メーカー | キャラメルBOX | 発売日 | 2006/4/28 |
シナリオライター | 嵩夜あや | 原画 | のり太 |

レビュー | ||||||
シナリオ | グラフィックス | 音楽 | 文章(力) | システム | 熱中度 | 余韻度 |
4点 | 3点 | 4点 | 5点 | 1点 | 2点 | 4点 |
総評
B:
72
|
一言で締めるのコーナー
「騎士( 貴子」
「
以下詳細レビュー
シナリオ 4点 |
私には分かりませんが、これが秀作であるというのは確か。
大筋はとてもいい、ワンダフル。
個別に入る手前と入ったあとはパワーダウンするが、
どのシナリオでも貴子がカッコいい
グラフィック 3点 |
昔からこんな感じですよね。
趣味で分かれると思いますが、私はあまり好きではありません
顔を正面でしか捉えきれなかったり、一枚絵の構図がおかしかったりと
粗が目立ちます
貴子ルートの膨れ面立ち絵は引きました(殴
音楽 4点 |
ピアノとオルゴール調で占められているが、それがいい
BGMだけで音楽を褒め称えれる作品は少ない。その内の一つ
ボーカル曲のYou make my day!は最初聞いたときは大したことないと思ったが
タイトルの選択画面で毎回流れるボーカルなしバージョンが途轍もなく印象深い
さらにその後ボーカルバージョンを聞くと、もう頭から離れない(笑
作品中にもmusic boxバージョンが入っており、これもいい
5点をつけなかったのは、挿入歌とED曲が兼用であり
BGMの総数が少なかったからである
文章(力) 5点 |
女学院の内実を知ってるわけじゃぁないですが、雰囲気抜群
人物描写と台詞もまさに女の園
また、このライターさん、台詞だけでなく情景と心理描写をしっかり書いています
最近のエロゲーは絵で補完してくれるからおざなりになっている部分ですが
これは高評価
さらに西洋文学、古典、雑学を取り入れていて、
由緒あるキリスト学院に相応しい、高貴な文学物という感じに仕上がっている
欲しいときに注釈が出ないのが残念。
台詞に力があるのも加点。言葉が鋭い。
キャラが非常に立っているので、伏線も絡めて、情動的な台詞を吐かれると
ユーザー側はやられたー感が強い。
まりやの「……翼をあげたい」
貴子の「騎士になりたかった」
の件は巧すぎる
主人公はやりすぎ(笑
可愛すぎ(笑
「ふふ、しょうがない子ね」
とか壊れすぎ(笑
システム 1点 |
最大の穴は、既読スキップがないこと
共通シーンが非常に長いのでこれはいたただけない
中盤で入る未読部分も勝手にスキップしてしまう
コンフィグも細かな設定は全くできない
ショートカットキーもない
セーブポイントは少なすぎる
これで再販版とはよくいったものだ。
やる気箱のシナリオ追加とかどうでもいいから、システムを充実させてよ
余談:イントール時のあの絵のせいで奏に妙な先入観が(笑
CG再見の時…どう見てもモザイク外れてます(笑
熱中度 2点 |
さらに最初の頃の女子高(違)の目新しさや、主人公の初々しさ
ハチャめちゃトラブルがなくなってくると面白さ半減
2周目はほとんど惰性ですよね
個別ルートは悪くはないのだが
余韻度 4点 |
奏シナリオや紫苑シナリオ後はいい余韻
それも貴子あってのこと
しかしながら作品内容じゃなく、作品自体に拍手を送りたい
総評 B |
熱中できるかと言われればNoだが、一周目の破壊力はあなどれない
百合ゲーが駄目な人もこれなら可か…?
でもエロゲーじゃん(笑
文章を一度読めば察する事ができると思うが
タイトルとジャンルに反して、至極真面目に小説書いていらっしゃいます
活字を放棄している最近のエロゲーの中ではお勧めに値します
これで主人公が女だったら成り立たなかっただろう
このギャップの良さがマリみてでは創れない所
タグ:処女はお姉さまに恋してる