2009年06月04日

Trample on “Schatten!!” 〜かげふみのうた〜

BALDR SKY Dive1 ”Lost Memory”
Trample on “Schatten!!” 〜かげふみのうた〜
メーカー TAIL WIND発売日 2009/05/28
シナリオライター 雪乃府宏明 原画 川原誠
Trample on “Schatten!!” 〜かげふみのうた〜

レビュー
シナリオ グラフィックス 音楽 文章(力) システム 熱中度 余韻度
3点 3点 5点 4点 3点 3点 5点
総評 A 75

一言で締めるのコーナー
「……この作品、すなわち『愛』なり!!!」

以下詳細レビュー
シナリオ 3点
 

ぶっちゃけ泣きました

 泣いたシーンはいわずもがな、特撮ショーの所(笑。

 それはさておき、一言でこの作品を表すと、『愛』です(ぇ
説明なんかぐだぐだするより、笑いながら二回タップして燃え尽きてください系でした。

 構成感想。
プロローグ:初期五分の強制オートモードの見せ方は中途半端に鳥肌が立ちます。
この時点で歌に惚れ、脚本抽出文章にざわっ……としました。
第一章:キザイア先輩のスパロボ戦闘デモ集。
第二章:いつでもクライマックス。燃えと沈み(凄絶な死亡シーンとか鬼畜シーン)が激しく、
シュレミール登場シーン以外は若干スキップぎみでした。
第三章:容赦のないシナリオとサブヒロインへの仕打ち。全年齢版を考えてください、
この作品をこんな所で終わらせないで!と思うばかりでした。
個別:一瞬で終わりました。むしろシナリオは全部投げられてました、最終シナリオ以外。

 細かく見ると謎だらけで、最後の敵とか、記憶とか、シュレミールの台詞回しの最高さとか、影の意味とか
愛作(主人公)の自我確立のステップは綺麗に描かれていたものの、詰め込みすぎな上に短くコンパクトで、
小難しい理論や伏線をぶっぱしてもいいぐらい熱いので、いい意味で忘れてしまうシナリオです。

グラフィック 3点
 2点にしても良かったかも知れません。
が、剣乙女ノアの頃と比べると、背景・エフェクト・ムービーと格段に進化しています。
問題は原画が合わなかった&キザイア先輩のデザインが微妙だった所です。

 最大の長所はエフェクトとその表し方。
影装シーンや、ライダーキックが顕著で、あんな魅せ方させられたら痺れるほかありません。

 問題は、第一章の悪人顔キザイア先輩と、キザイア先輩とキザイア先輩と……
って、全部キザイア先輩じゃん!!!
正義の熱血完璧超人でどこか寂しげでちょいドジなそんな漢(オンナ)
大好きな系統なのに、ツインテールじゃなく、シュバルツブレイダーすぎるので
常時攻略対象枠から外れていました。

 
音楽 5点
 鏡の森ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!

 章の最後に必ず入るといっていいのに、
前奏がスゲー長く、ピンポイントでサビが、シナリオとシンクロするため、どれだけ聞いても飽きず盛り上がります。

 各種BGMも高レベルの、いわゆる戦隊系戦闘演出音楽で、どこか郷愁的でチープなのに、躍動感ある熱烈さを感じます。

文章(力) 4点
  筆者大好きです。

 画面効果と相談した上での、コンパクトな戦闘描写に加え、
シュレミールの演説・説教は、全ての特撮ファンに向けられた『愛』でした。
かつ、ヒーローの必殺技は、前口上は、かくこうあるべきといわんばかりに、
四文字熟語と決め台詞多数。考えるの苦労してそうだけど、虚数とか結構適当に使われてます。だが、それがライトの骨頂。

 キザイア先輩の必殺口上に比べ、愛作はいくらか質が下がるため、どれだけキザイア大好きなんだ筆者w、とか思いました。

 とにもかくにも、こんなに熱狂な特撮物を、ギャルゲーで鬼畜込みで書いてしまった筆者に泣かせられたので、多謝。
剣乙女→Maria→かげふみ、とやってきましたが、Mariaとは作風が36000度違うので、
巧妙さを垣間見せられた今後の手腕に期待です。

システム 3点
 最近で言う……11eyesのクロスなんちゃらシステム視点でした。
しかし、愛作視点以外はパッとせず、同じところを二回見ても面白みに欠けました。
というより、この作品の面白さは、愛作の心情描写とキザイア先輩の口上と戦闘シーンなので、
あんなことになっちゃう他キャラクターの視点を見せられても気落ちするだけでした。

 コンフィグは妙にすくなく、文字背景の濃淡が決められませんし、エフェクトカット設定とかもありません。
エフェクト自体は素早く表示されて、快適かつ激しく魅入るのでそれはそれで良かったです。

 ただし、シュレミール登場シーンを、クリア後何度も見直せるのには拍手を送りたいです。

熱中度 3点
 今までの感想で、物凄く楽しくプレイしてきた感を出してきましたが、
実際はCtrlを多用しました。特に、日常シーン。キザイア&芹パロディ劇場は笑いもあるしテンポもいいですが、
主人公の突っ込みにキレがなく、他キャラとの絡みも飛ばして全然問題なかったです。
ただし、ダーツのルールを知らない方は、最初のおやっさの説明をきっちり聞いておきましょう。戦闘シーンで損をします。

 各戦闘シーンののめり込み度は高く、シュレミールの登場シーンは全て台詞を聞いたぐらいです。
割合的には半々といった所ですが、全てにおいて熱中できたとはいいがたいです。

余韻度 5点
 ありがとうを送りたいです

 そんな感じで終わりました。
もう、ね、『アァアーアア、アーアー♪』だけでテンション上がります。仕様です。

総評 A
 2009年の作品は、まぁ、著名なものの大半はプレイしてきましたが、
バルドスカイ、俺翼に続く、第三位の作品の間違いないと思います。
趣味さえあえば、俺翼もレイダーキックで突破するでしょう。

 少なくとも、往年ライダー、平成ライダー、Gガンダムは見ておくか、見た方は楽しめます。
コア向けとはいえ、この業界ですから、肌に合う方は多いはず。
萌え系や、世界系に辟易した際の、再加熱材です。過熱にもなります。
断然お勧めです。



posted by PP at 12:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして
いつも楽しみに見させてもらってます。
というか
ここの評価は
全くもってその通りだなとしばしば思います(笑)

ところで
かげふみのうたに関係ないですが

自分にはコンチェルトノートの高評価が謎です

よければ巷でなぜあんなに評判がいいのか教えてくれませんか?
Posted by BUUSAKU at 2009年06月10日 16:34
 既にコンチェをプレイされていらっしゃるとしたら、……期待には添えません。

 Aの75、内訳はグラフィック1点以外は及第点以上です。

 稀に見る敏感敏腕主人公と、親友(ヒロイン)との友愛を描いたヒロイックラブ作品だと感じました。
 音楽上々、筆力高く(そつはある)、グランドエンドで泣きました。
 主人公補正が高く、洞窟編・If編・グランドの描写は好感度振り切れます。
Posted by 管理人 at 2009年06月11日 21:08
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。