く、シナリオの比重が他個別と異なり、シャノンとのクッツキ方&時期は違和感絶大。
いつの間に好きになったの???? でした。
その他、合衆国さんが出たりなんかしますが、きがないの作風から、『なんちゃって戦争』臭がぷんぷんしてポカーンでした。
いいぞ、もっとやれ!と思ったのは、モブキャラクター達がヤルセナイザーを庇ってくれた時だけでした。

 他個別ルートは、【固有イベント(起承転)】→【えちぃが二回連続(結)】でそのままエンディングです。
短い!! 共通5、6時間としたら、各個別1時間といったところです。
恋人になるまでの甘酸っぱさを焦点にしているため、ラブコメとしては普通。
むしろシャノンは恋人になった後を焦点にしていたため、こっちの方が入り方が自然なのは皮肉なものです。

 まとめると、
ギャグ基調のため、シリアス展開が滑稽 → ギャグはスパイスにして欲しかった。
キャラ“同士”の掘り下げが足りない → 共通ルートに盛り込んで欲しかった。
全体的に短い → 予算がなかったんだろう……
“ラブ”コメが足りない → 無謀な試みだったんでしょう。
熱さがない → まず主人公が無理でした。
ロボットアクションがない → ちょっとだけあったよ!!
ロボット物じゃないよ! → ラブコメでもないよ! → じゃぁ何?

グラフィック 3点
 いつもの有葉さんで安定感はありますが、見慣れてくると粗は目に付くようになります。
旧作陣の手のでかさは払拭されましたが、構図とか四肢バランスとか……でも美しいですね。
しかしながら、ラベンダーの方に尽力しているのか、立ち絵総数が少なく、12人程しかいません。
主人公の部活の先輩3人組や、シャノンルートの某隠しキャラぐらいは欲しかったです。
また、キャラCG総数も少なく、ヤルセナイザー系・SD系の画像に半分以上持っていかれています。

 ikki氏原画のヤルセナイザー他は、デザインが簡易ながらも、勇者シリーズオマージュらしい良さが有ります。
人物CGが後半に固まっているため、ヤルセCGが大量に投下され、作品のメリハリに大貢献。
ただし、やっぱり簡易どまりで、優美な機械的一枚絵はなく、アニメチックなそれは、
良くも悪くもデフォルメ的ヒーローロボットであり、後半になればなるほど顕著になってゆきます。
3Dにした村正やデモベは予算的に正解だったのだろうし、オルタは底力が違いすぎました。
一枚絵に頼りきりなあかべぇの開発力のなさが伺えます。

 
音楽 4点
 tiko-μ氏単独?
総数79、内タイアップ原曲9曲。
あかべぇ、いつも通りの破格のボリュームです。

 しかし、いつも通りなので、似たような曲調が多く、使い分けに困ったと思われます。
出番が一回しかない曲も多数。
車輪と違って良曲が少数です。 アレンジ以外だと、何が正しいのか、VS新たなる始まり、ぐらいでしょうか。
うぇ〜いくあ〜っぷっ!! はロボ物としては好きです。

 まぁ、今作のお株は、全て福山芳樹氏の獣になれ!に取られているので、他に語ることはありません。

文章(力) 2点
 うあぁぁぁぁぁぁ、銀ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!
ドゴォォォォォォンン
という2行だけで概ねこの作品のテンプレートは回収いたしました。

 健速氏のイメージからは離れた今回のコメディ。 氏も作風を作るのに苦労したのが伺えます。
結果的に、10年ほど前のノリだけで進むギャグ調とテンプレ叫びで構築されてしまったわけですが、
声優陣のおかげで不快感はあまりありません。 むしろ、クスっ、とできる部分もあった“かも”。

 今作の問題点で、まず最初に出会うことになる点は、
【超展開を許容するキャラクターを許容できるか】という点でしょう。
世界観が現代というのがそれを許容できないのに拍車をかけており、
頭身20mのロボットを家で預かるという主人公・ただ単に置くのを反対する母、
町を闊歩するロボに、数瞬だけ違和感を抱く登場人物・器物破損は完全スルー他。
ギャグなので許せるか、と問われたら、イエスマムなのだが、後半のシリアスに繋げるには手落ちすぎます。
完全なステルス機能(M9とか)で秘密裏に匿うとか、町中の人々を説得するとか(勇者シリーズ)
政府関係者が友人だとか、マスメディアを味方につけるとか、方法はたくさんあったのでしょうが、
それら全ての心情描写を、主人公からして放棄しており、私は許容できませんでした。
ここは綿密な掘り下げが欲しかったし、そういう世界観を提示して欲しかった。

 次は倫理感でしょうか、
町を闊歩する際、大量破壊を行い、町を大恐慌に陥れます。 酷いもんだ……無知無垢だからといってユルセナイザーでした。
(作中、人を踏む・器物を破損・足元のアスファルト破壊等の、ロボにリアルについて回る事柄の描写があるため、悪く浮き彫りに)
それはただの序章にすぎなかった……
本当に倫理感ぶっとんでたのは、主人公の知人達だった……
親友を売る銀ちゃん(後に弁解有り)、擬似拷問する幼馴染、武力制圧を試みる会長(一応弁解有り)、
同じく武力制圧を試みる地域振興課、人質・武力行使する先生。
どれだけキャラクターを貶めれば気が済むのですか……。
襲われている方(主人公&ヤルセ)はたまったものでないはないでしょう。
他人の痛みの分からない知人たちには辟易しました。

 最後はキャラクター同志の絡み掘り下げが後半に集中していたり描いていなかったこと。
ヒロインズは選択肢とかで、過去話が挿入されるが簡素でいまいち。
ボーイミーツガールはシャノンだけであるが、彼女との掘り下げはえちぃ後という意味不明さ。
銀ちゃん……なんで親友なんだろう……
視点変更型一人称なのに、この脇の甘さは何だったんでしょうか?

 ただ、これらの問題点は、この作品を『コメディ型勇者シリーズ』であると捉えた場合、払拭されます。
概ね、それらのシリーズでは、ロボ許容はセオリーですし、ギャグテイストなら多少の町破壊は許せます。
た だ し、 今作のシリアス方面は、滑稽なリアル路線であり、主人公の一人称間でリアルロボ事情が流れます。
これじゃあユーザーは、物語を、リアルに捉えたりギャグに捉えたりと右往左往するはめになり
一貫して楽しめないため、感情移入もできません。

システム 2点
 KIRIKIRIだったんだ……あかべぇ……
C++の所を見習ってくださいとしかいえませんが、演出・コンフィグ・ユーザビリティがロープライス商品並です。

 特に演出面が酷く、遠近表示2種類のみ・ヤルセナイザーは一枚絵に頼りきりといった具合です。
立ち絵が縦横無尽に動くからコスト削減ができる=ADVゲーム がこの業界の根本です。
だのに、ヤルセの立ち絵が存在しないとか……ロボット物をやるには早すぎた感があります。会社的に。

   
熱中度 3点
 プレイ時間が10時間未満なのでそこそこ楽しめます。
中盤のノリがライダーなのに、笑えない要素多数ですが、ちょっとした小ネタでホワっとしたりウルっとしたり、
ヤルセナイザー繋がりでは、飽きはあまりありませんでした。

 今回、収穫だった点は、みるさんが巧かった……シャノンに愛を注いでいるなぁと感じられたことです。
ギャルゲーマーともなると、メイン級の4人中3人の声は脳内インプットされていて拒否反応が出る場合が多いと思います。
みるさん、有栖川さん、草柳さんの3人。 後者二人は役レパートリー通りで違和感大。
3人とも独特の声色なので、悪い意味で覚えやすく、特にみるさんは出演数が多いので危険信号出てましたが、 シャノンというキャラクターを演じようという気概がひしひしと伝わってくる演技であり、感服しました。
あとアポロの中の人はこちら向きの声してますねw

余韻度 2点
 シャノンルートを最初にプレイしたため、もっぱら消化不良に。
というより、作品自体の完成度が低く、ギャルゲとしても、ロボものとしても落第点でした。
熱くなれるのはやっぱりバサラの歌唱シーンですが、共通のあそこで使ったのは大きな損失。
2曲目隠しであるかと思ったけどそんなことはなかった。

総評 D
 どうしたら良いのか分からない作品です。
コメディとリアル&シリアスの配分がユーザー負担になりました。
本当に、特装版的にも置き場がありません。 どうしろいうねん。

 この作品は、低予算で作られている事が見て取れますが、開発力のなさもそれに相乗しています。
一番予算割いているのが、バサラとフィギュアと音頭かもしれません(汗

 噂の健速氏ですが……酷評してきた私ですが、アリだと思いました。
いい意味でライトな出来になっており、作風も完全コメディと捉えれば満足できます。(私は捉えれませんでした)
問題は長さ。 作れたであろう要素が圧倒的に足りていないのは氏の特徴ですが、今回は会社の事情もあったのでは?
もしくは、新しい試みに途中で心折れたのでは? と思わなくもありません。
ヤルセナイザー関連の話は、小粒だが良質なイベントが存在しており、涙腺崩壊を狙えたはずです。

