恋神 ‐ラブカミ‐
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2010年11月06日
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PULLTOP | ![]() |
2010/10/29 |
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阿羅本景、木緒なち、御剣ヒロ | ![]() |
八島タカヒロ、基井あゆむ |
シナリオ | グラフィックス | 音楽 | 文章(力) | システム | 熱中 | 総感 |
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総合評価
:50.00

「軽くてポップ」
シナリオ

現代に記紀神話の神様が降りてきて、クラスメイトになっちゃった、という話。
天照が総理と話したり、法を作らせたりと、前提条件は非常におきらく。
攻略対象は4人で、月讀命、木花咲耶姫 、稲荷大明神、と幼馴染。
有名どころの神様であり、他の登場人物も有名な記紀神なので、とっつきやすいです。
1〜3章までが共通ルートで、以降9章前後まで個別ルート。
選択肢は3つしかなく、簡単にルート分岐が行えます。
起承転結はしっかりしており、問題提起から解決を経てシナリオが進んでいくので、
なぁなぁの日常風景はほとんどありません。
全体的な感想としては、とにかく軽い! いい意味でも悪い意味でも。
そして、複数ライターのせいで、整合性が全く取れていません。
シナリオに関しては、個別できっちり分けて評価したほうがいい部類ですが、
平均しても2点といった具合です。
ぶっちゃけ共通ルートが一番笑えたし、楽しかったです。
イナリは途中でリタイアしましたし、サクヤは切りました。
サブキャラクターは、一切攻略できないので要注意。
記紀神話を取り入れるのなら、
高天原編とか、根の国編とか、世界は無限大に広がるはずなのに、
低予算作品というのが目に見えてわかり、非常にこじんまりとしてしまったのがマイナス。
もちろん、学園編だけで浅くポップにギャルゲーしたことはいい点でもあるのですが、
後半のシリアスに繋げるには尺も説明も絵も足りませんでした。
以下個別。 攻略の際に切るかどうかの参考に。
【イナリ】
特に何もない。 三角関係を主軸に置いたように見せかけて、片方は攻略不可能。
イベントも平坦で、何より、ライターが最悪で、イナリの性格がテンプレツンデレ化。
セックスアイドルネタや、こめぇぇネタも一切ありません。
さかあがりハリケーンで、ユズが、告白シーンで噛まなかったり、えちぃシーンで噛まなかったのと、
同じぐらい落胆しました。
【イツキ(幼馴染)】
姉ルートのはずが、そんな描写も、その特性を活かしたイベントもほとんどありません。
巫女イベントもありません。
後半のシリアスシナリオは、自業自得乙といわざるおえません。
イツキが神を嫌う理由が明らかになりますが、
その回想で、主人公も神様嫌いになってなきゃおかしいだろ、的な描写がありました。
スーさん頑張りました。 ツクヨミ首飾り渡してどうする。
【ツクヨミ】
キャラクターは非常においしく、萌え筆頭。 ねらーでゲーマー。
神様云々関係なく、単純でベタな恋愛話でした。
が、しかし、後半の展開は、張本人たちの立ち絵と心理描写が一切無いので、
何でどうしてこうなった状態なうえ、突拍子も無く張本人たちと大団円で、呆然としました。
スーさん、ここでも頑張りました。
天照が総理と話したり、法を作らせたりと、前提条件は非常におきらく。
攻略対象は4人で、月讀命、木花咲耶姫 、稲荷大明神、と幼馴染。
有名どころの神様であり、他の登場人物も有名な記紀神なので、とっつきやすいです。
1〜3章までが共通ルートで、以降9章前後まで個別ルート。
選択肢は3つしかなく、簡単にルート分岐が行えます。
起承転結はしっかりしており、問題提起から解決を経てシナリオが進んでいくので、
なぁなぁの日常風景はほとんどありません。
全体的な感想としては、とにかく軽い! いい意味でも悪い意味でも。
そして、複数ライターのせいで、整合性が全く取れていません。
シナリオに関しては、個別できっちり分けて評価したほうがいい部類ですが、
平均しても2点といった具合です。
ぶっちゃけ共通ルートが一番笑えたし、楽しかったです。
イナリは途中でリタイアしましたし、サクヤは切りました。
サブキャラクターは、一切攻略できないので要注意。
記紀神話を取り入れるのなら、
高天原編とか、根の国編とか、世界は無限大に広がるはずなのに、
低予算作品というのが目に見えてわかり、非常にこじんまりとしてしまったのがマイナス。
もちろん、学園編だけで浅くポップにギャルゲーしたことはいい点でもあるのですが、
後半のシリアスに繋げるには尺も説明も絵も足りませんでした。
以下個別。 攻略の際に切るかどうかの参考に。
【イナリ】
特に何もない。 三角関係を主軸に置いたように見せかけて、片方は攻略不可能。
イベントも平坦で、何より、ライターが最悪で、イナリの性格がテンプレツンデレ化。
セックスアイドルネタや、こめぇぇネタも一切ありません。
さかあがりハリケーンで、ユズが、告白シーンで噛まなかったり、えちぃシーンで噛まなかったのと、
同じぐらい落胆しました。
【イツキ(幼馴染)】
姉ルートのはずが、そんな描写も、その特性を活かしたイベントもほとんどありません。
巫女イベントもありません。
後半のシリアスシナリオは、自業自得乙といわざるおえません。
イツキが神を嫌う理由が明らかになりますが、
その回想で、主人公も神様嫌いになってなきゃおかしいだろ、的な描写がありました。
スーさん頑張りました。 ツクヨミ首飾り渡してどうする。
【ツクヨミ】
キャラクターは非常においしく、萌え筆頭。 ねらーでゲーマー。
神様云々関係なく、単純でベタな恋愛話でした。
が、しかし、後半の展開は、張本人たちの立ち絵と心理描写が一切無いので、
何でどうしてこうなった状態なうえ、突拍子も無く張本人たちと大団円で、呆然としました。
スーさん、ここでも頑張りました。
グラフィックス

