2007年10月09日

剣乙女ノア

剣乙女ノア
(つるぎ)乙女(おとめ)ノア
メーカー Taliwind 発売日 2007/9/28
シナリオライター そら、雪乃府宏明 原画 bomi、igul、梺乃屋
剣乙女ノア

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
3 3 3 3 3 4 5
総評 B 70

一言で締めるのコーナー
「心と魂を救う癒しゲー」


以下詳細レビュー
シナリオ 3点
 
甘〜〜〜〜〜〜い(byスピードワゴン)

 とんだ伏兵がいたものだ
この甘さと愛は異常
 本編はものっそいエロゲー設定から始まって、こりゃないだろ…、と思っていましたが
設定に準じつつも、18禁らしい”愛”を描く
そして肉体だけでなく、心と魂を救うアドベンチャー
 展開も起伏に富んでいて山山山の怒涛
その中で答えを見つけていく様は非常に巧い
伏線の張り方も絶妙。何故あのシーンが見れなかったのか等等
 しかしながら欠点もたくさんある
まずエロゲー設定のせいで半分以上のストーリーがHシーン
まぁ非常に甘々なのでここはいいとしましょう
 次に世界観が狭い
学園でのお話はほんの一瞬で、基本は自宅と聖堂のみ
別世界についてはプロローグシーンで出たのみ
これが非常にもったいない
プロローグ手前のBefore the sword princess -noah-版を出して欲しい
いきなり最終決戦ではフィリアへの感情移入が少し難しい
それでも作中では丁寧に魅力を描ききっているが
 そして完全一本道
別に選択肢を求めていない私に取っては不都合はありませんでしたが

 あと、番外編で和みました
グラフィック 3点
 メインキャラ二人を描くbomi氏
横顔とカットインに若干のムラがあるもののキャラの可愛さではダントツ
アシュタリアやソフリンの服のデザインもカッコイイ
ファンネルだけど
 メルフィスとギルウィンドはigul氏?
差分の体勢に違和感を覚えるが美麗
 サーランとクレアは梺乃屋氏?
かなり別世界の人になってしまっている(笑
特に横顔がのっぺりしていておかしすぎる
剣や魔物のデザインも彩色が追いついていなく、かなり質素に見えてしまう
といってもこの方、オールマイティーな方らしく、スクリプト・ムービー・音楽・モブキャラと
多種にわたってこの作品に携わっていらっしゃいます
EDは巧かったですよ
 背景はAlan氏(全く知らない)と梺乃屋氏なのだが
これでかなり減点。特に最終決戦場ともなるべきあの背景が手抜きにしか見えない
 グラフィック陣営はどんぺり氏、はたけ氏、まーちゃー氏、sui氏、村政竜之輔氏、アライ氏、柊舞斗氏
4コマがコミカルで非常に良かったです、もっと沢山欲しかったですね
彩色の面では肉体の方は良かったものの、服装に光沢が欲しかったです
 全体で見ると平均的、といったところ
bomi氏だけで描ければもっと安定したでしょう
音楽 3点
 EDのendlesslyは上手い具合にストーリーと融合している
OPのSWORD OF LOVEは燃える歌
しかし挿入歌で使われなくOPだけなのはおしい、戦闘で使って欲しかった
そしてチープなアニメシーンで盛り下がる(苦笑
 BGMは日常から戦闘までツボを抑えた音楽で問題はないのだが
出し惜しみをして欲しかった
戦闘が何度もあるため流用ではちょっと盛り上がりにくい
文章(力) 3点
 戦闘シーンが総じて迫力不足なのを除けば好印象な文章
特に、主人公とヒロインの心情の汲み取り方が丁寧でかつ洗練されている
まさしく心を救うアドベンチャーにぴったし
 バカップルぶりは楽しめないが(総キャラが少ないため)
二人っきりの甘々生活を堪能させてくれる
 作品の設定上、半分以上がHシーンなのだが
段階の進み方が上手く、情緒の傾き加減をかなり丁寧に描いてくれる
真面目にHシーンを読んだのは久しぶりである(苦笑  
システム 3点
 エフェクトが同じものばかりでげんなりする場面多数
もう少し自由度を持ってキャラクターを動かせるスクリプトなら良かった
戦闘シーンが多数ある作品ならなおさら
カットイン等はあるものの、立ち絵がビュンビュン動くFateやオルタに比べると見劣りするのは当然
 選択肢が一つしかないため、セーブするのを忘れてしまう(笑
 スキップが超速
熱中度 4点
 このあま〜い性生活(笑)を延々続けたくなるようなデキでした
戦闘シーンは総じてレベルは高くないが、そこに至るまでに人間の心情にまつわる課題が出されるという
目が離せない展開が続くので飽きが来ない
余韻度 5点
 いや〜癒されました
純粋に楽しめるゲームでしたねー
ある意味深く考えなくて良い、感情にまかせた気持ちの良い作品
 最初のプロローグと設定に愕然としましたが
肉体を通して恋愛を不器用に描く様に感動
情緒の表し方・理由付けもユーザーに伝わりやすい感情論で実に良かった
 ただ、やっぱりBefore編が見たい
総評 B
 9月28日発売ソフトの中では一押しの作品
(B評価以上はぶっちゃけ"買い"の作品なのでそう滅多には出ません)
 なんか全然売れていないようですが、個人的には良作
ちょっとエロすぎ(笑)ですが、ソコはソコ
鬱になるシーンも全くないので、イチャラヴしながら癒されます
 裏パケと設定をみると、少々安上がりな最近のギャルゲーの印象を受けますが
実際は、荒削りながらもコンセプトに忠実な懇ろ純愛作品
メーカーに対しても、4コマや番外編といった要素に好印象

 「ソードプリンセス ノア」だと思っていたら「つるぎおとめ ノア」だった


posted by PP at 22:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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