 以下妄想。
ヤルセナイザーが某クリスタルワープ辺りで檜山さん的な声でしゃべって「あとはまかせろ!!」と言ってくれる。
銀ちゃんが○○○ナイザーで助けに来てくれる。
そのあと逝って良し。おいしすぎる。
ヤルセナイザーが某機体と合体する。
某機体が一緒に戦ってくれる。 というか某機体と一緒に反○○編へ。
つまり3勇者終結!!
地域の住民達が盾になってくれる。 おもにあの少女とか。
いや、むしろシャノンルートでヒロインズが盾になってくれ。出番あげろ。
電波ジャックして世界中に呼びかけるとか。
最後は闘え応援団のラスト曲な展開がいいなぁ。
最初はやっぱりヤルセナイザーに缶を投げつけるとか、大衆描写が欲しい。
隠しルートはもちろんグレースルート。
というかヤルセナイザーが○攻撃を体を張って防いだ後、グレースルート。
自爆。 死ぬほど痛いぞ。
ニュータイプ。 覚醒。
「先に行け!!」
「エネルギーが足りない! あと少し足りない!!」
「ファイナルフュージョン承認!!」
「俺たちがヤルセナイザーだ!」
「地球のみんな、オラに力を分けてくれ」
つーか、ここまではっちゃけた作風だったら、機神飛翔の一歩上のネタや、お約束ネタばっかりでも十分ウケたでしょ……
つまり、音頭中の健速氏の勢いで作ってよかったと思います。(パロ重視で良かった)
今思うと、ユミナってロボものだけど、かなり頑張ってたんだなぁ

posted by PP at 19:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月26日

暁の護衛 〜罪深き終末論〜

暁の護衛 〜罪深き終末論〜
暁の護衛 〜罪深き終末論〜
メーカー しゃんぐりら発売日 2010/04/22
シナリオライター 衣笠彰梧 原画 トモセシュンサク
暁の護衛 〜罪深き終末論〜

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2点 4点 2点 2点 2点 2点 2点
総評 E 44

一言で締めるのコーナー
「俺達がリサイクルだ!!」
無印参照
プリンシパルの休日はプレイ済みです


以下詳細レビュー
シナリオ 2点
 元々、無印時代に根幹を構築していなかったシナリオのはずなので、
主人公の性格とか過去とかはただのテンプレで、理由は一切考慮されてませんでした。
しかし、プリ休の時に、禁止区域幼少編をつくって、現代編の主人公をぶち壊し、
終末論で、それに拍車がかかりました。

 ストーリー的には、薫奪還編〜禁止区域もろもろ〜キャラ個別という具合です。
冒頭から奪還家潜入間のパートの説明が、爺から電話かかるまでスルーなので、『いつもの暁』かと思った。
その薫編で知り合った新キャラとかと話している時が一番盛り上がったのは間違いないです。
あと尊。

以下冒頭のシーン
***********************

主「今ここにいるオレの人格の半分は、あいつが作ったようなもんさ」
>ごめん……あんな突拍子もない人格に育てた薫氏パネぇとしか思えなかったw。

主「さて、ジョギングでもして帰るか」
折角の日曜日だ、堪能して帰らなければ損と言うもの。
>今の今まで、爺と真剣に密談してて、薫編始まるか!? の矢先のぶち壊し台詞。
>目が点になったのは言うまでもありません。性 格 考 え ろ。

民間事業から大きく発展を遂げた『警備会社』の背景が強い。
警察機関とほぼ同格となった。同等の権利を保有することとなった。
>無印時代は、警察官という比較対象がいなかったから納得しちゃったけど、
>今回、主要キャラに警察官がいます。それなりの役職で、民間に任せてる二階堂に顔効いて、
>警察機関の弱体化とか、民間警備組織との摩擦とかいう描写は一切なく、設定破綻乙w、と思わざるおえなかった。
>警察官を出さなければ気づかなかった事なのに……

オレは周囲の自己保身に走る人間と同類だ。
決して愚かな正義感に走ったりしない。
日常を逸脱した異常行為だからだと。そう、オレは求めていた。
主「チィッ!」w
主「大事の前の小事、ってことにしておくかっ!」ww
主「少しの間かりるぜっ……」www
主「多少の無茶も、やむなしかっ……!」wwww
―――その後若干ハードボイルドな戦闘台詞でTSUEEEEします―――
主「やれやれ……」wwwww
主「一件落着、か……」wwwwww
ただの気まぐれで助け、何事もなかったかのように去る。
そのつもりだったんだけどな……。
>何度読み返したことか分からないこのシーン。(助けた理由が全然伝わらなかったから)
>本当に感情移入できません。主人公に。
>日常を逸脱〜の一文で、主人公がヒロインを助けた理由が描写されています。(本当に理由は一文だけ)
>どうやら、主人公は、現状に甘んじるのが嫌らしく、騒動に首をつっこみたいから助けた、と取れます。
>ここら辺までは『飄々としているが、実は猛々しい男』という風に感じるのですが、
>それ以降の台詞がwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>無印だけだったら『厨ニ病という性格』で済ませられたんだけど、
>プリ休で過去話やっちゃったせいで、コメディアンにしか見れなくなった。
>しかも、その性格創ったのは薫氏という無茶振りwwwwww

*************************

 冒頭だけで、これだけ突っ込める作品。
正直、やめたくなりました。
もう、『主人公は幼少期凄絶な教育をされ、煉獄の世を生き抜いた』という元凶が痛すぎる。

 無印は1点。
何故、こちらが2点かと言われれば、
最低限ストーリーになってて、かつ、15時間ほどのボリュームを書き上げたことに対する同情点で+1点。
書けば分かる、そのツラさ。完成させるにかかった時間は“それなり”でしょう。
無印はストーリーが存在しませんでしたからね。これは素直に進化しました。
でも、逆に、冗長になったので、“暁の護衛”というシナリオ自体が荒唐無稽で破綻してて無価値で、
キャラの掛け合いにしか意味を見出せないということが明るみに……周知の事実に……いや、もう真理でいいや。

グラフィック 4点
 無印は5点でした。
4点の理由は、流用の極致であったからです。
特に背景。8割が流用です。
駅(流用)→移動(暗転)→喫茶店で会話中(暗転状態)……(ノ`Д´)ノ
こういった状態が極めて多く感じられます。

 また、立ち絵が、未登場キャラクター以外、全て流用。
書き下ろし立ち絵は一切ありません(よね?服差分だけ?)
確かに、新キャラがそれなりにいるので、目新しさはあるのですが、
その分、無印キャラの顔見るたび、激しい虚脱感に見舞われます。

 もう『新しく作る気なんてサラサラありません』ってのがユーザーに伝わってきます。

 FDと銘打ったプリ休は許せました。FDという免罪符がありましたから。価格も安いし。
でも、今回はフルプライス、新作宣言で出しましたよね?
※1BaldrSky Dive2がCの理由の大半はコレと同じですけど、あれはちゃんと二作に分けるって告知したからCです。
でも、コレは、※2怒りの日並の怒髪天衝いてもおかしくない。むしろ、どれだけ優しいユーザー囲ってるの? 暁は。

音楽 2点
 無印は3点です。
三回目ということで、無印の音楽たちは思い出せるのですが、プリ休の追加曲を忘れたので、
流用度は6割ってことでいいんですかね?
ふ ざ け な い で 下 さ い

 OP・EDともに、無印Togetherに及ばず、ほぼ劣化。

 全体曲数は目を見張るが、流用かつ、序盤はほぼ無印音楽なので、お聞きの有様だよ!

文章(力) 2点
 無印は3点で、それなりに笑わせていただきましたし、
キャラクターも各々個性的で、小ネタ集として楽しめました。

 じゃぁ、今回は? と問われたら、『飽きました』の一言であり、
新キャラクターの男性陣は良いのですが、新ヒロイン陣がこぞって無個性です。
正確には、無印ヒロインが素晴らしすぎたわけですが。
おかげさまで、萌えない・笑えない・無駄に長い・パターン化、というデメリットばかり目立ちます。

 更に、(一人称なのに)主人公への感情移入度がハンパでなく低く、戦闘描写がおざなりで、硝煙描写はなく、
シリアス展開が滑稽なのに、ボリューム感を担っているのがシリアスシナリオ。
はっきりいって、賛辞できる部分は、
(伏線や過去話、硝煙ネタや暁の護衛というタイトルから完全に乖離した別個体としての)
主人公と尊との会話だけである。
が、しかし、その尊との会話(が飽きない理由)も、ツキのテンプレート会話に飽きた今作では、
緑川光は偉大な声優であったという結論しか出ませんでした。

システム 2点
 無印3点です。
無印発売から二年たって、何も進化していません、故に2点です。
インターフェースしかり、エフェクトしかり、コンフィグしかり。
ボリューム増加に伴い、選択肢が増えて、ルート分岐が極端にややこしくなってプレイ気力が下がりました。
期待されていた、次の選択肢へジャンプ機能もついておらず、落胆しました。
 
熱中度 2点
 無印5点です。この項目が大幅に減点されましたね。
いわずもがな、楽しめた量/プレイ時間=コストパフォーマンスなので、
ボリュームたっぷりの今作は、冗長で退屈でした。
酷くつまらないシリアスシナリオの合間にしか、ギャグトークが入りません。
むしろ、無印は、“暁の護衛”を自虐ネタにした、狙った寸劇だったのかと疑ったほどです。

