2007年10月06日

Sugar+Spice!

Sugar+Spice!
Sugar+Spice!
メーカー Chuablesoft 発売日 2007/9/28
シナリオライター 草壁よしお、森崎亮人、師がない弟子 原画 ぎん太
Sugar+Spice!

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
2 3 3 3 2 3 2
総評 D 50

一言で締めるのコーナー
「身萌だえる」


以下詳細レビュー
シナリオ 2点
 シナリオは最低
 まず、主人公が記憶喪失になり、環境と周りの人間が既に固定されていて
自分だけ全く新しい存在となって物語が始まるのは
ユーザーにとっては新鮮かつ導入的な役割も担っていて非常に面白い
 その記憶喪失(正確には最近主流の全生活史健忘症)をネタに
ストーリーの所々に、過去にヒロインズと色々こじれていた、というのが盛り込まれ
記憶が戻ったとき、もしくは過去を聞かされるときのドキドキ感が高まっていく
が、なんと全部スルー、ここでスルー、おおっとスルーパスだぁぁぁ!
 また、売りの「いつでも告白システム」と「エピソード選択型システム」のおかげで
話の整合性がとれないのを見越して、複数人と会話する場合、誰が恋人でも良いような話になっている
声があっては厳しいと思うが、そこら辺頑張ってこその「いつでも告白システム」だろ
 共通シーンは、恋愛原子核になったが如く展開する
非日常感バリバリ、でも異様に楽しい、PCの前でにっこり失笑してまう萌え度
だが上記二つのシステムのでせい、1周すると、結局共通シーンは「中身」のないものだと気付いてしまう
グラフィック 3点
 可愛らしい絵ではあるが及第点
 全体的に平坦すぎて、2Dですよ、と看板を掲げているような感じ
プロローグで登場するハモの顔と目と体のバランスに違和感を覚えるのは私だけではないはず
 さらに背景がこぞって手抜き
 エピソード選択時のアイテムの種類はかなり多く、発想が面白いと思わされる(褒め言葉
音楽 3点
 ボーカル曲がヒロイン毎に用意されている
RitaさんってKeyで唄ってらっしゃるRitaさんですよね?
Keyの作曲陣営の強さがここに証明された
そして(飛ばせないという悪質な)EDだけにしか使われないので全く記憶に残らない
 挿入歌で、いいシーンに入るLiar's playは設定に沿ってはいるが力不足
やるならD.C.IIのレベルが必要
文章(力) 3点
 新たなジャンル、ジョークデレ
普段から恋人ようにイチャイチャふるまって、ここぞという時に「冗談でした^^」で回避する
しかし相手が本気だと分かると……戸惑っちゃたりマジ照れして可愛い
という新ジャンル
 と、いうものが「いつでも告白システム」と「エピソード選択型システム」を取り入れた故の
副産物として生まれました
だって誰がいつ恋人になってるか分からないから、普段から恋人のように振舞わなきゃね
って、ヲイ、ありえねぇよそりゃ
最初は良かったですよ、イチャイチャパラダイスでしたから
でもいざ恋人になってみると、周りの反応も、当の恋人の反応も何から何まで一緒
二人っきりの時(エピソードの選択自体が恋人になってからしかできないもの)は違いますが
共通シーンでの会話に全く変化ない(シーンスキップできるので確認するまでもない)
(個人的な楽しみである)バカッブルを友人らに囃されるシーンが見られないよ(落
 文章的には可もなく不可もなく
ジョークデレが全てを表している、何も知らない時のその場の雰囲気は最高
内情を知ってしまうと全スキップしてしまうレベル
 主人公の部活関連は書く気がないのかほぼスルー
会話だけを楽しむ文章  
システム 2点
 発想はいいんだ、やってることも素晴らしいんだ
だが、コンセプトに追いつく努力を怠っている
 まず「いつでも告白システム」から
実際は4月からいつでも告白ができる、ただし月に一回きり
振られるかO.Kされるか、というドキドキ感は異常、ゲームなのに心臓バクンバクン(笑
が、降られようがO.Kされようが周りの反応はないし、当の本人も何も変わらない
Hシーンが共通シーンの合間に入るだけで、個別ルートに入るまでは何もない
また、一度山を越えれば、リセットという「ゲームである現実」をユーザーに顕著に与えてしまう要因となる
(特定の人物は〜月以降しか告白が成功しないというゲームフラグ設定)
 次に「エピソード選択型システム」
必ず通らなければならないチェックポイントと、節を終了させるゴールポイント以外は
全てユーザーがエピソードを選択できる
が、これが諸悪の根源である
そう、エピソードを選択しまいが選択しようが、事象に変化は起きないのだ
「オトメカイセキ」(主人公まとめヒロインズデータ)は更新されても
話の内容はまっっっっっっったく変わらない
そして開発側も、変わらなくても問題ないエピソードしか作っていない
仮に変わる必要があるエピソードだったとしても
知らないはずの情報を主人公が知っているという整合性ぶちこわしに置換される
「エピソード」を「選択」できるという時点で
関連する事象全てに手直しが必要だと気付かなかったのだろうか?
それともこの手抜き加減が最初からのコンセプトだったのだろうか?
 シーンスキップがなかったらプレイ断念していた
まぁそのシーンスキップのせいで、会話に変化などないというのが殊更強調されるが

 バグ・その他
・「オトメカイセキ」画面でオトメをクリックするとエラー
・キャラ絵、CGが表示されないシーンがある
・好感度の引継ぎがない
・2周目以降、開始時期を選べない
・アイテムリストでのシーン回想で一部途中で終わってしまう
・CG鑑賞、キャラ絵鑑賞ができない(ゲーム中ではできると言っている)
他多数
 そして修正パッチが(ある意味)新品購入ユーザーしかダウンロードできない
という中古市場を無視した方針は呆然とするしかない
 確かに1周をプレイするには問題ないものばかり(会社側がそういっている)
だが、最後までプレイしようと、いやゲームとして見るなら、修正パッチがないものは未完成品レベル
これを(全てにおいての)消費者に提供しないという姿勢は
不親切とかそういう問題ではなく、事業者としてあるまじき態度ではなかろうか  
熱中度 3点
 1周目は騙されたかのように熱中してしまうが
「いつでも告白システム」が使用可能になったあたりから整合性のなさに
いや、整える必要のない会話集に愕然とし
萌えれるはずの会話シーンを、斜め上から見下ろす形になってしまう
余韻度 2点
 シナリオで失敗、コンセプト負けの内容
これでラストがスルーパスではどうしようもない
総評 D
 この作品は、体験版をプレイすると、導入の良さに騙されるという悪質もの
要注意
 購入の際は、新品である事を確認した上で


posted by PP at 09:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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