メインがお二人ですが、グラフィックチームがしっかりしており、違和感が全くありません。
サクヤの立ち絵だけは描きにくかったように思えます。
立ち絵が少なく、必要不可欠な某創造神がありません。
というより、メイン4人以外の立ち絵は、表情差分しかありません。
チェキのポーズで延々登場する妹や、扇子離さない天照などなど、
1枚しか描かないのだから、もっと汎用性のあるポーズにすればよかったのに……
これらが低予算と気づいてしまった理由です。
獏プロダクションの背景が簡素な上、立ち絵と雰囲気があってないのが残念。
サクヤの立ち絵だけは描きにくかったように思えます。
立ち絵が少なく、必要不可欠な某創造神がありません。
というより、メイン4人以外の立ち絵は、表情差分しかありません。
チェキのポーズで延々登場する妹や、扇子離さない天照などなど、
1枚しか描かないのだから、もっと汎用性のあるポーズにすればよかったのに……
これらが低予算と気づいてしまった理由です。
獏プロダクションの背景が簡素な上、立ち絵と雰囲気があってないのが残念。
音楽

音楽は素晴らしいです。
鳳笙や龍笛といった、雅楽器・和楽器につらなる楽器を使った音楽が世界観を提供してくれます。
ゆずれないもの、日は昇り、月は満ちて―あたりがおすすめ。
挿入歌の二藍―あいいろ―は出し惜しみするだけはある良曲。
ただし、展開に心がついてきません。
大神のサントラ持ってなかったら4.5点だったけど。 さすがに手も足も出ません。
鳳笙や龍笛といった、雅楽器・和楽器につらなる楽器を使った音楽が世界観を提供してくれます。
ゆずれないもの、日は昇り、月は満ちて―あたりがおすすめ。
挿入歌の二藍―あいいろ―は出し惜しみするだけはある良曲。
ただし、展開に心がついてきません。
大神のサントラ持ってなかったら4.5点だったけど。 さすがに手も足も出ません。
文章(力)