 某人物を攻略した後の尊のリアクションが楽しみだったのと、
プリ休で伏線“張ってみた”アキラ君がどうなるかなぁ? というのがプレイ継続の綱でした。
 
余韻度 2点
 ここまでレビューを読まれた方に、この項目を説明する意味はないでしょう。

総評 E
 今年プレイした中での、ダントツNo.1のゲームでした。圧倒的でしたね。
冗長さ、流用さ、絵の美しさ、ユーザーの舐め具合、その全てが一級品でした。

 ま、今回はほとんどCtrlプレイでしたので、感慨もなにもなかったわけですが、
本当に楽しくありませんでした。どこを楽しんでいいのか分かりませんでした。
終末論をプレイする方は、恐らく前ニ作をプレイ済みでしょうから、
(全ての要素の)使いまわしに憤慨するのは火を見るより明らかだったと思います。
※3暁の護衛Ver1.10というのが正式名称でもいいと思います。

 今回のプレイで分かった事は、
新作を創る意欲はなく、既存の素材で活かそうとする会社から出ているソフトという事と、
“暁の護衛”というタイトルで必死に釣っているという事と、
声優の力は凄いという事、の3つです。

 ちなみに、他の方のレビュー見てにやけることが出来ていた方は、終末論を最大限に楽しめています。
私のように、憤って、業界とユーザー層オワタと思った私は負け組みです。

※1レビューはしていませんが、Dive2はC評価でした。
※2lightから発売された、無印Dies iraeの騒動
※3Dive2が、BaldrSkyDive1Ver1.25ぐらいという感想の比較から
UpdataのVerとは一切関係なく、終末論自体はVer1.02でプレイした。

posted by PP at 03:28 | Comment(7) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月21日

恋色空模様

恋色空模様
恋色空模様
メーカー すたじお緑茶発売日 2010/03/26
シナリオライター 氷雨こうじ 原画 るちえ、広瀬まどか
恋色空模様

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2点 4点 4点 3点 5点 4点 2点
総評 C 60

一言で締めるのコーナー
「システム緑茶」

以下詳細レビュー
シナリオ 2点
 簡潔に説明すると、幼馴染+義妹+ミーツガール3人の登場編が冒頭。
8話まで各キャラ紹介コメディ
9話〜18話までがある騒動で、チームを結成し、仲間達と友情を深め、敵に立ち向かう。
1〜18話までが共通ルート。約8割。
19話から23話までが個別ルートとなって、エチぃシーンも全部個別に収縮。

 主人公の様々な葛藤がよく分かる構成だし、ヒロインも魅力的で○。
でも、如何せん、ドン引きな厨ニ病設定や戦闘設定とかで、
高校生らしい青臭さが消臭されてしまっています。
(トンファー持って戦う風紀委員の女子高生とか、刀持ってる”だけでは済まさない”最凶女子高生とかetc)
しかも、途中で暴露されるメインヒロインの設定とか、必要あったの!?、と思いました。
流れも唐突で、起承転結の転の部分が極端すぎて、ついていけませんでした。
大概がギャグシナリオなのに、
いきなり君○○む○遠のシリアスシーンが入っても……。(あ、でも、君○も唐突だったか……
素晴らしい演出力が、逆ベクトルに作用してしまった作品でした。

 個別シーンは、本当に“個別”シーンでしかないので、好きなキャラ見たら、このゲームは終了です。
そこに、テーゼはさほどありません、短いですし。イチャラブは及第点です。

グラフィック 4点
 ブレない安定原画さんです。
デフォルメキャラクターも可愛らしく好感が持てます。
立ち絵も豊富で、システム面との相乗効果が絶大です。
後ろ姿も有

 気になった点は、一番のロリータキャラクターが主人公だったこと!!
立ち位置的に、マジ恋の軍師ぐらいだと思ったのに、何ですか? あのショタキャラはw?

音楽 4点
 多かれ少なかれ、目が引かれるのは、霜月さんのグラフティーなわけです。
付和雷同ですが、恋空の音楽項目の強みは、ノンボーカルBGM42曲のクセのなさでしょう。
無論、EmotionCrusaders!といった良曲も揃っていますが、
全てのBGMが、ADVのBGMとして崩れない、メロディラインのしっかりした、小粒揃いの音楽達です。
プレイしていて、音楽に鳥肌が立たないのは遺憾なことかもしれませんが、
これはこれで、しっとり感があります。
惜しむらくは、ゲームの雰囲気的にも、劣化版こんにゃくに聞こえてしまう点か……(あっちも4点だけど

文章(力) 3点
 システム面に配慮してか、99%が台詞で構成されます。
心境すら台詞です。全部台詞です。一人称です。
台詞枠が中央に来る事(状況説明)が滅多にありません。

 それで、まぁ、こうなると、キャラクター造詣のセンスが文章力に直結するわけです。
感想としては、幼馴染のアホ3人(ヒロイン含む)は、際立って良いのですが、
組み込まれる主人公が、肉体が貧弱な、キレ者設定ということで、立つ瀬のなさを感じました。
他キャラクターも、それなりに破天荒さがありますが、ハッとする言い回しはありません。
魅せるしゃべりではなく、萌えるしゃべり、と言うのが正論でしょう。

 問題は、私自身が萌えなかったことか(笑
唯一、キャラクターで好きになれた(気になったのは)、
嫌悪されているという“カタルシスステータス持ち”の義妹だけ。
もう、暴虐金髪ツインテールや、天然生徒会長とかは無理でした。
そりゃまぁ、あのシーンとかで、
金髪ツインに『無視すんなやこらーっ!!』ってタックルされたら惚れたけど……※1(ぁ

システム 5点
 あー、やっちゃった……。

高クオリティの最速システム

 軽い、巧い、広いw、の三大能力を兼ね備えた、システムスクリプト。
戯画がユーザビリティ、ageが超クオリティとしたら、緑茶はその間をとった感じです。

 1024*600の16:10ワイド表示の画面もさることながら、
立ち絵と台詞枠の表示自由度が卓越しています
まぁ、これはageにも言えるレベルの事なんですが、緑茶さんは、
おまけの、立ち絵鑑賞で、D&Dで、立ち絵動かせます!!
いや、普通に驚愕しました。 別にD&Dは使い勝手的な意味で付与属性なんだけど、それ以前の段階で、
立ち絵をレイヤーに分けながら、X軸・Y軸・Z軸(拡大率)・角度・透明度とか、ユーザーが自在に操れる“おまけ”を用意したこと。
それでもう、開発の土台の強度が分かりました。感服です。

 そのシステムのおかげ、ゲーム中、立ち絵ブンブン動いて、全く飽きません。圧倒的な演出力です。
影響として、三月購入した二本のうち一本、プレイ気力が奪われました(素晴らしき日々)
それほどまでの威力でした。

 問題は、この能力がデフォルト設定という事でしょうか。
他の自由度が低く、文字表示速度やオーディオ設定といった当たり前の設定しか変更できません。
デフォルトの時点で必要十分な能力があるというのも考え物です。 演出もスピーディーで変更の必要もないし。
特異な点は、アクションゲームが本家なので、コントローラー入力ができるといったぐらい。
戯画的な文章カラー設定とか、age的な行間設定とか、そういった細かいものはありません。
その分、システム設定は簡素で分かりやすいのも特徴です。

 軽くて使いやすいので、私は大満足でした。

 
熱中度 4点
 システムのおかげで熱中度は高いです。
キャラクターも好みさえあれば萌えれますし、幼馴染グループが面白いので。
ただし、9話以降は賛否両論。私も否定派か……。
それなりに強制スキップ使用しましたが、φageのように、狙ったかのような失敗作ではなく、
高クオリティの、(緑茶的に)入魂の一作なので、魅せられるときは魅せられます。
システムの軽さじゃなくて、シナリオ的にライトに楽しめる分、途中のシリアス展開がショックでした。

 
余韻度 2点
 問題提起の部分が、間違ってはいないが、エロゲー寄りにして欲しかった!
というのがユーザーの大半の意見でしょう。
共通ルートの大半を占める、その問題提起で盛り下がったのは自分も同じ。
転の部分は純粋に個別に充てて、
承の部分は、学生ならではのイベントに置換するという安直な発想ですら、
今回のシナリオより高評価を得られたのでは? と思ってしまいました。

 個別は一時間もなく終わってしまい、そのシステムの軽さ故か、
EDすらEnter連打orCtrl押しっぱでぶっ飛ばされるので、
余韻も何もありません。
このレビューのために、EDを確認しようと思って見たEDが、
“初めて”スタッフのテロップを見た瞬間だったのが妙に笑えました。

総評 C
 三月は、素晴らしき日々と、恋空の二択になったわけですが、
素晴らしき日々をプレイする予定・プレイ中、の方は、絶対に恋空はプレイしないように!!
戻れないから……恋空圧倒的じゃないかポカーン……で絶対他のゲームは手につきません。

 巷で言われているほどには内容は悪くなく、純粋なエロゲーとしては微妙な位置だけど、
演出が他を圧倒してて、なおかつ、Purple software や φage の作品より地力があるっつうか、
面白い作品創ってます!! という気概が感じられるので、
エンターテイメント萌えゲーを所望なら◎。 買って損はないレベルです。
何より、プレイしていて、エロゲー界の光明を見た!! な感覚になれるのは奇特。
インターフェイスやスクリプトが、ゲームを魅せる大要因になった、模範すべきゲーム。
珍しく、シナリオやキャラや原画をスルーしてもいいと思いました。
(恋空はそれぞれの項目が及第点付近だったけど)

