EVE 〜new generation X〜
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メーカー | TYRELL LAB. | 発売日 | 2007/3/23 |
シナリオライター | 打越鋼太郎 | 原画 | 橋本タカシ |

レビュー | ||||||
シナリオ | グラフィックス | 音楽 | 文章(力) | システム | 熱中度 | 余韻度 |
4点 | 2点 | 3点 | 3点 | 1点 | 3点 | 3点 |
総評
C:
60
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一言で締めるのコーナー
「あちゃー」
「あちゃー」
以下詳細レビュー
シナリオ 4点 |
企画・構成・原案全て打越氏 ということで一貫性があり、伏線もキレイで事件の複合も巧い
だが、やはり思い切りがない
EVEという枠組みに縛られているせいで、単品ゆえの主人公らの終着駅となる思想がない
さらに非常に先が予(よ)める仕上がり
いや、まぁ画のせいもあるんだろうけど、凄いバレバレ
ちなみに私はEVE初体験だが、前作までの話が全く分からない
登場人物たちは自己完結型で、過去の話は「前作やってね」程度しか話されない
ポリフォニカみたいな丁寧なゲームをやったあとだと非常に不親切に感じる
ここからはかなり偏った感想だが
どうにもMGSオプスの展開が衝撃だったために、こっちではあまり衝撃じゃなかった
むしろMGS風にしたら凄かったと思う(死
難解なのはいいんだが、綾辻行人氏の殺人鬼のような分かりやすい展開の方が良かった
Hシーンを追加したせいで余計混乱した。かなり重要要素が含まれているため
グラフィック 2点 |
キャラクターデザイン担当です
ちなみに原画は吉野恵子氏。いや、この方も問題はない
問題なのはF&Cグラフィックチームとあれでオーケー出した開発と監督
立ち絵が気持ち悪い。特に鼻
塗りはキレイだ。だがやはり巷の批評どおり、デッサンがおかしすぎる
一枚絵も、特にまりなが人間に見えない顔の広さと鼻のデカさ
体の線も異様に太く異形、全員。
ここまでいくと笑えてくる
新しく書き足されたHシーンの画像はキレイ。
これでやっと最低限クオリティ
数はそれなりに多いが、数の問題じゃない
パッケージデザインは嘘八百
これが一番許せない
パッケージの画像を作品中に期待してはいけない。アレに全ての力を注ぎ込んでいると思っていい
そこで力尽きたカスが作品中に使われている
音楽 3点 |
…いや、それ以外に語ることはありません
文章(力) 3点 |
かなり言いたい事があるが要点だけまとめると
・独りよがり
・言い回しを巧いと思っている点
・とっとと言え、走りながら言え、言わない理由が、言えない理由が今回はないだろ
・日常シーンが退屈
・システムと協力してユーザーに喧嘩を売ってくる
・心理学がこじつけすぎ(かじっている自分にしたら
・ネタと単語がEVER17
まぁ、何と言うか、所々にまとめが入っていてヒントをユーザーに与えているのだが
推理モノなのにサスペンスしてるせいで最悪なデキに
答えをユーザーに導いてもらおうとなんてこれっぽっちも思っていないキャラクターらの心理描写
しかし口ではヒントをしゃべる。意味が不明。推理させようと思ってないのに
しかも逆にそのせいでユーザー側は半分以上予(よ)めてしまう、興ざめ
そして肝心の部分は絶対分からないように書いているのでフラストレーション溜まりまくり
伏線の回収は巧い
細かい部分までは公表してくれないのでこっちで推理しにゃならん
現実的に理論的に解決したのは賞賛
システム 1点 |
3つの行動枠ももはやただのこじつけに過ぎない
一々キーかマウス操作を強要されてシナリオに熱中できるわけがない
時間の無駄使い極まりない
熱中度 3点 |
シナリオも収束に向かうまで文章のせいでイライラが募る
だがまぁ最後の展開は引き込まれるのは確か
はっちゃけ具合が少ないけど
余韻度 3点 |
トリックもある程度分かりきっていたことだし、後味も微妙に悪い
そして正直な話、面白かったとは言い難い
ゲームとして、ね
いや、読み物としても
総評 C |
問題はそこだけじゃないけど
文章については文章項目に詳細を載せているの特に書きませんが
やはり打越氏に対する期待が大きかった分ショックも大きい EVE初体験な自分としては期待を裏切られる結果となった
だが、システムの一切合切を取り除いて選択肢も抹消したら…
いい…かも…しれない
ただ、次回作におおいに期待できる内容であった
いや、マジで
過去作品の登場人物とか元恋人の立場全然なくなってしまうから
次回作(があると仮定したら)登場しないかもしれないが
これで三角、いや四角関係が日常シーンに固定されたら最高だと思う
所謂、「カリオストロの城」展開
あとどうでもいいが、氷室DISCは3分で終了。必要なし