2007年09月25日

Bullet Butlers

Bullet Butlers
Bullet Butlers
メーカー propeller 発売日 2007/7/27
シナリオライター 東出祐一郎 原画 中央東口
Bullet Butlers

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
3 2 3 5 4 4 4
総評 B 71

一言で締めるのコーナー
「完全なる"良作"」


以下詳細レビュー
シナリオ 3点
 入り口が広く、出口が狭い
 同製作陣のあやかしびとが学園物であった故、今回のファンタジー路線は目を見張るものがあった
ライターの真価が問われることになるだろうと不安がっていたが
何のことはない、良作だった
むしろ懇切丁寧なつくりで、現代とファンタジーを巧妙に絡ませたシナリオはギャルゲーとは思えない
 問題があるとすれば、英雄(ミスティックワン)と聖堂評議会(一言で言うなら魔王軍)の戦争の歴史から始まるという
非常に広大な入り口を作ったのに、作中に登場する英雄は一部であり、聖堂評議会にいたっては支部止まり
物語の中心にあるのはタイトルの通りBullet()(銃)とButlers(執事)(執事)と主であり
こじんまりとした印象を受けざるおえない
 それでも裏の主題である「止まれない」ということを敵味方共に描ききったのは評価でき
混成ファンタジーのツボを完璧に抑えているのでハマること間違いなし
ひたすらに真摯で熱い物語
 どのルートも安定しても面白いのだが、やはりギュスターヴの活躍がある彼女のルートを推したい
グラフィック 2点
 あれ? むしろ酷くなってる?
特に立ち絵の顔のゆがみ具合は異常
雪とヴァレリアとキャロルが特に
CGも美しいといえばそうなんだが、どうにも違和感が拭えない
公式HPでは綺麗なものだがプレイしてみるとかなり違った印象を受ける
 人手不足か、所々で手抜きが見られる
特に多人数戦での敵の描き方はおかしい、おかしすぎる、ゾンビ勢とか
 まぁキャラはシナリオに活かされているのでグラフィックはおまけ程度で
音楽 3点
 正直凡作の領域を出ない
スタート画面の掴みは大切だと思うのでもっと旋律の利いた音楽にして欲しかった
 ボーカル曲であるone bullet that changes worldとEnemy whithinはカッコイイ
Enemy withinは挿入歌でシーンの盛り上げに大貢献
文章(力) 5点
 大喝采
学園物→ファンタジーときて、銃や魔法、政治にいたるまで手をのばし
人物描写も丁寧、的確、心理描写にも余念がなく、熱く、そして読みやすい
漢を描くのにも力を入れていて、ガラやギュスターヴのストイック&ハードボイルドには感嘆
 欠点を見つけるのが難しい文章というのも珍しい
(キャラと文章、キャラだけは多く存在するが)
文章というキャラで魅せて心を鷲掴みにする稀代のライターさん
 
システム 4点
 特にコンフィグを変更する必要もないし、セーブ場面もさほどないので評価対象には入らない
が、この作品のポイントはスキップ機能で
未読部分まで一瞬でジャンプ可能
最高です、既読部分を延々スキップしなくてすみました
これのおかげで3ルートをスムーズにプレイすることが可能です
熱中度 4点
 システムのジャンプ機能のおかげ共通の苦痛はなし
 そしてここで初めて声について語るのだが
赤い彗星のシド・フォルテンマイヤー(Vc:池田秀一)
焔の錬金術師アルフレッド・アロースミス(Vc:大川透)
無限の剣製ギュスターヴ(Vc:諏訪部順一)
月は出ているかガラ・ラ・ウッドレッド(Vc:堀内賢雄)
汝、無垢なる刃(最近だと吼えろ蛇尾丸か)アッシュ・ガープリング(Vc:伊藤健太郎)
他にも有名所多数、というかシャア初参戦という事もあってか所々で噂が絶えない(笑
男性声優が鉄壁で熱すぎるぜ
 ルート的に見ると最初のギュスターヴが良すぎたせいか徐々に盛り下がった気がした
もちろんどれも安定して熱中できるのだが、全体のこじんまりとした印象と画の悪さが拭えず浮いてしまう
余韻度 4点
 いやー良かった、が、良かった止まりなのが口惜しい
特に聖堂評議会が"支部"な時点でもう末端話なのだが
話を広げたのだからDVD2枚組みで壮大な収束をして欲しかった、…無理ですか、そうですか
小さいながらも物語としては完成度が高いのでコレはコレでありかもしれない
 止まれない者達の生き様には感銘を受けることだろう
総評 B
 文句のつけようのない良作だった
こういった作品があるからギャルゲーはやめられない
音楽や画の面を強化すればA評価になったろう
 良作止まりなのは痛いが、昨今の作品にないラノベばりの丁寧な文章と、圧倒的な戦力の声優陣には脱帽である
ニトロとは違った意味で硬派な会社である


posted by PP at 05:12 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
同ライター作品「あやかしびと」
に比べると見劣りする作品。製作期間が
はるはろのせいで削られたのは残念でならない。
Posted by ake at 2007年09月25日 22:56
 保留になっていますが、「あやかしびと」は73.07点でBulletより上になっていますので、その意見には同意です。 こちららにはこちらの良さがある、と私は捉えています。
 どちらかというと「はるはろ」が削られたようにみえますよね、無期延期ですし(笑
 個人的に「はるはろ」に期待大だったのにこちらが先に発売していまい、間に合わせの心配をしていましたが杞憂に終わりました。
Posted by 管理人 at 2007年09月26日 01:31
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