 とにもかくにも、他のゲーム会社さんも、16:9か16:10でお願いします。本当に
開発初期段階なら一瞬でできることなのに、実装しているとこが少なすぎです……

※1とある魔術の禁書目録5巻の有名なシーン(ご存知、脳内変換は佐藤利奈さんで)
posted by PP at 13:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月06日

旧作投票

こっそりあげました。


新作は別所。
ここ4〜5年でプレイしていた作品で、レビューするのが楽しそうな作品を挙げてます。
点だけ出すのもありでしょうが、青字で更新したい昨今。 長い目で見てあげてください。

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2009年11月21日

Steins;Gate XBOX360版

Steins;Gate
Steins;Gate XBOX360版
メーカー 5pb.発売日 2009/10/15
シナリオライター 林直孝、谷崎央佳、下倉バイオ 原画 huke
Steins;Gate

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
4点 3点 4点 5点 2点 5点 4点
総評 A 82.30

一言で締めるのコーナー
「超えてい……ないない」
2010/09/07点数修正
PC版はこちら

以下詳細レビュー
シナリオ 4点
 さて、これを読まれる方はもう既にE○○○1○はプレイ済みでしょうか?
某所でも、私的にも、歴代ADV最高峰とされるE○○○1○。
それを、超えたのか、否か、この感想はそれに起因せざるおえないでしょう。
(個人的には、阿保さんのおかげで比べられてると思われ

 結論から言えば、……無念

 いつも通りネタバレなしでいきます。
謳われいるとおり、想定科学ADV。 厨二病設定だからできた厨ニ病許容。
タイムトラベルを優しく、エロゲーに例えて(関智一談)教えてくれる、科学で紐解く、地力のあるゲーム。
その、真骨頂は、プレイ総時間20時間全てが面白く、のめり込むことのできる、
理屈に裏付けられたからできる、感情移入全開の直球物語。


 小出しに知識を入荷するのでなく、一気に土台を説明。
以降はストーリーを感情的に追うだけで、納得・熱血できる。 科学"ADV"の模範です。
それと並行する伏線の数々が予想の範疇内にあることを除けば、ミックスのセンスが高く、モチベーションが高い。

 この作品だからできた長所は、
イマジン(クリスティーナ)が魅力的。 「うPなんてしてないからな!」
田村ゆかり、迫真の演技。
感情移入抜群。
絶望もあるYO
2ch用語、ネットスラング、厨ニ病設定。
中で厨ニ病やってくれてるから、厨ニ病展開になっても許せる。
キャラクターが天才と凡才にしっかり分かれて、無理説明始めない。←重要
科学土台とストーリーの絶妙なコラボレーション
ニトロクオリティ。2009年クオリティ。
プレイ総時間が適当。

 E○○○1○と比べてしまった短所
True視点が…………
最終シナリオ近辺で科学説明を置いといて、と言ったw
伏線の9割が予想内←これが大きかったORZ
はっきりと分かる考察不要の伏線回収不足あり。
不要キャラクター、不要エンディング、及びそのエピローグ時の矛盾
音楽が阿保さんのおかげでE○○○1○観が払拭できず、メモオフやってるみたい。
広げたXX年後、IF年の気になるストーリーと、サブキャラストーリーを排除。
E○○○1○よりギャルゲー寄り、かつ、用語のせいで一般受け不可能。

グラフィック 3点
 ブラックロックシューターの中の人だそうです……
って、どれだけ射程短いんですかw?

 よくも悪くもニトロ、でも、立ち絵変化します。
最初見たときは、まゆしーの横顔がおかしいと思った、プレイが終わってもおかしいと思ってる。
最初見たときは、ブラウン管の娘の眼がおかしいと思った、でも今は、この原画さんしか、この作品はできなかったと思ってる
というようなバラバラな感想になるんですが、クリスティーナにムラッ気があり、
非常に妖艶なのや美麗なのあったりと、なんともまゆしーが惜しい結果になりました。

 総CG数が若干少なめに感じられ、各ルート通過後、CG閲覧で確認したときの、
残り開放数による、物語の収束予想は非常に物寂しく感じました。
 前作が前作だけに、グロ自重されていましたが……18禁リメイクが(エロい意味でなく)熱望されます。

 ニトロだけあって、背景・小物・説明挿入画は力が入っている……と思いきや、
同背景だったり……水に塗れた時の立ち絵に期待したのに……

 
音楽 4点
 出し惜しみの数、そして挿入部分が残念といわざるおえなく、
楽曲云々も、その情景に適合した、心躍るものでなかったのが悔やまれます。

 特に、劇中劇の挿入歌なんて、イントロの部分で挿入フェイズ終了です。

 YUNOでもそうでしたが、未知の遭遇、意も得ぬ恐怖感を表すのに必要なのは"無音"だと
この作品も感じる場面が多々ありました。

 スカイクラッドの観測者はやはり一度しか聞かないこともあってか神曲とは思えず、
タイトル画面のメインテーマが、魂の作風壁超え曲であり、 Steins;Gate を代表すると思いますが、
Karumaには及ばず。

 さて、このゲームをやった方で、私と同じ感慨を持つのは、
旧KID作品の数々、主にメモオフシリーズを通してやってきて、E○○○1○に至った方々でしょう
どう聞いてもE○○○1○です、どう聞いても阿保さんです、本当にありがとうございました。
同調して聞こえるのはさもありなん。

文章(力) 5点
2010/09/07修正。 4→5

 CHAOS;HEAD から何があったのか、気持ちのいい厨ニ病
感情移入できる厨ニ病。 特に、主人公がオタクでなく、厨ニ病だけで、用語に精通と。
厨ニ主人公として素晴らしいポテンシャルであり、その心意気にも賛同しやすい。

 商業的に、厨ニ病・スラングで文章構成して成功しているのは稀であり、
前作を払拭しようとする、入念なトラベル論構想からストーリー開放までの手腕。
手がつけられません。


 ところがぎっちょん、科学説明部分とストーリー会話の部分は、ほぼ完全に乖離しており、
(長所でもあるが)別枠のような印象を受けてしまった。
特に、ストーリー会話の、基点となる部分は、声優陣の熱演もあってか、面白いのだが、
何度も何度も同じ説明を許容したり、厨ニだからといってウザキャラはウザキャラでしかなかったり、
卓越した会話部分は、2ch用語が萌え要素のイマジンと、ボケとツッコミのガンダムとドモンである。

 E○○○1○(メモオフ)と比べてしまった点……それは、"情趣"であると思われます。
某一節に、ひぐらしが鳴いていた、とか、あるわけですが、
それが一切感じられません。 ライトノベル・ADVゲームのためだけに切り取られた文章であり、
無論それはそれで良い事なのでしょうが、阿保BGMに隣接文章として、趣が抜き取られたことは遺憾であり、
ストーリーを、感情を、追うだけのゲームに"静"がなかったと感じました。

システム 2点
2010/09/07修正。 3→2

 一言でいえば、選択肢で止まるようになって良かったねw
な感じである。

 収録音声の音量ががそれなりの頻度で変わっており、個別音量調整ができないのはいただけなかった。

 オリジナルシステムに起因するのだが、シャイニングフィンガーがウザすぎる。
奴のためだけに、何十回とシステムコールしなければならない。
毎回特異なシステムを作るのはいいんですが、ユーザビリティを最大にする事を考えてから付与してくださいと、いわざるおえない。

 エフェクト面で、第一条件のトラベルのオレンジ数字は回数も少なくいいのですが、
第二条件のトラベル、これは無駄に10秒〜20秒ほどエフェクトが入り、
スキップ不可能で、一周中に何十回とあり、非常に苦痛でした。

熱中度 5点
 この熱中度だけは、手放しで絶賛をします。
しょっぱなから、最後まで、ハイテンションで持続する面白があります。
エンターテイメントというわけでもなく、クオリティも最高峰というわけでもありません。
しかし、ユーザーの心掻き立てる圧倒的な展開と、シンクロ率は伊達でなく
唯一、E○○○1○を大差で打破した部分でもあります。

 ただ、全体として面白さは維持できていたのですが、最高潮だったのは、田村ゆかりEND付近であり、
それを越える事が、trueでなかったのが作品自体の評価を落としてしまいました。

 最初、CHAOS;HEADの主人公こと、結っ!、の演技があまりに至高だったので、
今作のガンダムが少し弱く感じましたが、勘違いしていました、彼はオタクでもなければキモくもなかった。
前作のキモさの至高さと比べること自体が間違いだったんですね。
後半で適役だったと……最高のガンダム馬鹿だぜ、と思いました。

 イマジンさんですが、まぁ、あれです、ぶるらじで知ったわけで、(千早は置いておいて)
今回プレイしてみて、なんというユニゾンだ、と思いました。
イマジンさん普通にそれっぽいという意味ですがw、テンプレートツンデレなのに、
2ch用語萌えの、奇異なのに正統派ヒロイン役の、
主人公に【輝いて】【かっこいい】といわせしめるという、おいしい役どころを、見事に演じており。
連邦のボイスは化け物か、と思いました。 ファンになりました。 激しく乙でした。

 
余韻度 4点
 うい、面白かったです。 というので終わってしまいます。
神に会え、読了・終了したあとの放心が訪れませんでした。

 近似作品(とは厳密に言えないが、陣営的な意味で)である、E○○○1○が目の上のたんこぶであり、
超えられない壁に、劣等を感じてしまいました。
何より、Trueの収束感が足元に及ばず、ストーリー半ば、もしくはストーリー中が最も盛り上がったという点が、良くも悪くも敗因でしょう。
伏線の数々が自ずと解が見える仕様で驚愕度激減も痛かったです。

