2011年07月03日

Muv-Luv Alternative Chronicles 02



Muv-Luv Alternative Chronicles 02
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当厳選ゲームレビューは、2010/10/29を持ちまして、新サイトへ移転いたしました。

下記は、新サイトのものを、旧サイトへ合わせてCSS等を変更したものになります。
CSSの関係で、リンク途絶や表記荒れが起こっておりますので、
新サイトにてご閲覧いただきますようお願いいたします。

Muv-Luv Alternative Chronicles 02
Muv-Luv Alternative Chronicles 02
メーカー age 発売日 2011/06/24
シナリオライター 維如星、吉宗鋼紀 原画 日向恭介、宮田蒼
Muv-Luv Alternative Chronicles 02

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 総感
2 5 3 4 5 4 2
総評 C 63

一言で締めるのコーナー
「日本万歳\(●)/」


以下詳細レビュー
シナリオ 2点
 【MUV-LUV UNLIMITED THE DAY AFTER episode:01】
 相変わらずの嘘OPから始まる、シアトル戦線を描く。 今作から本当の主人公(らしい)
バビロン災害以降、人類の生きられる土地は限られ、人々は既得権を巡り争う。
日本自治の認められた、シアトル南部の都市タコマ。 今や、そこが「日本」の唯一の国土であった。
人は皆、困窮にあえぎ、他者を妬み、奪い合い、生きることに必死になっていた。
そこに、欧州戦線の生き残り、龍浪響が放り込まれる。

 食糧問題、徴兵年齢引き下げ問題、差別問題、軍政の民衆の反発、アメリカとの軋轢、
カナダ・フランス軍との睨み合い、整備補給問題、治安問題、亡命問題。
という、バビロン災害後の世界シミュレーションが今回も延々と続きます。
8時間説明→BETAだ!→30分戦闘→ED の流れである。 以降もこれは変わらないでしょう。

 シナリオは、正直「存在しません」 だって、シミュレーションしただけですから、世界を。
それで、その世界観の説明がね、お話に地続きになっていれば文句はいいませんよ。
どこにもお話が繋がらないんですよ、物理的に。(繋がったのは爆撃問題やプラント問題ぐらい)
主人公に精神的に繋がっているだけで、現在の世界の……日本の様相を、
考えさせられるパーツにしかなっていないんです。
助けた奴らや、衝突しあった米兵や、徴兵されてる子供とか、が助けに来てくれるわけでも、
重要なポジションのキャラクターであることもなく、問題提起と説明にしかなっていません。
しかも、BETA襲来で、問題提起された全ての事象をほっぽり出してEDへ。  カタルシスなし。
つまり、マブラヴである必要性がこれっぽっちもありません。
そんなん、震災後のお話や、核戦争後のお話をどこぞで作ってればいいですよ。
それでいて、闇市の様子とか、体売ってる娼婦とか、麻薬のお話とか、
後ろ暗いお話は一切なく(実際にはカットされ)、18禁の意味も、災害がテーマの意味もありません。
読んでてつまらないんですよ。 お話に繋がっていかない知識や精神鍛錬は。
私は何も、被災地の実情とか、考え方を知りたくて、マブラヴオルタネイティヴやってるわけじゃない。
ウォードックとかいう洗練されたエンブレムもらいましたが、仕事一つこなしたぐらいじゃん。

 今回の見所は、主人公が、小隊の隊長の中尉であり、部下に命令を下し、
指揮する上官の立ち位置であったことで、指揮する楽しみと、
仲間から「了解」と返される楽しみが増えた……
と思いきや、上官からかいのエレン少尉のおかげで全部ぶち壊しである。
また、日本自治領のお話で、登場人物の大半が日本人。 日本の心を感じれたの大きい。
やっぱり、オルタネイティヴといえば、日本帝国の在り方とか、日本人の生き様でしょう。
特に、苗字のくだりのお話は素直に感動しました。 合衆国内部タコマニッポン\(●)/ポンポン