3人を見分けるまで読み込むかどうかと言われたら、
そんなことしてまでレビューするような作品ではないし、
個別の文章感に大差はないので、大まかな所で書かせていただきます。
共通ルートは、存外面白く、「教えて! 神様!」では笑わせていただきました。 イエローw
あと、らめぇは巧かったです。
全体の違和感としては、最初に天照に契りかわすと対象は神になる、と説明されたのに、
個別ルートではそんな描写は一切無いこと。
さらにいえば、神と交際することへの体裁とか将来の不安とか、永遠の命の対価とか、
そういった周囲の問題は全て無視しているのが軽いといわれる所以です。
主人公については、江戸っ子設定入ってますが、基本は鈍感テンプレなので非常に苦痛。
江戸っ子設定を巧く活かすには、はなから顔出しして、特徴さをアピールした方がいくらかましでした。
【イナリ】
統括は仕事をしてください。
イナリさんは、最初から好感度が高く、積極的に迫ってきていたのに、いきなりツンに。
本来なら、アバズレと見せかけて、実は初々しいとか、そういうベタっぽさが売りのはず。
えちぃシーンとか、おねぇさんぶってのギャグでいけたはずだが……
【ツクヨミ】
ゲーマーネタがなりを潜めましたね。 もっとガンガン使って欲しかったです。
神A、神B、神Cは感動のシーンが台無し。
初回は家族が空気読んで家空けてくれたが、2回目以降はかまわず自宅でって、ライター大丈夫か。
サブタイトルがガンダムXに似すぎている。
第9章の某一週間がツクヨミ視点で描けていれば、+1点でした。 ユーザーのトラウマになった上に、
ツクヨミちゃん、芯は強い子納得で俄然感情移入できました。
【イツキ】
作者がスラムダンクとMMRが好きらしく、パロディが多い。
某イベントでタグが勝手に引っ込むあたりご都合主義です。 あそこは普通逆ギレ萌えでしょ……
そんなことしてまでレビューするような作品ではないし、
個別の文章感に大差はないので、大まかな所で書かせていただきます。
共通ルートは、存外面白く、「教えて! 神様!」では笑わせていただきました。 イエローw
あと、らめぇは巧かったです。
全体の違和感としては、最初に天照に契りかわすと対象は神になる、と説明されたのに、
個別ルートではそんな描写は一切無いこと。
さらにいえば、神と交際することへの体裁とか将来の不安とか、永遠の命の対価とか、
そういった周囲の問題は全て無視しているのが軽いといわれる所以です。
主人公については、江戸っ子設定入ってますが、基本は鈍感テンプレなので非常に苦痛。
江戸っ子設定を巧く活かすには、はなから顔出しして、特徴さをアピールした方がいくらかましでした。
【イナリ】
統括は仕事をしてください。
イナリさんは、最初から好感度が高く、積極的に迫ってきていたのに、いきなりツンに。
本来なら、アバズレと見せかけて、実は初々しいとか、そういうベタっぽさが売りのはず。
えちぃシーンとか、おねぇさんぶってのギャグでいけたはずだが……
【ツクヨミ】
ゲーマーネタがなりを潜めましたね。 もっとガンガン使って欲しかったです。
神A、神B、神Cは感動のシーンが台無し。
初回は家族が空気読んで家空けてくれたが、2回目以降はかまわず自宅でって、ライター大丈夫か。
サブタイトルがガンダムXに似すぎている。
第9章の某一週間がツクヨミ視点で描けていれば、+1点でした。 ユーザーのトラウマになった上に、
ツクヨミちゃん、芯は強い子納得で俄然感情移入できました。
【イツキ】
作者がスラムダンクとMMRが好きらしく、パロディが多い。
某イベントでタグが勝手に引っ込むあたりご都合主義です。 あそこは普通逆ギレ萌えでしょ……
システム

足を引っ張るのが、スキップ速度が鈍足ということです。
共通3章の間にしか選択肢はないので、通常プレイには問題ありませんが、
EDテロップ最後まで見ようと6章あたりから再スタートすると、異様に時間がかかりました。
インターフェースは美麗で洗練されており、初期起動で解像度選択が便利。
しかし、基本は800*600なのでワイド対応して欲しかったです。
エフェクトは高速を選んでおけば快適ですが、予期せぬ高速エフェクトが入ったりするので、
クリックによるエフェクトカットのレスポンスが高ければ通常でも楽しめました。
教えて! 神様! システムは、私の願望に近いシステムではあるが、
作中に入れられると、完全に話から乖離させられるため、RPG向きだなと思いました。
(つっても、私は中の人にラジオ形式でやって欲しかったわけですが)
同時期発売のバイノーラルよか、左右振り分けで十分であると感じさせてくれた作品。
共通3章の間にしか選択肢はないので、通常プレイには問題ありませんが、
EDテロップ最後まで見ようと6章あたりから再スタートすると、異様に時間がかかりました。
インターフェースは美麗で洗練されており、初期起動で解像度選択が便利。
しかし、基本は800*600なのでワイド対応して欲しかったです。
エフェクトは高速を選んでおけば快適ですが、予期せぬ高速エフェクトが入ったりするので、
クリックによるエフェクトカットのレスポンスが高ければ通常でも楽しめました。
教えて! 神様! システムは、私の願望に近いシステムではあるが、
作中に入れられると、完全に話から乖離させられるため、RPG向きだなと思いました。
(つっても、私は中の人にラジオ形式でやって欲しかったわけですが)
同時期発売のバイノーラルよか、左右振り分けで十分であると感じさせてくれた作品。
熱中