総評 A
 今年を代表する作品には一歩届かないといった具合でしょう。
しかし、新品を買う価値はあります、その面白さは保障されるでしょう。

 注意していただきたいのが、阿保さん音楽のゲーム(メモオフ系)をやった方は、
未プレイの方とかなり印象が変わると思いますし、
E○○○1○プレイ済みなら、劇的に注視点が変わってくるでしょう。

 もし、E○○○1○を未プレイの方がいらっしゃったらチャンスです。
Steins;Gate→E○○○1○では、恐らくどちらも面白さを損なうことはないでしょう。お勧めです。
発売年的なクオリティ格差はあるでしょうが、断然Steins;Gateの先プレイを推奨します。

 確かに超えはしませんでしたが、今年のE○○○1○を謳ってもいいぐらいには面白かったです。
惜しい部分がたくさんあり、口頭で語られるIF年ストーリー等は補完して欲しかった。
いや、それをやったら予算オーバーなのはわかります。 コスト削減が目に見える最近のニトロですから。
凶悪的なまでの絶望感と感情移入度はこの作品でしか味わえないので、移植版や完全版が望まれます。

 私は、このゲームを起動するのに8時間かかり、幾度となく、『ディスクが読み取れません』と戦い、勝利しました。
ロゴ表示までの確率は1割ぐらいでしょうか、タイトルまでいくのにはさらに1割ぐらいです。
プレイ中も、某数字表示で『ディスクが読み取れません』、関智ボイス読み込みで『ディスクが読み取れません』、
Trueテロップ後のエピローグ開始手前で『ディスクが読み取れません』
うぁぁあぁああああああああああああああぁぁぁっぁぁぁあっぁぁ!!!!!!!
新品でゲーム購入し、このためだけに、乾式・湿式レンズクリーナー買ったのに、無理。
ヴェスペリアもムービー強制スキップされる、クソBOXがっ! と思わざるおえなかった。
もう二度とクソBOXソフトは買わないので、素早く移植をお願いします。(2010/08/26移植されました)

 追記:HDD120Gを買いましたが、
ドライブがイカレていて、ゲームを取り込めません、結局、起動は運だのみ。
HDD買った意味ねぇえっぇぇぇぇっぇぇえぇぇぇぇ
最高だぜ! クソボックス先生!!

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2009年11月20日

BALDR SKY Dive2 ”RECORDARE”

bitter smile.
BALDR SKY Dive2 ”RECORDARE”
メーカー 戯画発売日 2009/11/27
シナリオライター 企画屋、卑影ムラサキ 原画 菊池政治













超絶にネタバレします。
苦言多し。 回避推奨します。












BALDRSKY Dive2

こんな空は夢幻だし
レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
3点 3点 4点 3点 4点 3点 4点
総評 C 66.92
BALDR SKY Dive1+2
3点 4点 5点 4点 5点 4点 4点
総評 A 78.46

一言で締めるのコーナー
「なかったことにして下さい」


以下詳細レビュー
総評 C

 門倉 甲(ユーザー)は、何のために戦ってきたのか……


 その育て上げたシュミクラムで、鍛え上げたパッドコントロールで、
数多の雑魚機を粉砕し、千夏さんにサマソで蹴り上げられ30秒延々コンボされながらレインに麻痺させられ、
親父にブーメランクワンガーられ、
シゼルさんに二刀流で切り刻まれ、まこちゃんに浮遊うぜぇぇぇぇえっぇぇと叫び、ジルベルトは逃げる前に悉く爆砕し、
子安と神父と長官とモホークはどうでもよく、雅×3に乱舞された日々。


 その全ては、幸福という名の学園編の空や、絶望的な現実として提示される、溶ける空や娼婦としてのクゥ、
生を提示してくれるエージェント、などを内包しつくした、『ユーザーが会いたかった空』に会うためであり、
個人的には、カトレアを超えるかもしれない『ツンデレ』な生天ちゃん会うためであった。
それは、ユーザー期待度からすれば、ナデシコ劇場版をGガン最終話に置き換えるぐらいであった。


 そうして、いざ出会ってみた空さんは……私のことをNPCと言うのです。
何か服装も変だし……ツンデレじゃないし……そんなクオリアいらないし……
80時間という長大なプレイ時間に溜め込んだ、その、
空に対する情熱っつうか、BaldrSkyに対する熱意のやりどころがなくなった瞬間だった。


・NPC甲(ユーザー)の全てを奪った空には憤りしか浮かばないし
・というより、感情移入できない空なんかにレイン寝取られたし
・ルートイベントが共通多いし、背景流用で目新しさゼロだし
・Dive2のプレイ時間の大半が雑魚戦につぎ込まれたのは、戯画のバランス調整ミスだし

雑魚機体の9割が流用だし、マップも流用だし

・おかげで、雑魚戦が最高につまらないし

ボス機体ですら、9割流用だし

・しかもDive1でお腹一杯なボス達と、何度も、タッグとかで、どうでもいいイベントで戦わせられるし
・ボスはゲージをチートしてくるから必殺演出込みで面倒だし
・千夏なんて、Dive1で印象的なイベント戦で楽しかったのに、2では歌なしで何度も出すから時間泥棒だし
・千夏や雅は、乗り換えてトリオ組むと思ったらそんな事はなかったし
・甲の叫び声修正されてないし
・音楽流用だし

Restorationを超えられなかったし

・おかげでラスボス戦が異常に盛り上がらないし

マインナックル最強だし

・コンボ考える必要なくなったし
・何で空中復帰を追加しなかったし
・タイマンでスライディング一発入れば永久マインナックルだし
・ラスボス、ベリハだろうがなんだろうが、永久マインナックルだし、盛り下がったし
・逆に、浮遊まこちゃんやジャンパー千夏は、ワンミスで30秒もってかれるし
・大抵、千夏戦ではマインナックル育ってないから、とてつもなくめんどいし
・全員死ぬ必要なかったし、あのイベントはドン引きだし

・死ぬのは菜ノ葉だけで良かったし(そうでなくとも子安機に乗り換えると思ってたし、緑色だし

・箱舟計画なんてDive1から想像できる内容だったし
・エンタングルしたくなったし……ありえねぇ……
・真NPCエンドは、独りよがりで、ユーザーの感情は拡散したままだし
・NPC作って溺愛してた亜季姉ぇは神掛かってたし



 最愛の人は、どう考えても亜季姉ぇだったし。


姉属性や怠惰属性ないのに、亜季姉ぇに萌やしつくされたし。
なんかもう、空とかどうでも良くなるぐらい、家族愛と近親相姦にあふれたキャラだったし。
あの、にへら、っていう顔が最強だし

 結論から言うと、Dive1プレイした後、妄想や二次創作で補完したほうが断然楽しめるし。
バージョンアップしました程度の内容だし(CG以外)
Dive2にDive1が同梱されるという商法なら、断然許せたし

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2009年10月31日

夏ノ雨

夏ノ雨
夏ノ雨
メーカー CUBE発売日 2009/09/25
シナリオライター 紺野アスタ、皆本あいる 原画 兼清みわ、カントク
夏ノ雨

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
3点 4点 4点 4点 3点 3点 4点
総評 B 71

一言で締めるのコーナー
「そつがない≒角がない」

以下詳細レビュー
シナリオ 3点
 話題性になった理由の通り、"普通"と感じるのは仕方のないことでしょう。
ここでいう普通性をセオリーから見てみると、
@幼馴染がいる
A朝起こしにくる
B主人公鈍感
Cビーストモード搭載
D奇跡or泣きorハッピーエンド
全然当てはまってないよ!!

 そう、このゲーム、何がどう良かったと問われれば、
直球的な清涼感が良かった、という言葉になります。
複雑な家庭事情→ツンデレ融解、とかテンプレートだったり、
友愛→愛情、先生と禁断の恋、とか、ままあるかもしれません。
しかして、読了後のさわやかさは、昨今の作品には見られないものがあります。

 起承転結がしっかりしており、軸がぶれず、こじんまりと、そつなくまとまっている。
故に、綺麗な物語だったと感じます。
ヒロイン達が非常に魅力的だったのが拍車をかけたのでしょう。声優も。

 ことのほか、シナリオ自体に語ることはございません。

グラフィック 4点
 あぁ、そかぁ、アメサラサの人かぁ・・・・・・
昔の魚氏や画野朗氏のようなホンワカさがあります≒FC系

 立ち絵が丁寧で安定しています。 一枚絵も。

 他は至って平凡、背景平凡、効果平凡、動作平凡、平々凡々です。
作品的には絵師勝ちでもいいと思われます。

 
音楽 4点
 楽曲数は少ないものの、作風に非常にマッチしている、気持ちの落ち着くBGM達。
特に主旋を意識したデジタル楽曲のバランスが素晴らしいです。
疾走する想いは、こんにゃくや車輪の疾走系と同等のテンションアップ間違いなし。

 まったく関係ないが、タイトルのおかげで、OPのPlatonic syndrome
メモオフ的な展開を期待してしまいました。楽曲は明るいんですけど、出だしの映像がw
歌自体はカッコイイです。 挿入歌に欲しかったです。