 【憧憬】
 こっちが本編でした。 それくらい面白いお話。
海外視察研修の名を受けた、名家の欺衛候補生、ルルーシュ・ランペルージが、
大西洋方面ドーバー基地に行って、サムライ魂全開で、前中土下座しながらラブコメする話。
パロは主人公絵だけで、キャラは全く違っており、内心がフォント変更演出によって語られる。
とにかく、生真面目口調で内心ツッコミまくりのルルーシュが面白く、
登場キャラクター全てのネジがぶっ飛んでおり、ハチャメチャなユーロフロントが楽しめます。
また、オルタにあるまじき人類優勢のお話で、
七騎士とかいう、厨二全開の二つ名持ちの衛士たちがおり、
一騎当千の活躍でBETAを駆逐していくため、安心して見惚れることができます。

 さらに、コンシューマー声優陣を起用しており、演技力がDAY AFTERの比ではありません。
オチも素晴らしく、ルルーシュ自体も日本人なので感情移入度抜群。

 唯一の欠点は、公式HPのプレイ時間詐欺。 8時間って書いてありますが、3時間で終わります。
グラフィック 5点
 戦術機は増えました。 キャラの立ち絵は少ないかなぁ、とは思いました。 
が、オルタの頃のキャラデザよりは圧倒的にいいので文句は言いにくい。
憧憬の方が立ち絵多いってどいうことですか。
問題は、響が女顔。 ずっと女だと思ってました。

 DAY AFTER の 日向恭介氏より、 憧憬の 宮田蒼氏の方が絵が好みなんです……。
憧憬優遇されすぎです。

 そろそろフル3Dでブンブン動きそうで怖いです。
いや、Nitroの静止3Dはやめて欲しいですが。
音楽 3点
 新曲は恐らくなし。
文章(力) 4点
 維如星氏。
オルタを書くにも、マブラヴを書くにも、ラブコメを書くにも向かない事が、理解できました。
以降、このお方がDAY AFTERを書かれるなら、最後の戦闘シーンから読むようにします。

 まりも教官一問一答にて、響(主人公)は、長文心情をユーザーへ垂れ流した後、発言します。
「この間、0.2秒である!!」 と説明されてもおかしくないぐらい、長い。
それらは、いわば、軍人の思考であり、黒といわれれば黒、的な事を、「言えないよな」と、
自問自答し、熟考し、結局当たり障りのない回答にもっていくための、いいわけ思考である。
どれだけ武ちゃんがユーザーに近く、ユーザーの心境を投影し、軍規・階級を超えた、
ヒロイックな行動と言動をしてくれていたかよく分かる反面教師であります。
今作は、まりも教官が、響を「そういう風」に育てるための一期間であるかのような描写がありますが、
ライターが変わらない限り、このグダグダ感は続くと思います。 根っからの軍人思考ですから。
全然感情移入できませんから! しかも塩原横断話、全部カットですから!

 そして、魅力のないサブキャラクターとヒロインたち。
響(上官)をからかい、歯向かってくるくらいなら、ウォーケン少佐やまりも教官とやりやってこいや!
維如星氏は、主人公をいじられキャラにしないと気がすまないんでしょうか?
指揮官主人公という珍しい配役だったのに、ヒロイン勢のせいで、信頼<仲間、意識になってしまう。
シャア少佐が、ドレンにタメ口言われたり、からかわれたりする所を想像してみてください。
尉官なんですから、尊敬されたいです。

 キャラ付けというのは、戦闘シーンにも大きく加担し、『ステータス』というのが伝わりやすい概念です。
冥夜だったら近接格闘、武ちゃんだったら跳躍機動、珠だったら狙撃、的な。
(まぁ、戦術機の対BETA戦術は確立されており、万能行動可能なのは当然ですが)
そういった特徴が、キャラにないんです。 『万能よりの近接タイプ』とかいう言葉で片付けられており、
ドラマチックな展開にしたりするのには、地味なんですよ。(むやみに必殺技つけろとは言いません)