最初にイナリを攻略したのが悪かったのか、以降もノリきれませんでした。
正直、ツクヨミクリアをして肌に合わない場合、他もそれ以下に感じると思います。
サブキャラクターの活躍が少なく、男性陣の存在価値が疑われます。
と、いうのも、このゲーム、三角関係ネタが随所に盛り込まれているのに、
その対象のサブキャラが一切攻略できないため、
ユーザーフレンドリーさに欠け、FD商法が目に見えます。
メイン級4人の声が聞き覚えが少なく、非常に魅力的に聞こえました。
(ツクヨミは除いて)
ロロナとかイリヤスフィール(容姿も似)を攻略したい方には非常にお勧め。
門脇さん、すげぇ頑張ってます。
正直、ツクヨミクリアをして肌に合わない場合、他もそれ以下に感じると思います。
サブキャラクターの活躍が少なく、男性陣の存在価値が疑われます。
と、いうのも、このゲーム、三角関係ネタが随所に盛り込まれているのに、
その対象のサブキャラが一切攻略できないため、
ユーザーフレンドリーさに欠け、FD商法が目に見えます。
メイン級4人の声が聞き覚えが少なく、非常に魅力的に聞こえました。
(ツクヨミは除いて)
ロロナとかイリヤスフィール(容姿も似)を攻略したい方には非常にお勧め。
門脇さん、すげぇ頑張ってます。
総感

体験版では非常に面白そうに感じて、早々に終了させ予約してしまったが、
作り込みをきっちり確認しておくべきでした。
複数ライターの弊害が顕著に出たことが最大の敗因でしょう。
PULLTOPらしい、非常に軽快な作品で、何も考えずにプレイできるのが長所ですが、
削り取られた部分が、私の求めるものに相違なく、低予算が災いしてまともに作品が遊べませんでした。
目に付きまくりです。
記紀神話が題材ということで、ある程度の知識はあるよね、
という感じで展開されたのかどうかは定かではないのだが、
そうであろうと、そうでなかろうと、作中に伝記を、現代風にアレンジして伝える努力が見て取れれば、
作品とキャラはかなり奥深くなったでしょう。
昨今で痛み入ったのがFate/hollow ataraxiaの英霊伝記であり、
あれは感情移入性抜群で、題材にもたれっぱなしは手抜きだと感じるようになりました。
とりあえずは、ロロナのアトリエとトトリのアトリエをクリアしてから購入しましょう。
作り込みをきっちり確認しておくべきでした。
複数ライターの弊害が顕著に出たことが最大の敗因でしょう。
PULLTOPらしい、非常に軽快な作品で、何も考えずにプレイできるのが長所ですが、
削り取られた部分が、私の求めるものに相違なく、低予算が災いしてまともに作品が遊べませんでした。
目に付きまくりです。
記紀神話が題材ということで、ある程度の知識はあるよね、
という感じで展開されたのかどうかは定かではないのだが、
そうであろうと、そうでなかろうと、作中に伝記を、現代風にアレンジして伝える努力が見て取れれば、
作品とキャラはかなり奥深くなったでしょう。
昨今で痛み入ったのがFate/hollow ataraxiaの英霊伝記であり、
あれは感情移入性抜群で、題材にもたれっぱなしは手抜きだと感じるようになりました。
とりあえずは、ロロナのアトリエとトトリのアトリエをクリアしてから購入しましょう。
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