文章(力) 4点
 "良い"ですw。
もうね、何をいってるのか自分でも良く分からないのですが、
読みやすさが群を抜いています。 二人で書いてるせいか、時たま、主人公○ねとか思いますが、
大量生産系列でありながら、アイドルがいたり、超イケメンがいたり、ヒロインがいきなり好感度MAXだったり、
とにかく屋上で話をしたり、そんなテンプレートをとっぱらった、さらなる基盤で描いています。
特筆すべき角も粗もなく、東出祐一郎氏のようで、自問自答が多用されない。
オーソドックさが魅力だと思います。

システム 3点
 はっきり言えば、ヨスガ&ハルカノソラ流用ということで、
鑑賞CGの閲覧が、フォルダ構造を模造しているという点が特異という点を除いては及第です。
元々システムの開発に力を入れているとは感じがたい会社でしたので(Sphereが)。
それ相応のものと思っていただいて宜しいかと。

熱中度 3点
 声が素晴らしい。なばちゃん(釘様経由の呼び名)が清楚すぎるもツンデレもいけるww。
私的には、マージョリーさん→極上生徒会会長→フィーナと、意識しはじめめてから著名キャラが変遷してきたわけですが。
完全にヒロイックじゃないですか、ほんとにもう。
雪路(ハヤテのごとく)役で広がったとかおっしゃってましたが、広がりすぎですよ。マハラジャ勘弁

 全体の熱中度は高くなく、共通→理香子が一番ノッてました。
他ルートがサッカー関係の話で共通点が多々あり失速。
先生ルートが面白かったものの、ひなこは切りました。

 オーソドックスだからこそ、そこから得るものを見つけるのが難しいです。娯楽ならなおさら。

余韻度 4点
 余韻的に5点もありかと思いましたが、ひなこ切り未コンプも含めて4点。
読了感は、前述の通りすっきりさっぱり、だがそれが良い。

総評 B
 話題的には少し乗り遅れた夏ノ雨、レビューしてきました。
そうそう巷の感想と変わり映えはありませんでしたが、普通でない普通というのは実感いただけたでしょうか。
テンプレに飽きた起爆役としては一興でしょうが、今年はバルドとマジコイが強いので素直にそちらをお勧め。
キャラクターは魅力的で、文章も好感が持て、絵師さんも強いので、ブランドの今後に期待したいです。

 オール十点ついてたベヨネッタは個人的にCだなと買ってみて思った今に似ています。
タグ: 夏ノ雨
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2009年09月05日

真剣で私に恋しなさい!!

真剣で私に恋しなさい!!
真剣で私に恋しなさい!!
メーカー みなとそふと発売日 2009/08/28
シナリオライター タカヒロ 原画 wagi
Trample on “真剣で私に恋しなさい!!

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
4点 4点 4点 5点 5点 5点 5点
総評 S 90

一言で締めるのコーナー
「磐石」

以下詳細レビュー
シナリオ 4点
 泣いて、笑った。
PC画面前でこれだけやれれば万々歳です。

 各メインヒロイン+風間ファミリー+クラスの女子+レコアルート、さらに最終ルート。
無論メインヒロイン以外はおまけ程度とはいえ、ファンディスク以上のボリュームという、
攻略不可能キャラなしというほどのユーザーフレンドリーさ。
しかしその分、女は皆、軍師の嫁、という予防線が張られ、ガクトやモロやキャップの幸せルートはないです。

 喜怒哀楽満載の最高ボリュームのシナリオです。

 つよきすや君主をやっておくと、なお良し。

グラフィック 4点
 断然おk(死
 
音楽 4点
 I've、KOTOKO、きただにひろし、と最強布陣でした。
鳴ってほしいときに、鳴らないBGM達にがくりと来ることもあれば、鳥肌や感涙を招くこともあり、ムラッ気が感じられました。
総曲数も多く、武士っぽさが強調される音楽も収録、ほぼ鉄壁です。
挿入歌だけでなく、BGMで挑戦的な部分が欲しかったですが、クオリティの高さはやはり折り紙つきです。

文章(力) 5点
  才能爆発

 やはり、このレベルで書けますか?と問われたら、私はNOと言いますし、他の方も真似できないでしょう。
こと、業界内においては壁を垣間見ることは多々ありますが、純粋なネタ見せや「笑い」においては圧倒されます。

 社長自らということもあり、指名声優さんと文章のコラボレーションがやりたい放題、痺れて憧れます。
勧善懲悪、処女限定、お手つきNTRなしと、安心のタカヒロさんです。

システム 5点
 こぞって、巷で言われる、安心の戯画システム。
私もその通りかと(笑

 戯画さんはSEに難があると思っていますが、これはシステム的な意味ですよねぇ・・・
熱中度 5点
 被るシーン等は1割にも満たず、フルボリューム20時間、突っ走れます。それほどの面白さです。

 絢爛豪華な声優陣。ユーザー視点というか、ファン視点で指名とか(笑
杉田さんや中村さんも驚きましたが、草尾さんや小西さんまで・・・
各種声優ネタも指名だからできる快挙
好きな方は好きでしょうから、実際にプレイして確かめてみましょう。

 シャアはさすがに驚きませんでしたよw。カミーユは吹いたけど。
余韻度 5点
 必要十分、満足満腹。
いつも通り、所々痛かったりするけど、普及優先なのか、すんででカット等非常にフレンドリーです。
トラウマになったりしないので気持ちよく終われます

総評 S
 あぁ〜、バルドスカイ超えちゃった・・・的な読了後の気分。
無論、バルドはバルドでゲーム的な面白さがありました。
エロゲーも点数高いのはいろいろありますが、これは時代で勝った印象です。
システムやクオリティ、コスト削減分散、様々な手腕が見て取れて、2009という時代に担った作品として勝った、と。
これが2010に出ていたら、他のソフトがクオリティで追いついてきて点数を下げざるおえなかったでしょう。まさにピン勝ち。
それを鑑みると、この同等のクオリティを誇るパルフェが4年前、追随のないオルタが3年前とか。
 声優面での得点が高くなるのはしかたないこと。だって好きなんだもん・・・。筆者も相当のファンでしょうし。
台詞を飛ばさない=クリックしない率が8割以上という、恐るべきソフト。

 素早く初回版を保守用に確保しておくのが吉。

 まさしくユートピアなこれは、中毒性が高く、忘れた頃に懐かしくなる、そんな甘美な誘いがあります。
作中でも現実ミロ、とか言われたりするのもご愛嬌ですが、ここは理想郷、ピーターパン。
詰め込みすぎたその愛はシナリオでマイナスしていますが、プレイしていて重い、20歳以上にはおもーーいです。
posted by PP at 16:53 | Comment(8) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

Trample on “Schatten!!” 〜かげふみのうた〜

BALDR SKY Dive1 ”Lost Memory”
Trample on “Schatten!!” 〜かげふみのうた〜
メーカー TAIL WIND発売日 2009/05/28
シナリオライター 雪乃府宏明 原画 川原誠
Trample on “Schatten!!” 〜かげふみのうた〜

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
3点 3点 5点 4点 3点 3点 5点
総評 A 75

一言で締めるのコーナー
「……この作品、すなわち『愛』なり!!!」

以下詳細レビュー
シナリオ 3点
 

ぶっちゃけ泣きました

 泣いたシーンはいわずもがな、特撮ショーの所(笑。

 それはさておき、一言でこの作品を表すと、『愛』です(ぇ
説明なんかぐだぐだするより、笑いながら二回タップして燃え尽きてください系でした。

 構成感想。
プロローグ:初期五分の強制オートモードの見せ方は中途半端に鳥肌が立ちます。
この時点で歌に惚れ、脚本抽出文章にざわっ……としました。
第一章:キザイア先輩のスパロボ戦闘デモ集。
第二章:いつでもクライマックス。燃えと沈み(凄絶な死亡シーンとか鬼畜シーン)が激しく、
シュレミール登場シーン以外は若干スキップぎみでした。
第三章:容赦のないシナリオとサブヒロインへの仕打ち。全年齢版を考えてください、
この作品をこんな所で終わらせないで!と思うばかりでした。
個別:一瞬で終わりました。むしろシナリオは全部投げられてました、最終シナリオ以外。

 細かく見ると謎だらけで、最後の敵とか、記憶とか、シュレミールの台詞回しの最高さとか、影の意味とか
愛作(主人公)の自我確立のステップは綺麗に描かれていたものの、詰め込みすぎな上に短くコンパクトで、
小難しい理論や伏線をぶっぱしてもいいぐらい熱いので、いい意味で忘れてしまうシナリオです。

グラフィック 3点
 2点にしても良かったかも知れません。
が、剣乙女ノアの頃と比べると、背景・エフェクト・ムービーと格段に進化しています。
問題は原画が合わなかった&キザイア先輩のデザインが微妙だった所です。

 最大の長所はエフェクトとその表し方。
影装シーンや、ライダーキックが顕著で、あんな魅せ方させられたら痺れるほかありません。

 問題は、第一章の悪人顔キザイア先輩と、キザイア先輩とキザイア先輩と……
って、全部キザイア先輩じゃん!!!
正義の熱血完璧超人でどこか寂しげでちょいドジなそんな漢(オンナ)
大好きな系統なのに、ツインテールじゃなく、シュバルツブレイダーすぎるので
常時攻略対象枠から外れていました。

 
音楽 5点
 鏡の森ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!

