あかね色に染まる坂
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メーカー | feng | 発売日 | 2007/7/27 |
シナリオライター | サイトウケンジ | 原画 | 涼香、和泉つばすなちゅらるとん、澤野明 |

レビュー | ||||||
シナリオ | グラフィックス | 音楽 | 文章(力) | システム | 熱中度 | 余韻度 |
3点 | 3点 | 3点 | 4点 | 2点 | 3点 | 3点 |
総評
C:
62
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一言で締めるのコーナー
「ツンデレに期待するな」
「ツンデレに期待するな」
以下詳細レビュー
シナリオ 3点 |
間接的なシリアスイベントが多く、直接的に何がこうどうなって、ということはない
唯一なごなごとは直接イベントあり
共通ルートは、メインヒロインである優姫を中心に、各ヒロインと仲良くなって(進展して)いく様子を描く
周りにいる仲間たちが魅力的であきさせない作り
個別が……これがまた非常に格差があってレビューにこまるデキ
ここで書いてしまうとプレイ前に妙な先入観を生んでしまうと予想されるので割愛
全体的には、ある一つの事件を通して、関係者達との絆を深めていく…
そしてその中から主人公が選ぶ一人は…
といった感じだが、別にシリアスはなくてもよかったねー、とは思う
ある意味、登場キャラたちに"考える"というキッカケを与えるために付加されたシナリオ、という印象
グラフィック 3点 |
また一枚絵のHシーンの流用が目立ちこれまた手抜きに…
さらにデフォルメキャラの気持ち悪さが(以下略
音楽 3点 |
が、それでも押しが足りない一曲
他の曲にも当たりはない
文章(力) 4点 |
ヒロイン視点が多く、かつ、思考的な言葉を会話の中でそのまま使ってしまうので
(キャラが)感情的になりにくい上に、(ユーザーが)感情移入もしにくい
特に湊(妹キャラ)が顕著で、思考回路をそのまま垂れ流しているような感じ
また、シナリオの部分にも書いたが、シリアスイベントが非常に抽象的
暢気に学生生活を送っている場合じゃないだろう、等と思わなくもない展開なのに
実害はないぜ、みたいな描き方をしているのでキャラとユーザーの安心感が無意味にシンクロ
起こった後で焦りまくる主人公を見て呆然
ユーザーは緊張感だけが募っていくのに、影と戦わせられているようなもの
まぁそれが”見えざる手の”手法だった、なんていう風だったらしっくりくるのに
敵側を直的に描くの面倒だし難しいからやだねー、という気配しまくりなのでモチベーション激ダウン
しかし、しかし、それらを押さえ込めるほど
ギャグが爽快
大爆笑、とはいかないまでも隠喩なパロディがたくさんある上に、時事ネタ多数
主人公もお笑い専用キャラでツッコミが巧い
特になごなご(Vc.みる)とのトークでお腹いっぱい
また、キャラ全員が登場キャラクターというものを”属性”で捉えているという奇異なポテンシャルの持ち主で
2chの住人という妙な連帯感がある(笑
現実感がぶっとんでいるのだがこれはこれで良い味がでていると思った(超個人的に
システム 2点 |
全26話?構成というスパロボ並の構成なのに、分け方が微妙
一日ごとに切っている感じで、展開で切るといった章分けがなされていない
熱中度 3点 |
キャラは確かに魅力的なのだが、シリアスシナリオで盛り下がるため、個別がのめり込みにくい
逆に恋人になってからのほんのちょっとイチャイチャシーンは必見
一週目だけはギャグ満載、変態キャラ多数で非常に楽しい
余韻度 3点 |
好きなキャラクリアして、満足したならそこで終了するのが良いと思われる
幼なじみキャラのつかさは、初っ端からはぶられている雰囲気で、どう見てもヒロインではないのでクリアしていない
総評 C |
特にこれといった感動はないさっぱりした作品だが、抽象サスペンスが蛇足なため痛快な印象が受けにくい
体験版で肌に合わないと感じたらやめておいたほうが無難でしょう
あのノリが継続するので
正直に言えば、十分に楽しめた作品ではあった
笑いに関してだけ、ですが
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