 ラブコメがテンプレートでつまらない。 今回は顕著。
屋上の代わりに、シアトル展望できる丘、で毎夜個別会話とか、どんだけテンプレですか。
転んで胸揉み、幼馴染風のキャラとの乳繰り合い、風呂場突入。
とくに、シャワーシーンのラブコメの描写、水(お湯)がそんなに使えるわけねえだろ!
桶一杯が限度でしょ、常識的に考えても、世界情勢的に考えても。
(水だけは豊富にある、っていう描写ありましたっけ?)
こんなとってつけたような、魅力のないヒロインとのラブコメなんて見たくありません。
(最後のお風呂シーンもね。 台無しでした。 タオルで拭くだけでしょ、この状況なら)

 響が、装備を全パージして、最高機動力を確保して移動するシーンがあるのですが、
このとき、相方がフル装備で追随して来て、( ゜д゜)ポカーン

 結論から申しますと、維如星氏は、文才ありますし、軍事関係、描写も的確で、素晴らしいと思います。
が、マブラヴオルタネイティヴを書かれるには、ふさわしくないと感じます。
講談社文庫等で、軍事関係の本を出版されたほうが良いと思います。

 吉宗鋼紀氏。
本家でありながら、ラブコメのクオリティが上がっているのに驚きました。
キャラ造詣もさることながら、絶望がテーマのオルタに一石を投じた、ギャルゲー文章。
演出も素直に面白く、主人公の思考がだだ漏れで共感しやすい。
DAY AFTERと違って、大西洋の状況を頭ごなしに説明されることもなく、
上官から情報を押し付けられることもない。 眼で見て肌で感じたドイツ軍を楽しめます。
人類に必要なのは癒しだよ。
システム 5点
 立ち絵の位置でAGESが設定されていると、いまさら気付きました。
クリック後も音声継続、設定にしていた場合のみ、立ち絵が消えても音声が再生され、
立ち絵が消えている状態での音声は、AGES無効の平面音声になるらしく、
立体的に聞こえていた音声が、いきなりど真ん中に移行するので違和感が。
これはさすがに、音声を立ち絵準拠にしているのが問題でしょう。 改善されればよいのですが。
熱中度 4点
 まぁ、今回もDAY AFTER と 憧憬 あわせて10時間かかったかどうかですので、
それなりにのめり込む事ができました。
特に憧憬の楽しさは予想外で、スピンオフも楽しければいいや、と思えるようになりました。

 なお、憧憬の声優陣は、全て表声優さんで、
伊藤静さん(この方は裏でも活躍されてますが)、名塚さん、中島沙樹さん。
桐生ちゃんや、千葉一伸さんや、小林早苗さんも出てるよ!
やっぱり演技力が段違いですね。

 DAY AFTER では ロリ役に青葉りんごさんを起用していますが、
激声はもちろん、「ハッ」とかの応対の声の声量が足りていなく、
エロ萌えゲーじゃないこのゲームには向かなかったかなぁ、という感想になってしまいます。
(舌ったらず感は出ていましたので、それが狙いかもしれませんが)
総感 2点
 フルプライスに、代わり映えのしない展開。
シナリオの進捗は気になるものの、8時間かけて、二行で概要が説明でそうな勢いでは、
評価は下がりますし、これ以降のクロニクルズ購入は渋ってしまいそうです。
今作で提起された問題を、全て解決するように動き、ストーリーが躍動するという、
次回作への、伏線だったのなら、またレビューは見直したいと思います。
(次回も8時間説明されそうだけど、ハワイとか、帝国とかの話で)

 特に、座学ではないものの、世界の今の形と、人類の抱えている問題を、垂れ流されて、
それが、ぶった切られて、何も解決しないまま終わる今作は、ユーザーのフラストレーションが溜まる。
新BETAが大量に出現して、その特長とか迎撃方法とか、陣形の組み方とかを、
説明してくれたほうが、いくらかマシでした。

 憧憬は非常に面白いので、これだけのために買うのも、あり……か?
とりあえず、リボルテック武御雷予約します\(●)/


posted by PP at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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