 章の最後に必ず入るといっていいのに、
前奏がスゲー長く、ピンポイントでサビが、シナリオとシンクロするため、どれだけ聞いても飽きず盛り上がります。

 各種BGMも高レベルの、いわゆる戦隊系戦闘演出音楽で、どこか郷愁的でチープなのに、躍動感ある熱烈さを感じます。

文章(力) 4点
  筆者大好きです。

 画面効果と相談した上での、コンパクトな戦闘描写に加え、
シュレミールの演説・説教は、全ての特撮ファンに向けられた『愛』でした。
かつ、ヒーローの必殺技は、前口上は、かくこうあるべきといわんばかりに、
四文字熟語と決め台詞多数。考えるの苦労してそうだけど、虚数とか結構適当に使われてます。だが、それがライトの骨頂。

 キザイア先輩の必殺口上に比べ、愛作はいくらか質が下がるため、どれだけキザイア大好きなんだ筆者w、とか思いました。

 とにもかくにも、こんなに熱狂な特撮物を、ギャルゲーで鬼畜込みで書いてしまった筆者に泣かせられたので、多謝。
剣乙女→Maria→かげふみ、とやってきましたが、Mariaとは作風が36000度違うので、
巧妙さを垣間見せられた今後の手腕に期待です。

システム 3点
 最近で言う……11eyesのクロスなんちゃらシステム視点でした。
しかし、愛作視点以外はパッとせず、同じところを二回見ても面白みに欠けました。
というより、この作品の面白さは、愛作の心情描写とキザイア先輩の口上と戦闘シーンなので、
あんなことになっちゃう他キャラクターの視点を見せられても気落ちするだけでした。

 コンフィグは妙にすくなく、文字背景の濃淡が決められませんし、エフェクトカット設定とかもありません。
エフェクト自体は素早く表示されて、快適かつ激しく魅入るのでそれはそれで良かったです。

 ただし、シュレミール登場シーンを、クリア後何度も見直せるのには拍手を送りたいです。

熱中度 3点
 今までの感想で、物凄く楽しくプレイしてきた感を出してきましたが、
実際はCtrlを多用しました。特に、日常シーン。キザイア&芹パロディ劇場は笑いもあるしテンポもいいですが、
主人公の突っ込みにキレがなく、他キャラとの絡みも飛ばして全然問題なかったです。
ただし、ダーツのルールを知らない方は、最初のおやっさの説明をきっちり聞いておきましょう。戦闘シーンで損をします。

 各戦闘シーンののめり込み度は高く、シュレミールの登場シーンは全て台詞を聞いたぐらいです。
割合的には半々といった所ですが、全てにおいて熱中できたとはいいがたいです。

余韻度 5点
 ありがとうを送りたいです

 そんな感じで終わりました。
もう、ね、『アァアーアア、アーアー♪』だけでテンション上がります。仕様です。

総評 A
 2009年の作品は、まぁ、著名なものの大半はプレイしてきましたが、
バルドスカイ、俺翼に続く、第三位の作品の間違いないと思います。
趣味さえあえば、俺翼もレイダーキックで突破するでしょう。

 少なくとも、往年ライダー、平成ライダー、Gガンダムは見ておくか、見た方は楽しめます。
コア向けとはいえ、この業界ですから、肌に合う方は多いはず。
萌え系や、世界系に辟易した際の、再加熱材です。過熱にもなります。
断然お勧めです。

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2009年04月03日

BALDR SKY Dive1 ”Lost Memory”

BALDR SKY Dive1 ”Lost Memory”
BALDR SKY Dive1 ”Lost Memory”
メーカー 戯画発売日 2009/03/27
シナリオライター 卑影ムラサキ 原画 菊池政治
baldrsky dive1

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
-点 4点 5点 4点 5点 5点 5点
総評 S 85

一言で締めるのコーナー
「コトイチと言うしかない、圧倒的作品」
※8周済み
※PS3コントローラー使用
※サバイバル58戦で死亡


以下詳細レビュー
シナリオ -点
 未完のため、Dive2まで終わらないと無評価。
暫定3点で計算していますが、Dive1時点で4点以上は間違いないので、90点近いとお考えください。

 はっきり言って、鬱&絶望

満載のため、非常に楽しめます(狂。

遊べる仮想バーチャルのBaldr Sky。魂の現実リアルオルタ。 のギャルゲー二本柱になる予感がいたします。

 今回は記憶遡行による、学園生活と傭兵生活の二重に楽しめる構造のため万人受け。
ゲーム性十分、ルート視点十分、重さ十分
シナリオ自体は満腹感がありますが、どう収束するのか・・・・・・Dive2が楽しみでしょうがないです。

グラフィック 4点
 2D万歳!!! という他ないくらい、線密なゲームシーン。
ADVシーンは戯画システムと相まって高品質だが、ACパートはさすがに見劣りします。
業界最高峰とはいえ、アーマードコア等の次世代コンシューマーをプレイしていると限界を感じます。

 原画さんは戯画チームとともに昇華して、FORCEのゴミっぷりが微塵も感じられません。
少しレインが描きにくかった印象があります。横顔が特に。

 
音楽 5点
 Restoration一択です。
片霧さんもありでしたし、他戦闘曲も及第点ですが、KOTOKOマンセーです。
頑張って三周目の戦闘シーンで盛り上がりましょう。

文章(力) 4点
 卑影ムラサキさん全開。企画屋は名前だけかと。
仮想世界の当て字満載のムラサキ節です。鬱満載。毎度、悪役が絶対悪ですw
掛け合いが丸戸氏に劣るため、テンポが微妙ですが、その分軍事・戦争の描写、伏線の張り方が絶妙のため違った味で濃厚。

 丁寧に描写してあるものの、世界への浸透はあまり考慮されていなく、置いてきぼりをくらいます。
Baldr Forceをやっていればついていけるものの、世界の全容をプレイヤーに提示してはくれないため、自己模索必須です。
これのおかげで傭兵時代は感情移入がしにくいが、学生時代があるためヒロインズは好きになれます。

 戦闘シーンの文章は全カットで、ゲームパートに持っていかれているので実力は不明です。

 1周目主人公の戦闘シーンのセリフが非常にカッコウ良かったです。
扉前で敵が逃亡するところ。

システム 5点
 
神降臨

 近来の戯画システム+Baldrシステム。そしてシナリオジャンプ機能
最強でした。
ただし、章スキップ判定のため、既読であってもルートが違うだけで飛ばせないのがツライ。

 ポイントで技開発、拡張機能(ライフアップとか壁紙とかレーダーとかの強化要素)、
ルートクリアで拡張解禁と、やり込みの要素とやり易さをブレンド。
戦闘もポイントボーナスのため白熱します。

 Force時代の怯みコンボ中断がなくなり、近接強化と華麗な空中追尾性能で、断然快適度アップ。
アナコン二度入れしなくても、通常移動がダッシュになって非常にプレイしやすいです。
空中にカチ上げられ、死亡後も延々コンボされることもなくなりました。

 スライディング(始動)→戦斧→マグナムアッパ→クラッシュハンマ(追尾)
→(距離によりブーストキャンセル)ローキック→スウェーバックナイフ→フィッシャーストライク→ブーストキック
→ジャンピングニ→ドリル

連打でいけるのでタイミングあわせいらずで簡単。ぶっちゃけ最初の4つで1000ダメ。
決めはアサルトバルディッシュが安定です。
空中の敵に当たらないのでショットガンかバズーカでコケ→スライディング始動で
サバイバル50以降は邪魔されがちのため、空中始動に変えるべきでしょう。

 シナリオ攻略中なら、ジャンピングニーとローキックとスライディングをよく使うので最優先で育てるといいと思います。
ダメージ1000オーバーコンボはほとんど同じ装備で、組み合わせの違いになると思います。
始動をブーストアッパにしたり、クラッシュハンマをいれるかどうかで大きく変わります
こけてから起き上がらせるのは、ボディブロかローキックかエネルギフィールドか戦斧。
なかでも、スライディング(回し蹴り)→ボディブロはローキックを温存できるのでお勧めです。
始動はこけさせるか打ち上げにしないと反撃をもらうので、実質、スライディングかブーストアッパ固定です。
遠距離はバズーカ砲だけでいいと思いますがお好みで・・・・・実際他のは使いませんでした。

 慣性技の組み合わせが多数ありコンボを考えるのが楽しいです。
マグナムアッパやジャンピングニ、スウェーバックあたりは非常に使いやすいので、
ターゲット追尾してくれる、クラッシュハンマや戦斧や手動追尾のドリルなどに繋げれます。

 ゲーム自体は、怯みが抑制されたため非常に簡単になりました。
空中の敵以外には苦戦しません(ノーマル)。
もし難しいと感じた方は、スライディング始動を念頭にいれればおkです。

熱中度 5点
 38時間で8周。死ねます。
バトルもさることながら、シナリオもガンガン読み込んで鬱になれます。

 世界(シナリオ)との(読み手と)融合は果たせませんが、第三者視点から物語を楽しむ分には最高です。
主人公フルボイスです。

余韻度 5点
 次回作への伏線張りまくり、卓越した鬱描写と絶望感、そしてDive2予告。
待ちきれないです。 素直に”いいゲームだった”と言いたいです。

総評 S
 これだけ遊べて、戯画システムで、インターフェースが美麗で、
超クオリティなら、10000円の価値ありでしょう。
Dive1+2完全版を熱望しますが、分割でも買って損はしません。保存用や贈呈用にもどうぞ。
ageやニトロから新作が出ない限り、クオリティ面では今年イチ間違いなしであり、
かつ、全体の面でも圧倒的なオーラを感じさせます。
迷ったらバルドスカイ、暇ならバルドスカイ、やってないならバルドスカイ、他の積んでバルドスカイ。

 開戦!!!オープンコンバット
posted by PP at 19:07 | Comment(5) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月04日

リトルバスターズ!エクスタシー

リトルバスターズ!エクスタシー
リトルバスターズ!エクスタシー
メーカー Key発売日 2008/07/25
シナリオライター 麻枝准、樫田レオ、都乃河勇人、城桐央 原画 樋上いたる、Na-Ga
リトルバスターズEx通常版 リトルバスターズEx初回版

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
3点 4点 5点 4点 4点 4点 5点
総評 A 81

一言で締めるのコーナー
「いたって名作」
無印参照


以下詳細レビュー
シナリオ 3点
 EX分だけあげておくと、

 朱鷺戸 沙耶・・・製作者の意図した今回のメイン。
EDの優遇具合やら、CG数やら、それは顕著に見て取れます。
結論から言うと・・・・・、{謙吾(覚醒)+真人}/2=朱鷺戸 沙耶(笑)
大・爆・笑ルート。笑い死ねとおっしゃるのか(汗
・・・・このキャラ考えた筆者は天才ですね(笑
シナリオ自体はちょっと味気ないです。特にスクレボEDと、ノーマルEDのCGとの差が落胆の極みです。
さらに攻略が非常に面倒くさく、Ex覚醒のぶっこわれっぷりは、まさしく、純然たる「ゲーム」。
ランスYをやっている気分になってきます・・・・。

 笹瀬川 佐々美・・・何故かAfter担当、しかも理樹Trueに近い。
全てのフラグをスルーするとさささささルートなので、とってつけたように見えます。
シナリオ自体に深みはないですが、After宜しく、ファンディスクな展開は大好き。
歌月十夜と思って結構です。

 二木 佳奈多・・・葉留佳補完ルート。
押しも押されもせぬ、葉留佳とあわせて、リトバの(中では)トップシナリオ。
お勧めルートではあるが、二木さんの魅力がイマイチです、無念。

 Exルート全般・・・やっぱり命を賭けた友情に勝る信頼は存在はしないですね。
筋肉に抱かれて眠りなとか、某名台詞(溺死)を凌ぎますよ。

 馬鹿理樹・・・wwwwwwwwwwwwwwww
馬鹿を自覚する馬鹿は、まさしく馬鹿の仮面をかぶったばかであるwwwwwwww
主人公でありながら最高の立役者であるが、ヒロイン数が増えたので、若干ジゴロっぽいです

 今回のプレイに関して言えば、前作のおかげでシナリオ優劣が(己の中で)はっきりしているので、
隅々までプレイすることもなく、任意に飛ばし飛ばしプレイすることができました。
優劣をつけるなら、
True >> 葉留佳+佳奈多 > 沙耶 > 唯湖 = 佐々美 > 鈴BAD1 > 小毬 > クド = 西園 = 鈴BAD2
と、なり、エクスタシーチームの強さが見て取れます。
やはり、Trueを受けてのシナリオなので、リトバユーザーとしての感慨が浮き立ちましたね。
グラフィック 4点
 一年間の開発期間と、フルプライスを鑑みての点数では3点でしょう。
必要な立ち絵(黒猫とか)がなく、追加CGもえちぃCG他は数えるほど。
エクスタシールートの、「ここでCGが欲しい!!」という所に限ってCGがありません。
特に男陣営、そしてバスターズ活躍シーン。

 さささと沙耶ルートの途中に、二木さんのCGが入ると笑えます。勘弁してください。
 
音楽 5点
 他のゲームをプレイした後だと、やはり圧倒的であり、順当の5点であると感じます。
無印の点数を改定はしませんが、エクスタシー追加ボーカル曲にしろ、流用にしろ、
往々にして親しみのあるBGMぞろいと感じます。

 ただ、沙耶ルートのダンジョンと戦闘曲が単調なため、Keyはバトルものには向かないなぁ、と思わせられます。
いや、折戸さんについては、ですけど。本気の麻枝戦闘曲を聞いたことがないもので。

 Sha,LaLaLa,Woooー、Waaaー、Eーcstasyぃー。
の曲は、色んな意味でエクスタシー(笑。 えちぃシーンは本気じゃないとの暗喩なのか、ぶち壊しです。

 某泣いたBGM50番は今回も50番目。
エクスタシーのサントラにも収録されてません(泣
要抽出。

 まさしく、ありがとう
文章(力) 4点
 真人の発言、沙耶の発言、謙吾の発言、理樹の(心の)発言は、才能の塊にしか感じられません(笑

システム 4点
 やはりこのレベルまでくるとエフェクトの弱さがKeyの穴だと感じてしまいます。
立ち絵総数で補完してはいるものの、通常のトークシーンで歩行や拡大縮小が行われないので、画面が寂しいと感じます。

 エクスタシーになり、さらにフラグが複雑化し、ユーザー側の攻略の敷居の高さはYU NOレベル。
しかし、整合性とフラグ管理はしっかりされており、Keyのスクリプト管理力を感じさせます。

 それにしてもエフェクトカット不可であり、攻略時間が膨大になるため、次の選択肢までジャンプは必須に感じます。
今回エクスタシーチーム攻略にすら、一周以外既読スキップ使って20時間とか意味が不明です。
しかもランキングバトルと野球練習をカットしているのに。
グローバルフラグの関係もあるのでしょうが、一年には一度プレイしたくなる完成度ですので、
シナリオショートカット、さらにはフラグの任意管理機能が欲しい作品です。

熱中度 4点

 プレイ時間の膨大化さえなければ・・・・・・・という感じです。

 エクスタシーチームの内二人は、二役なわけですが、
ささささ兼鈴役の民安ともえさんは、鈴のウザさを払拭するような演技だなぁ、と改めて思いました。
風音さんは、(ギャルゲユーザとして)非常に聞き慣れていましたが、
沙耶のキャラクター性にぴったしでいい仕事しているなぁ、と感じざるおえませんでした。

 テロップじゃ緑川光名義じゃないのに、初回版のラジオじゃ緑川光名義なのはナンデヤネン。

余韻度 5点
 この世界にずっといたい・・・・・・・・。
そう感じさせてくれる愛と友情と信頼があふれているゲーム。
それがリトルバスターズだ、としかいいようがない仕上がりになっています。

 えちぃシーンは特に期待していませんでしたが、Na-gaさんKeyにあるまじきエロさです。

総評 A
 無印が未プレイでしたらSランクでも文句はいいません。
太鼓判を押してお勧めできる、エンターテイメント作品。

持っていて損はないでしょう、一年に一回はノンスキップでプレイしてしまうリピート性のある名作。
特に笑いに関しては他の追随を許しません。

 クラナドがXBOX移植されましたが、えちぃ消した逆移植のリトバ完成版に期待が寄せられます。
スキップ機能が強化されていたなら保存用で間違いなく買います。

 この作品、圧倒的物量であり、名作ではあるものの、
従来のKeyファンから嫌悪されたり、批評されたり、するわ、
エロが入ったせいでクラナドに(負い目的)劣等感にあふれていますが・・・・・・・
いや、事実なんですけども、それでもなお知人に勧めてみて欲しい作品であります。
正直に言えば同じ負い目のある作品、Airなんかよりもずっと品質が保証されますし、感情的に楽しめます。
さすがに家族でどうぞ、とまではいきませんが(笑

 最後に、
リトルバスターズ! 最高っ!
エンターテイメントギャルゲー! 最高っ!
筋肉♪ 筋肉♪
posted by PP at 15:10 | Comment(3) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月18日

ウィザーズクライマー

ウィザーズクライマー
ウィザーズクライマー
メーカー ソフトハウスキャラ発売日 2008/05/30
シナリオライター 内藤騎之介 原画 佐々木珠流、明音、皇征介
ウィザーズクライマー

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
1 4 3 3 5 5 5
総評 C 69

一言で締めるのコーナー
「やっぱり極悪周回プレイ」


以下詳細レビュー
シナリオ 1点

 なんちゃってファンタジー。その名の通り、です。

システム 5点
 バトルはAIオート。 育成はモンスターファームぽいです。
ただし、周回プレイの引継ぎが徐々に増えていったり、最大値保持だったり、周回前提が楽しいゲームです。
AIに毎回難有り。 ガンビット以下、カルネポの足元にも届きません。
そろそろORかIFを使わせていただきたいです。

速度的には高速+アプリ速度変更8倍ぐらいで快適です。

熱中度 5点
 育成・塔制覇・大会出場・シーン回収・周回プレイ、と軽く20時間は遊べます。

余韻度 5点
 やっぱりこういう積み込みゲームや、AIシステムは大好きです。
誰でもテクニックを必要とせずガンガンやり込めるので。

総評 C
 どうしてもストーリーが弱く、点数が伸び悩んでしまうソフトハウスキャラさん。
ゲーム性は画力とAIを除けば非常に魅力的な作りで、数字の変化を楽しむ=ゲームであると認識させてくれます。
ちょうどこの時期に積み込みゲームが四作品(リミレ、海猫、ウィザクラ、戦女神)が重なってしまいましたが、
最初にプレイしたせいかのめり込めました。
ストーリー性を求めないのなら推せますが、時間が取れない場合は極力避けたいですね(笑

posted by PP at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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